Dendrocollybia af. racemosa

ハラタケ目 キシメジ科 デンドロコリビア属

2010年10月17日 真狩村
 見つけた場所は、羊蹄山麓のトドマツ人工林の散策路。傘径1p程度の小さなきのこで、このような柄を見たことがなく、数本採取した。高橋春樹さんにDendrocollybia racemosaの可能性があるとご教示いただき、再度見つけたいと思い、翌年から毎年通っていた。秋も深まった頃に発生すると思われ、Wikipediaに掲載されているホストはRussula crassotunicata(国内未報告種)。ホストはベニタケ属やチチタケ属らしく、ホストが枯れた頃に菌核を作り発生するようである。私が見つけた場所では何をホストにしているのだろうかと興味深く通った。しかし、2016年、そのトドマツ林は伐採され、林は無くなってしまった。忽然と無くなってしまった林を前に、愕然とする思いだった。RDB種にランク付けしている国もあり、柄に分生子柄を持つ1属1種の珍しいきのこ。おそらく国内初発見だったろうと思うと、本当に残念である。
 今となっては、いつかどこかの林で、また偶然に出会えたら…と祈っている(2018年5月)。
 
 (※ 柄の分生子柄は、外国で発見されているものに比べ、細く短く密生しており、変異種の可能性があり、まだまだ疑問があるため、とりあえずDendrocollybia af. racemosaとしました。)

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