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毛状被と柵状被について  投稿者: konpas 投稿日:2015/02/06(Fri) 15:46 No.2714

こんにちは。今年もよろしくお願いします。
また教えていただきたいことがあり,書き込みさせていただきました。

保育社の原色日本新菌類図鑑のクロニガイグチの解説の最後3行に,オオクロニガイグチは傘の表皮が毛状被,クロニガイグチは柵状被と記述されています。

毛状被と柵状被が分からないので,西村書店の図解きのこ鑑別法で調べてみると,「第U部顕微鏡形態」に図と写真で解説されていました。

これらの特徴は,傘表面を肉眼的形態として観察した場合に,違いが分かるのでしょうか。
例えば大雑把に,柵状被の傘表面は平滑〜なめし革様となり,毛状被の場合はビロード状〜毛状様な感触がある。と考えてみました。
それとも,肉眼的形態においては,毛状被と柵状被の違いは分からないものなのでしょうか。
ご教示よろしくお願い致します。




Re: 毛状被と柵状被について   種山 - 2015/02/07(Sat) 19:59 No.2715

かさ表皮の顕微鏡的菌糸構造が、肉眼的にどのように見えるかという質問と理解しました。イグチ限定でお答えいたします。

1)ヤマドリタケは毛状被ですが、肉眼的には平滑に見えます。
2)アメリカウラベニイロガワリ近縁群は毛状被で、若い子実体では菌糸が立ち上がり柵状に配列していますが、肉眼的にはビロード状に見えます。
3)ムラサキヤマドリタケは、類球形の細胞が連なった菌糸が柵状に配列しますが、肉眼的には平滑に見えます。
4)ニセアシベニイグチは毛状被ですが、肉眼的にはややフェルト状に見えます。

つまり、毛状被なら肉眼的にビロード状等とは、一概に言えないということです。

また、柵状に配列した毛状被であっても、雨に打たれるなどの外的要因により、菌糸が錯綜した状態になり、さらにはゼラチン質を分泌し、テカテカとした平滑な表皮に見えることもあります。

顕微鏡的な特徴は、基本的に顕微鏡で見なければ分からないと考えた方が良いでしょう。

ただ、ビロード状の表皮をルーペで見た時に、明らかに菌糸が立ち上がっているように見える場合は、その表皮は柵状に配列した毛状被であると、目星を付けることが出来ます。画像のような場合ですね。





Re: 毛状被と柵状被について   konpas - 2015/02/08(Sun) 10:46 No.2716

種山様

実例を挙げての詳細なご教示ありがとうございます。
おかげさまで多少なりとも理解することができました。
肉眼的形態では一概に見分けることが困難であることが分かりました。

これからは,できるだけ顕微鏡観察も含めて,勉強していこうと思います。
ありがとうございました。





目録を更新しました  投稿者: 幸徳伸也 投稿日:2015/01/03(Sat) 23:19 No.2704

あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いします。

この場を借りてお知らせをさせてください。

日本産きのこ目録を更新しました。
必要な方は以下よりダウンロードしてください。
http://koubekinoko.chicappa.jp/

今回の更新の情報もO前さんの力が非常に大きかったです。
協力をしてくださる皆様に改めて感謝を申し上げます。


さて、文献をチェックしていていろいろと気づくことがあります。
メモ程度に以下の文献の情報を記しておきます。

●池田良幸. 2014. 追補 北陸のきのこ図鑑 付石川県菌蕈集録

・北陸のきのこ図鑑(2005)で使われている図版が、追補北陸のきのこ図鑑(2014)では名前が変わっている図版
 オオダイアシベニイグチ(2005)→ブナノアシベニイグチ(2014)
 ニセシロシメジ(2005)→クロズミシメジ(2014)
※両種ともに新版北陸のきのこ図鑑(2013)では図版が変わっている

・追補北陸のきのこ図鑑(2014)で仮称としている名前であるがが、すでに名前が存在しているキノコ
 クロシメジ(今井三子)
 ウスチャヌメリガサ(今井三子)
 シシタケモドキ(今井三子)
 ヒメキシメジモドキ(本郷次雄)
 チャムラサキアセタケ(青木実)

・新産種とあるが、すでに和名と学名をつけて報告されているキノコ
 ウメノキアセタケ→ハイチャトマヤタケ
 タマアセタケモドキ→エンスイトマヤタケ


●竹橋誠司・星野保・糟谷大河. 2010. 北海道産ハラタケ類の分類学的研究
【p. 94.】Pluteus cf. exiguus [TNS-F-12365, TNS-F-12372] → Pluteus velutinus Pradeep, Justo & Vrinda
【p. 106.】Pluteus cf. martinicensis [TNS-F-12370] → Pluteus hongoi Singer
【p. 127.】Pluteus cf. spegazzinianus [TNS-F-12371] → Pluteus hibbettii Justo, E.F. Malysheva & Bulyonkova
【p. 127.】Pluteus cf. spegazzinianus [TNS-F-12356] → Pluteus shikae Justo & E.F. Malysheva


その他の文献でもいろいろとあったと思いますが、手間がかかるため記録に残していません。




Re: 目録を更新しました   nivalis - 2015/01/05(Mon) 23:26 No.2705

明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

「日本産きのこ目録2016」upの連絡をいただきありがとうございます。

>さて、文献をチェックしていていろいろと気づくことがあります。
>メモ程度に以下の文献の情報を記しておきます。

メモ程度とはいえ、私どもにとってはすごい情報です。
ありがとうございます!

新版北陸のきのこ図鑑(2013)および追補北陸のきのこ図鑑(2014)は、なぜか入手意欲が湧かなくて
今だに持っていませんが、北陸のきのこ図鑑(2005)へのメモと
「北海道産ハラタケ類の分類学的研究 」の4箇所の部分については、その本に学名をメモしておきました。




Re: 目録を更新しました   イグチ 潔 - 2015/01/07(Wed) 00:42 No.2706

  >なぜか入手意欲が湧かなくて・・・

 私も「新版」・「追補」は購入していません。学名の語源の誤りなどについて、池田さんには一覧を差し上げたのですが、新版でも同じ誤りがそのままですし^^;

  >北海道産ハラタケ類の分類学的研究


 この覚書(?)は、よく意味がわかりません…「→」以下の学名が正しい、という意味なのかとは思いますが、「正しい」とされる根拠はなにかあるのでしょうか?
 Justo氏らが、「Takehashi らが挙げた菌の同定は誤りで、●●●●の点から、Pluteus ××××と同定するのが正しい」という論文を発表されており、幸徳さまの見解として、Justo氏らの行った学名訂正はじゅうぶんに根拠がある、と判断されたという意味なのでしょうか?




Re: 目録を更新しました   幸徳伸也 - 2015/01/07(Wed) 23:05 No.2708

イグチ様

お久しぶりです(^^)


>Justo氏らの行った学名訂正はじゅうぶんに根拠がある、と判断されたという意味なのでしょうか?

根拠とした論文は以下の論文です。

Alfredo Justo st al. 2014. Phytotaxa 180(1):1-85
Molecular phylogeny and phylogeography of Holarctic species of Pluteus section Pluteus (Agaricales: Pluteaceae), with description of twelve new species


北海道産ハラタケ類の分類学的研究で記載されたキノコの標本が上記の論文で使われています。
TNS-F-〜の番号で確認しました。
日本産きのこ目録にも根拠とするため標本番号を入れています。

この説明でよろしかったでしょうか?




Re: 目録を更新しました   イグチ 潔 - 2015/01/10(Sat) 00:26 No.2710

  幸徳 さま:

 ご教示いただいた論文を実見いたしました。

 引用文献リストに竹橋氏らの著作が挙げられていないのが不思議に感じられました。


 目録の中でも、各種に関する報文について著者名・出版年・掲載誌名・巻ナンバー・ページのみでなく、論文標題も加えておいていただけると、当該文献の複写依頼などに際して非常に便利なのですが…しかし、手間が大変かなとは思います^^;

 ありがとうございました。




Re: 目録を更新しました   imoto - 2015/01/12(Mon) 13:22 No.2711

nivalisさん、イグチさん、お久しぶりです。

幸徳さん、初めまして。
日本産きのこ目録、大変ありがたく、また、お世話になっています。

>なぜか入手意欲が湧かなくて

 同好会員の中には「池田図鑑に載っていた」「池田図鑑ではこうなってる」と言う人もいますので、説明するために購入せざるをえませんでした(新版購入と同時に旧版はゴミになりました)。(T_T)
会員には「あくまでも参考書!」であり、同定根拠には成りえないことを説明していますが・・どこまで理解されているやら。
 現在、同好会誌の原稿執筆中で「仮称」なるものについて書いていますが、あまりに酷い状態(出典不明、標本なし等々)に、ちょっとウンザリしてます。地方のどなたかが付けられた仮称が一人歩きしているもの(検証不能)の何と多いことか!。どうもネット社会の弊害のように感じます。
 池田先生の図鑑も仮称が多く、いろいろ言われますが、少なくとも標本が科博に残されていて、十分とは言えませんが観察データの記載も付いていますので、検証の手段は残されています。

愚痴をこぼしてしまいました。ゴメンナサイ。




Re: 目録を更新しました   イグチ潔 - 2015/01/12(Mon) 22:11 No.2712

imoto さま:

ご無沙汰してます。


〉酷い状態


菌類懇○会を設立した頃から「仮称」の害は強調してるのですが、あまり改善されていませんね(-o-;)

菌類○話会のメンバーでも「tentative」を附して妙な呼称を与える方があって、個人的には困っています。
青木実さんレベルの詳細な観察があって、「おそらく学名はこれで間違いない」という段階で仮の名を与えるならまだいいのですが。

関東の某老舗同好会の指導者さんなど、自分がすでに仮称を与えた菌に、また別の仮称をつけたり、自分が仮称をつけたきのこが再度ほかの場所で見出だされたときには同定できなかったり、で、傍観していても呆れ返るばかりです・・・




Re: 目録を更新しました   nivalis - 2015/01/13(Tue) 19:37 No.2713

imotoさん、お久しぶりです。

>説明するために購入せざるをえませんでした

仰られることよく分かります。
入手意欲が湧かないといっても、【「新版」池田図鑑でいうところの】と話になった時、乗れないことを考えると入手したほうが良いのかなと実は少し思いました。欲しいと思った時には手遅れってこともあるかな?ですが、今は持っている人にお任せしよう・・・です。

>どうもネット社会の弊害のように感じます。

確かにネット社会が助長しているとは思います。元は、個々が見知らぬキノコに名前を付けて覚えておきたい、あるいは観察会などで「何年何月何日どこどこで採取されたリストNo△番の○○.spと同じ種」と覚えること自体稀有で、たとえ番号にして言えたとしても相手に通じず、それらしい仮称をつけておいた方が覚えやすく便利ということもあります。今後も個々が仮称を付ける限り仮称キノコは無くならないでしょうね。昔からそれぞれの地方で呼ばれるきのこ名があったように致し方がない気がします。
 ただ、あたかもそれが正式名称のように、相手に誤解をさせてしまい
やがては正式名称も仮称もゴチャゴチャになってしまう(なっている)のは問題かとは思います。

>検証の手段は残されています。

そうですね。個々が単純につけた仮称とは違うと思っています。数年前から菌○会通信でも「日本きのこ図版」「池田図鑑」記載の仮称以外は認めていないのですが、全国の会報誌でも、自ずとそれを約束事にすれば随分違うのでしょうけど・・・。

>愚痴をこぼしてしまいました。ゴメンナサイ。

いえいえ、たぶん歯止めのない問題で大変だと思います。
頑張って書き上げてくださいね(会報誌掲載の折は、ぜひ拝読したいです)。





アメリカウラベニイロガワリ?  投稿者: nivalis 投稿日:2014/08/16(Sat) 15:19 No.2640

キノコ撮りをしていて、最初上から見たとき、ローズピンクの柄が見えたのでニセアシベニイグチの仲間かな?と思ったら、
ありゃりゃです。
管孔が黄色からオレンジ色になっているのと、切断はまだしていませんが青変が強いようなので、
アメリカウラベニイロガワリだろうか・・・ちょっと違うような・・・です。
これもアメリカウラベニイロガワリでしょうか?





Re: アメリカウラベニイロガワリ...   種山 - 2014/08/17(Sun) 16:27 No.2641

写真を見る限りでは、日本菌類誌でいうところのオオウラベニイロガワリだと思
います。関東、中部から東北、北海道まで広い範囲に分布しています。

北陸や関東ではシイ、カシ林に発生、長野ではドイツトウヒやウラジロモミに発
生します。顕微鏡的な特徴はすべて同じでした。




Re: アメリカウラベニイロガワリ...   ニヴァリス - 2014/08/17(Sun) 18:54 No.2642

種山 様

ありがとうございます。
やはり、アメリカウラベニイロガワリではなかったのですね。

>関東、中部から東北、北海道まで広い範囲に分布しています。

そうでしたか、初めて見ました。
ありがとうございました!





Re: アメリカウラベニイロガワリ...   種山 - 2014/08/17(Sun) 21:22 No.2643

訂正します。

新たな写真を見ると、柄の頂部に網目〜偽網目が認められますので、オオウラベニでもアメリカウラベニでもない種の可能性があります。

詳細は標本を受け取ってからということで‥。




Re: アメリカウラベニイロガワリ...   ニヴァリス - 2014/08/18(Mon) 01:13 No.2644

>柄の頂部に網目〜偽網目が認められますので

掲載した写真を見ても、私に網目〜偽網目が分かりませんでした。やはり目線が違うのですね。
切断する前に頂部の写真を撮ったのを見直してみました。確かにそれらしきものがありました。

>詳細は標本を受け取ってから

ありがとうございます。
よろしくお願いいたします。




Re: アメリカウラベニイロガワリ...   種山 - 2015/01/07(Wed) 20:07 No.2707

大変遅くなりましたが、標本の検討が終了しましたので結果をお知らせいたします。

やはり、当初の判断の通り日本菌類誌でいうところのオオウラベニイロガワリで良いです。一つ気になったのは、この標本ではかさ実質菌糸がdextrinoidだったことです。手持ちの標本のほとんどがinamyloidでした。が、いくつかの標本では弱いdextrinoidのこともあったので、変異の範囲ではないかと考えています。




Re: アメリカウラベニイロガワリ...   nivalis - 2015/01/09(Fri) 09:01 No.2709

種山 様

ご報告ありがとうございます。

これまで傘の実質菌糸のアミロイド反応を見たことがなかったように思います。
今後は尋ねるときにわずかな情報ではなく、そんなことも含め調べておいたほうが良いと反省です。
すみませんでした。

今年もお尋ねすることが多々あるかと思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。





年末のご挨拶  投稿者: konpas 投稿日:2014/12/28(Sun) 16:11 No.2699   HomePage

nivalisさん, gorosukeさん, イグチ 潔さん, 種山さん,トクさん, レオピーさん,皆さん
今年も一年間いろいろ教えていただきありがとうございました。

お陰様でいろいろなことを知ることができました。来年もよろしくお願いします。

最後になりましたが,皆様,良いお年をお迎え下さい。




Re: 年末のご挨拶   nivalis - 2014/12/30(Tue) 19:03 No.2700

konpusさん、ご挨拶ありがとうございます。

konpasさんにはたくさん投稿いただき、こちらこそ感謝です。
ありがとうございました。
来年もまたよろしくお願いいたします。

皆様も良い年をおむかえください。




Re: 年末のご挨拶   レオピー - 2015/01/01(Thu) 19:50 No.2701

Konpasさん
皆さん

あけましておめでとうございます。
今年も、いろいろなきのことの出会いがあると思います。
その時は、よろしくお願いいたします。m(__)m




Re: 年末のご挨拶   トク - 2015/01/02(Fri) 12:39 No.2702

皆様 あけましておめでとうございます。

去年はお世話になりました。

今年も皆様のブログを楽しみに拝見、勉強させていただきます。
今年もよろしくお願いいたします。

皆様、良いお年を。




Re: 年末のご挨拶   konpas - 2015/01/02(Fri) 17:20 No.2703   HomePage

皆様,明けましておめでとうございます。

昨年はいろいろ教えていただきありがとうございました。
今年もきのこのことをいろいろ知りたいと思っています。よろしくお願いします。






今年の私のベストきのこ  投稿者: konpas 投稿日:2014/12/12(Fri) 20:52 No.2695

皆様 ご無沙汰しています。

当地では軟らかいきのこの種は,ほとんど限られるようになりました。先日はキクラゲ類,ニガクリタケ,ムキタケが冷凍きのこ状態でした。

今年もいろいろ教えていただきありがとうございました。おかげさまでいろいろ勉強できました。また十分に楽しむこともできました。

勝手ながら,私の「今年のベストきのこ」3点を貼らせていただきます。

まずはヒポミケス菌です。こちらの掲示板で教えていただきましたが,それまで全く知りませんでした。寄生菌はタケリタケしか知らなかったので,大変驚きました。

次にヒポミケス菌と同様に強く印象に残ったのが,ホテイイロガワリでした。
きのこ観察についていろいろ教えていただき,是非,来年もう一度見たいと思っています。

3番目は,以前から出会いたいと思っていたきのこの中で,今年見ることができたルリハツタケとアラゲコベニチャワンタケです。
写真はあまりきれいに撮れていませんが,実物は大変きれいなきのこでした。アラゲコベニチャワンタケはルーペ観察でしたが。

あれれ?4点になってしまいました。
普通に見られるきのこかも知れませんが,きのこ初心者なので,楽しい出会いばかりでした。

年末のご挨拶は後日また。





Re: 今年の私のベストきのこ   nivalis - 2014/12/13(Sat) 11:13 No.2696

Konpasさん 「今年のベストきのこ」ありがとうございます。

私の住むあたりは、現在積雪40cm位ありすっかり真冬状態です。
kompasさんの投稿を拝見して、
ルリハツタケには思い出があったり
(北海道ではルリハツタケは無いか或いは非常に稀かと思われます。
もう10年前になりますが、ルリハツタケを見たことのない私にルリハツタケを
送って見せてくださった方がいました。その方のことを思い出したりしていました。)
ホテイイロガワリはKonpasさんの投稿で私も始めて知り勉強になりました。
種山さんには感謝です。

私もベストとは行きませんが、印象の強いきのこを何点か。
1枚目は函館のUさんから送っていただいたオオシトネタケ
2枚目は何年もなんだろうと思っていて今年やっとわかったアシボソクリタケ
3枚目はこれも今年和名がわかったオオフタツミウラベニタケ
4枚目はこれも今年正体がわかったツバヒラタケ
5枚目はキナメアシタケにはこんなのもあるんだとわかった一種





Re: 今年の私のベストきのこ   レオピー - 2014/12/13(Sat) 22:12 No.2697

konpasさん
nivalisさん

ご無沙汰しておりました。
やっぱり北海道にはルリハツタケないのかな〜。
一度見てみたいと思っているきのこの一つなので、
konpasさんいいな〜。
同じ北海道でもこちらではほぼ雪がありません。
しかし、雪がない分とても寒いです。
さてさて、自分もお仲間に入れてもらって
今年のベストきのこ?を3点ほど。
一枚目はタモギタケ 3日で爪楊枝の大きさから手のひらサイズになる
成長の速さにビックりでした。
二枚目は何でしょうね? ベニタケ類の難しさを思い知らされました。
三枚目はクロシワオキナタケ? 何か判らなかったけど綺麗だったので写真を撮りました。

来年はどんなきのこに会えるか今から楽しみです。





Re: 今年の私のベストきのこ   konpas - 2014/12/15(Mon) 17:34 No.2698

nivalisさん, レオピーさん,こんにちは。

お二人の挙げられたきのこは,ほとんど知らないものばかりです。
唯一,タモギタケが分かりました。でも,遙か昔に北海道大学付属植物園で散歩を兼ねてきのこ探しをしたとき以来見ていません。今一度見たいなぁと思っています。

アシボソクリタケとかツバヒラタケというのもあるんですねぇ。
是非一度で会ってみたいです。
今ネット検索してみたら,ツバヒラタケは栽培されているんですね。ヒラタケはだしも良く出て美味しいので大好きなきのこです。ツバヒラタケもきっと美味しいのでしょうね。





黒変するイグチ  投稿者: 品種 投稿日:2014/10/31(Fri) 00:26 No.2687

SNSでこちらを紹介されてきました。
教えていただけると幸いです。

去年の9月に富士のコメツガ・トウヒ林で採りました。
触った場所がやや黒変しています。
味は忘れてしまいました。

よろしくお願いします。




Re: 黒変するイグチ   nivalis - 2014/11/02(Sun) 20:34 No.2688

はじめまして 品種さん

私はイグチ科は苦手なのですが、何となく旧アワタケ属かなぁと思いました。
クロアザアワタケなんて名前のきのこもあるようですが
ネット検索してみると管孔の荒さが全く違うみたいなので
私にはわかりません。

種山さんやイグチに詳しい方から、見た感じをお聞きできたら良いですね。




Re: 黒変するイグチ   品種 - 2014/11/03(Mon) 00:46 No.2689

nivalisさんありがとうございます。
管孔の様子や上生していることや柄の太さなどからイグチ属、ヤマイグチ属、クロイグチ属あたりを疑っています。
手持ちの図鑑では該当する物が見つかりませんでした。




Re: 黒変するイグチ   種山 - 2014/11/03(Mon) 18:31 No.2690

品種さん 

はじめまして

イグチの柄の表面には、同定に必要な情報が満載されていまして、投稿された写真のように痛んでしまいますと、分かるものも分からなくなってしまう、という事になってしまいます。ですので、より正確な見解をお知らせするために、以下について教えて頂けないでしょうか。

1)変色する前の柄の色はどんな色でしたでしょうか。
2)変色したと気がついたのは、採集直後でしょうか、あるいは数時間後でしょうか。
3)かさの表面の様子がわかる写真はありますでしょうか。
4)きのこを縦に切断した写真はありますでしょうか。




Re: 黒変するイグチ   品種 - 2014/11/04(Tue) 09:23 No.2691

種山さん
よろしくお願いします。
初めの写真は撮ってから1日以上経ったものです。
今回添付した画像は採った直後のものと、先の画像を拡大した物です。
触った部分がある程度時間をかけて色が変わったようです。
柄の赤味も初めは無かったのかもしれません。
傘の表面はビロード状で粘性は無いといった感じでしょうか。
残念ながら断面の写真はありません。





Re: 黒変するイグチ   品種 - 2014/11/04(Tue) 09:37 No.2692

少し角度を変えて。





Re: 黒変するイグチ   種山 - 2014/11/04(Tue) 20:15 No.2693

100%ではないですが、およそ分かりました。

私が現在、新種である事も視野に入れて調査中の種です。かなり珍しいイグチです。アワタケ属まで含めた広義のヤマドリタケ属に属すると思われます。これまでに長野県周辺の亜高山帯4カ所で見つかっていますが、富士山での発生例はこれが初めてとなります。

もしも来年富士山で同じものを見つけましたならばぜひご連絡をいただけないでしょうか。連絡先は私のサイトにあります。

http://w1.avis.ne.jp/~boletus/

よろしくお願いいたします。




Re: 黒変するイグチ   品種 - 2014/11/06(Thu) 01:26 No.2694

まだ和名のついていないイグチの可能性が高いわけですね。
外国種との比較が大変そうです。

今回はありがとうございました。
再び見つけることがありましたらお知らせします。





きのこの撮影方法  投稿者: konpas 投稿日:2014/10/10(Fri) 05:44 No.2671

トクさん 
別スレを立てさせていただきました。

初めに私が普段撮影しているスタイルを書きます。

カメラはコンデジです。最近ミラーレス機を購入しました。
露出優先で絞りは最大限(コンデジは8,ミラーレス機は22)絞っています。
画像クオリティは最大の高画質を選択し,ニュートラルな画質を選択。
ホワイトバランスは最近知ったのですが,白い紙を利用してカメラの機能で設定。
コンデジ撮影では,オートブラケットと2秒セルフタイマーを併用。ミラーレス機は両機能を併用する機能がない。(オートブラケットといいながら,3回シャッターボタンを押す,あるいは連写でオートブラケット撮影するが,この場合はセルフタイマーができない)
ピントはほとんどの場合,マニュアルフォーカスで合わせている。
いわゆるピクチャーモード,シーンモードなどは不使用。

撮影時に傘に日差しが当たっている場合は,白いビニルかさをしよう。また,柄の部分が日陰となる場合は,白い紙をレフ板として使用。

以上,普段の撮影を思い出しながら書いてみました。ひょっとすると書き忘れがあるかもしれませんが大方このようなスタイルです。

トクさんはマニュアルで撮影とのことですが,露出とシャッタースピードをご自身で設定されながら撮影されているのでしょうか。
それと1枚目の写真は山の中での撮影とのことですが,背景が真っ黒なのは,バックに何か設置しているのでしょうか。

ご教示よろしくお願いします。




Re: きのこの撮影方法   トク - 2014/10/11(Sat) 00:32 No.2672

nivalisさんありがとうございます。
konpasさん、私もまだ撮影についてもキノコに関しても解らない事の方が多いですし、
いろいろ至らないところがあるかもしれませんが、こちらこそよろしくお願いします。

きれいなキノコ写真を撮られている他の方に「ここはどうやっているのか?」「どういう機材を使っているのか?」
「一度撮影にご一緒させてもらえませんか?」「ここのところを教えてください。」
などいろいろ聞いてみたいです。私も。
でも、迷惑かけてしまうんじゃないかなどという考えが先に立ってしまいなかなか聞けません。
いまでもそんな感じでまだまだ勉強途中ですが、だからこそ私にできる事があるかもしれません。がんばります。

私の撮影について少し。
カメラはキャノンのフィルム一眼→20D→kiss 2、最近EOS 5D mark3に買い替えました。
野外での生態写真については、kiss 2あたりから良い写真をと意識するようになりました。
標本撮影は最初リバーサルフィルムで始めました。
レンズはマクロ50mm、マクロ100mm、広角17-40mmを使っています。
どれも独学で、未だに試行錯誤を繰り返しています。

コンデジはキノコ撮影に最も適しているカメラかも知れません。
かさばらず、三脚不要で、すごく近づく事も、離れてまわりの背景を写し込む事も、煩わしい設定も
リモートケーブルも必要なく、いくつかの操作を覚えるだけで、なかなかきれいな写真が撮れます。
最新のモデルなどは特にそうです。バリアングルモニターなどはキノコ撮影に威力を発揮しますよね。

一眼レフやミラーレス一眼でプログラムオートやフルオートのカメラ任せでも結構なレベルの写真が撮れると思います。

でもそこのところにちょっと落とし穴みたいのがあって、いざ、あの人の撮っていたあんな写真のように撮ってみたい
となった時、どうやって撮ったらあんな写真が撮れるのかがさっぱりわかりません。
だっていままで、ほとんどシャッターを押すだけで撮っていたんですから。

いま、ちょうどkonpasさんがそんな感じだと思います。(失礼ながら、でも上の文はまんま私の実体験と言うか
体験談みたいなもんです。)

前置きが長くなりました。長文駄文、癖です。すみません。

ホワイトバランス、露出、その他ひとつひとつがいちいち説明が長くなります。そのうえそのひとつひとつが
お互いに関連性を持ったりして相当長くなりますので、konpasさんの質問に答えていくスタイルをとってみたいと思います。

>露出とシャッタースピードをご自身で設定されながら撮影されているのでしょうか。

はい。そうです。
私の場合カメラにあらかじめ野外でのキノコ撮影モードと室内でのキノコ撮影モードが設定されていて、
(キャノンの場合カメラの機種にもよると思いますが、撮影モード、ISO、ホワイトバランス、etc.etcを自由に設定、組み合わせて記憶させるためのカスタムモードというのがある。)
カメラを三脚に固定したら、リモートケーブルをセットしてスイッチオン背面液晶でピントと露出(絞りとシャッタースピード)を決定してパチリ、です。

ポイントは背面液晶を使っての確認。ピント、被写界深度、画像の明るさ(白飛び、黒つぶれ、必要ならヒストグラム)を
チェック(画像を拡大表示にしたり戻したり)して、納得のいくまで撮り直します。
もちろんキノコについたゴミや背景に映り込んだじゃまなモノも同時にチェック。
納得できるまで次のアクションに移りません。(別のアングルを撮るとか、)
どうしてもカメラの背面液晶では細かいところまでは確認できないので、キノコ全体にピントが合っていると思える絞り
プラス前後に一段ずつ、滅多にお目にかかれないマイタケなどは、前後三段ずつくらいを保険で持ち帰り、
パソコンの大きな画面でチェックします。
これの繰り返しです。当然慣れてくると早くできるようになります。そしてこのシーンなら絞りはいくつくらいと
わかるようになってきます。
私自身これを訓練と自分に言い聞かせていますが、必ずなにかしら忘れます。未だ上手にこなせません。

とっかかりの目安として大きなキノコは絞り数値を小さく、小さなキノコは数値を大きく。
これはキノコの大きさによりキノコとレンズの距離が変わってくるためで、キノコに近づく→絞り込む(絞り数値を大きく)
キノコと離れる→絞り解放方向へ(絞り数値を小さく)となりますが、個人の感覚や好みに大きく左右されるところです。
キノコ分類的にはキノコの細部がはっきり見て取れるようにする必要があるので、上記のようでいいと思います。

ちなみに一眼の場合、最小絞りや最大絞りでは画質が少し劣化します。反対にそのレンズの絞りのスイートスポット、
一番画質がきれいな絞りというのかあります。
後述すると思いますが、
測光モードが選択できる一眼レフの場合、絞り値、測光モード、露出モード、撮影シーンなどの組み合わせで
「きっとこのカメラ壊れてる。」と思えるくらいのおかしな写真が撮れる事があります。
ええ、そうです、カメラ屋さんに行きましたとも、「これちょっとおかしいんじゃない?」ってね。

>背景が真っ黒なのは,バックに何か設置しているのでしょうか。

設置しているモノは「ハイミロン」。
これについては以前おしゃべりボードで種山さんがnivalisさんの質問に答える形で書かれていました。
種山さんの「ハイミロン。」という言葉は私にとってキノコ撮影の神様が降臨してきたかのごとく響きました。
大げさな言い方になりますが、何か別の物で背景を黒くしようとしてみてください。多分無理です。
別の言い方をするとハイミロンを使うと何の苦労もせずにいとも簡単にあっさりと良質の黒バック写真が出来上がります。
もちろんいくつかのポイントがありますが・・・。
長い間いろんな物でいろんな方法を試してきましたが、ハイミロンすべてをあっという間に解決してしまいました。
この場を借りて、種山さんありがとうございます。
でも実はハイミロン、買ってみたのついこの間です。

自分で見直してみてもさすがに長いですね、すみません。
今日のところはこれで一区切りつけます。
もっと簡潔に要点を書けるようにできればいいんですけど・・。

また少し日をおいて書いてみます。
今度は「ホワイトバランスと色転び」で考えています。

konpasさん、どうでしょう? 役に立った、これが聞きたい、話が分かりづらい、文章にまとまりがない、などなど
忌憚のない意見をお聞かせください。

とりあえず今日のところはこれで失礼します。




Re: きのこの撮影方法   konpas - 2014/10/11(Sat) 10:18 No.2673

トク さん
詳細なご説明ありがとうございます。

書かれている内容はほぼ理解できました。ただ,私自身が野外で実践できるかどうかは別ですけど(笑)大変そうです。

>とっかかりの目安として大きなキノコは絞り数値を小さく、小さなキノコは数値を大きく。

説明いただくと,なるほどと思いました。一眼レフカメラの場合は特に意識する必要があると改めて認識しました。

ハイミロンについてネット検索してみました。驚きました。こんな商品があるとは全く分かりませんでした。今冬の課題として検討してみます。

ところで,野外撮影時にはライトや日差しよけ(傘など)などを使用しているのでしょうか。

「ホワイトバランスと色転び」についても,詳細について知りたいです。
カメラの「色温度(K)と微調整でされているのでしょうか。液晶画面の色合いと撮影後の色合いが違うので,私は白い紙を利用してカメラの機能で設定しています。




Re: きのこの撮影方法   トク - 2014/10/13(Mon) 01:59 No.2674

お待たせしました。konpasさん。今後これくらいのペースになると思いますのでよろしくお願いします。

とりあえず、具体的な撮影方法などに触れる前に大事なポイントを書いておきたいと思います。

色の表現について。

映像、画像、印刷など、職業でカメラや写真を扱う方が使う言葉があります。
「色飽和」「偽色」「色転び」「色かぶり」など、もしかしたらもっとあるかもしれませんが、
どれも本来の色と違った色が出てしまったものを表している言葉だと考えて差し支えないと思います。

それぞれ意味が少しずつ違っていて、原因や仕組みも違います。
カメラのホワイトバランス(以下WB。)は上記のような問題を解消して、
正しい色に調整するための機能(ほうほう)のひとつな訳ですが、
WBの調整だけで、色に関するすべての問題が解消される訳ではありません。
また、白い紙などを用いたマニュアルでのWB設定も正しく設定するために意識しなくてはならない事があります。

以前konpasさんがブログでおっしゃっていた通り、
同じキノコを写した数枚の写真の中に明らかにそれとわかるほど色の違っていたものがありました。
konpasさんは絞り優先で撮影されているとの事なので、原因と対策は次のような事になると思います。

原因は黒バックで絞り優先で撮影している事、対策としてはマニュアルで撮影する。
あるいは測光モードを正しく設定する。です。
多分WBの設定はそんなに影響していません。

実は以前私も全く同じ現象でなぜだろうと大変悩みましたが、謎解きには結構時間がかかりました。

では先にWBについてかいつまんで説明します。カメラの本や説明書に載っていない事柄で私の知っている範囲で・・・。
WBは色を正しく写すための機能で、カメラのプリセットでオート、日光、日陰、白熱球、ストロボなどがあり、
自分で白い紙などを使用して設定する事ができますが、私のおすすめはオートホワイトバランス(以下AWB。)です。
理由は自分で設定するのは大変だからです。
現在konpasさんは白い紙を使用してと書かれていますが、きっとマニュアル設定がそんなに大変とは思わないでしょう。
でも少し知っていただきたい事があります。

WBはレンズに入ってくる光の種類で変わってきます。そして白い紙などで手軽にとても正確な色表現ができるように
マニュアル設定ができますがそこで終わりではありません。

理由は特に野外では簡単に光(色温度)が変化するためです。
晴れているけれど風によって雲が流れて明るくなったり、陰ったり。
開けた場所から木陰へ移動したり、太陽の位置が変わったり(朝焼け、12時頃の高い位置からの日光、晩秋の2、3時を
回った頃の西日)などの理由で同じ日のわずかな時間の差や同じ時間で、
あるいは同じ場所でもキノコのこちら側からカメラを向ける反対側からカメラを向けるなどのほんのわずかな違いににも
高性能なカメラの部品は正確に反応します。
(ちなみに木陰では緑色がかる色かぶりという現象が発生する事もあります。WBとは別の問題。)

ですから、正確さを要求されるプロの現場では、カメラの位置や向きが変わったり、時間の経過(自然光)、照明の位置や数、
距離を変えた場合などいちいちその都度WBを設定し直しているそうです。(医療、研究、商品撮影などは特にシビア。)
そこまでアマチュアカメラマンや初心者には大変だということで自然光やストロボなどのプリセットがある訳ですが
先に述べたように同じ太陽でも時間や気象条件によって光は変化しますし、ストロボや白熱球も種類は様々です。
プリセットの数値と実際の色温度の数値がうまくマッチしてくれないケースも多く発生する訳です。

なので私はWBはAWBに設定してカメラまかせ、RAWファイルで保存しています。
AWBも万能ではありませんが、日々性能は進歩していますのでカメラが新しいものであればあるほど正確な色の記録が
期待できますし、オートを選んでもマニュアルを選んでも同じカメラの同じ機能が働く訳ですから、効果は同じです。
違いは
オートはカメラが自動でほぼ正確なそのシーンの色温度を設定してくれる。
マニュアルは適切な方法で色温度を設定すれば、きちんと正確な色温度を設定する事ができる。(時間や条件の変化により正確性が期待できなくなる。)
という事になります。
さらに付け加えると、ROWファィルで画像を保存すると後で正確な色に容易に調整する事ができます。(jpegでも条件付きで可能)
マニュアル設定の方法も簡便ではありますが、無彩色の白や18%グレーを利用して光を反射させない、などのコツがあります。

撮影スタイルや撮影目的によってどちらかを選択する事になりますが、AWBの方が肝心のキノコの撮影に時間を充てられるのは
間違いありません。
またどうしても正確な色にこだわりたい場合はグレーカードを写し込むという方法もあります。

どちらの方法をとっても色がとてもおかしいと感じる事ほどの写真が撮れる事はないと思いますし、
もしそのような写真があったとすれば、それがWBが原因でそうなったのかを検討すればすぐそれとわかるはずです。
あらかじめWBの条件を変えながら撮影した写真を比べるとわかりやすいかもしれません。

次にいきます。

測光モード。

konpasさんのブログの、色のおかしな写真を見て一番最初に私の頭に浮かんだ言葉です。

konpasさんはいくつかのカメラを使用していて、特定の機種で色の問題が発生していると書いていたように思います。
もしかしたら本当にそのような事があるのかもしれません。
でも何らかの設定がおかしい可能性も否定できません。使用なさっているカメラが最近のものであれば、コンデジにせよ
一眼にせよ、画質や様々な機能、性能に問題はないと思います。

もう一度写真を見てみてください、生態写真に関して色の問題が発生しているのであれば、やはり
WBの設定が適切でなかった可能性があります。
でも、黒バック写真の方のキノコが色がおかしい事が多くはないでしょうか?
写真に撮影時のカメラの設定データが一緒に保存されていれば、撮影時のWBの確認もできると思います。
WBの設定が撮影時の光の条件からかけ離れた設定になっている場合はWBと測光モードの両方が適切でなかった可能性もあります。

測光モードというのは、画面の中のどの部分に露出をあわせるかを設定する機能の事です。
私はキャノンしか使った事がないので他のメーカーはどうなっているかわからないのですが、
キャノンでは評価測光、部分測光、スポット測光、中央部重点平均測光、の4つから選択できるようになっています。

カメラのオート機能というのはたいていどれもどんなシーンでも平均点を取れるような作りに設計、設定されています。
そしてどの機能のオートでも100%とはいきません。

測光とは、露出を決定するために画面の中の明るさを測るもので、この測光値をもとに絞りとシャッタースピードの値を
決定します。
シヤッターボタン半押しのピピッで動作し、その状態のままカメラを別の場所へ向けると光の変化に追随して測光し続け
最終的にシャッターボタン全押しの時の露出の値に従ってシャッターを切ります。

WBのところで18%グレーと書きましたが、写真やカメラの仕組みを理解するのに覚えていた方がいいかもしれません。
カメラが写真の露出を決定するときにこの18%グレーが基準となります。
ファィンダーの中の光の量が18%グレーになるように絞りとシャッタースピードを決定します。

たいていの撮影シーンではこの機能に意識しなくても問題なく普通に写真が撮れます。
ただ黒バックとなるとちょっと話は違ってきます。露出をマニュアルで撮影している時は問題ありません。
絞りとシャッタースピードを自分で設定する場合は、カメラはその設定値に従うだけで、カメラ内の露出を計算するための
プログラムはOFFの状態ですが、露出モードにおいてオートや、絞り優先、シャッタースピード優先を選択するとカメラは
測光してその値に最適なシャッタースピードと絞りを決定しますが、時々ミスを犯します。

WBもその値を変える事によって色が変わりますが、シャッタースピードと絞りも組み合わせを変える事で色を
変える事ができます。
作為的にそのような組み合わせを選択して色を操作する事によって、雰囲気や趣の違った写真を撮る事ができます。

キノコを黒バックで撮影する場合、絞り優先で撮影するとカメラが黒バックを黒い=暗いと認識してしまい、
その暗い部分の明るさを補って18%グレーまで持ち上げようとします。白バックで撮影するとその逆の動作をします。
これは人が一番カメラを向けるのは人の顔であり、人が暗い場所にいても明るい場所にいても同じように写るように
設計されているといった方がわかりやすいかもしれません。
光があって初めて写真が成立する訳ですが、とりわけデジタルカメラになってからは、ろうそく一本の光さえあれば
すべてがはっきり写るような時代ですから、ファインダーの中の光を18%に補正する能力はかなり強力です。

マニュアルで撮影するのが一番手っ取り早いと思いますが、絞り優先でこれを回避するのが、測光モードの適切な選択です。
スポット測光でキノコの中で露出をあわせたい部分だけを測光して撮影する事で背景の色に左右される事なく撮影する事が
できます。

おそらくkonpasさんの写真の色の問題はここらへんの事が原因ではないかと思えるのですが、他にも検討すべき点があるかもしれません。
ほとんど受売り、聞きかじりの知識ですので間違っていたらすみません。

konpasさんの質問にほとんど答えられていませんが今日はここまでで、また数日後になると思います。




Re: きのこの撮影方法   konpas - 2014/10/13(Mon) 18:09 No.2675

側溝モードでWBが変化するとは思いませんでした。俄には理解できませんが,今後時間を掛けて確かめていこうと思います。
ちなみに,私はいつもスポット測光で撮影しています。最近はWBも撮影直前に白い紙でWBを設定しています。

黄色味が出るのはクロバック撮影に限らず,生態写真でも発生します。悩みは全体が黄色みを帯びるのではなく,子実体の一部分に明らかな黄色味が出ることがあるのです。

実は,投稿ナンバーNo.2607にその写真があります。その中で,nivalisさんから,
「ヌメリツバタケのヒダは白色から類白色ですが、下側からヒダを写真に撮ると淡いピンク色で写ることがあります(綺麗です)。
単純ですが、菌糸の中に角度や光の加減によってピンク色に見える色素あるいは物質があるってことじゃないでしょうかね。」
とのコメントをいただき,過去の状況を思い出してみました。
まだ全く確信はありませんが,テングタケ科とベニタケ科の一部のきのこ撮影時に顕著に出るような気がします。ひょっとするときのこ自体の性質なのかとも思っています。

>無彩色の白や18%グレーを利用して光を反射させない、

なるほど,ハイミロンの白を使うと反射せず良いのかもしれませんね。
白の場合は反射するのかな←自問。

RAW画像撮影すると,PCのHDDがすぐに満杯になってしまいます。
皆さんはRAWで撮影するのでしょうか。

再度の質問で恐縮ですが,
野外撮影時には照明や日差しよけ(傘など)などを使用しているのでしょうか。




Re: きのこの撮影方法   nivalis - 2014/10/15(Wed) 09:37 No.2676

お邪魔します。

>その中で,nivalisさんから,中略
>ひょっとするときのこ自体の性質

憶測の域ですが、No2607のガンタケの傘色がおかしいのはキノコの見る角度による色の変化ではなく
反射に対しカメラ側が何らかの反応をして色再生してしまったように思われてなりません。
同じくNo2607のもう一方
ひだの色がピンク色なのはきのこ自体の性質によるものではなく(ヒダの外側のみピンク色なので)
周囲の色の反射ということはありえないでしょうか?

下の写真は数年前に撮ったオオツルタケのヒダです。
キノコの下の部分のヒダは地面からの反射光のせいだと思いますがピンク色になっています。
これは、きのこの持つ性質ではないと思っています。





Re: きのこの撮影方法   トク - 2014/10/16(Thu) 03:03 No.2677

こんにちは、nivalisさん。
こちらこそお世話にならせていただいて、ありがとうございます。

No2607の写真ですが、nivalisさんのおっしゃる通り周囲の色の反射が原因です。

全部で9枚の写真がありますが、2枚目と8枚目は画像処理ソフトで色味を改善しようとして
何らかの処理を施したものと思うのですがkonpasさんどうでしょう?
その2枚をのぞいた他の写真を見ると(例えば最後の写真など)ガンタケの色を正確にとらえているとも
色味がわずかにおかしいともどちらともとれると思いますのでWBの影響はあったとしても気にならない
レベルといって差し支えないのではないでしょうか?

注目すべきはキノコ以外に写っているものです。背景に写っている落ち葉、クヌギの苗、木漏れ日のあたっている場所でハレーションをおこしている意外はほとんど良好な色であると思います。
ただキノコの支えに使用している黒いものは木材に黒い塗料を塗っているのだと思われますが、
その表面で緑色を反射しているのが確認できると思います。
これが最も大きな原因です。

これに関しては原因がはっきりしていて、「緑かぶり」と呼ばれる現象です。
写真を撮影した場所の周囲(特に上方)にある植物の葉の色の影響です。
私も「葉の表面で反射した光の影響で・・・」というのを写真の本で読んだ事があるだけで、
詳しい事はわからないのですが、
自分の撮ったキノコの写真の中にも緑かぶりが強く発生しているものがあります。

また、新緑の頃の太陽の光を透過してしまうような薄い若葉は、透過した光を緑色に変えてしまう
フィルターのような役目をして、反射した光よりもこちらの方が影響が大きいのではなどと考えていますが、
私の経験からすると、明らかに緑かぶりとわかるほどの写真は数枚しかなく(同じ日に同じ場所で、散生する
ヤマドリタケの違う子実体をいくつか撮影。)、これを防ぐ方法など詳しい事はよくわかりません。

Photoshopなどで緑かぶりだけを除去する方法はありますが、これはまた別の話になるのでまたの機会に。

nivalisさんがアップされたオオツルタケのひだの色はいくつかの原因が一緒になっているかもしれません。
詳しく話していくと、長くなるので(詳しく長く話せるほどの知識も経験もありませんが)、「モアレ」「偽色」
「補色の関係」あとご覧になっているPCのディスプレイの色の調整(カラーキャリブレーション)などが頭をよぎりますが、
あくまでも私はただのおじさん。そっち方面のプロでも専門家でもありませんので、見当違いの事を書いているかも
しれないという事は心にとめておいてください。すみません。

ただ、私もキノコの持つ性質以外の理由でこのようになっているという意見に賛成です。

ちなみに色味に関してネット上で話をする場合、ディスプレイがまったく同じ色を表示するようにそれぞれのパソコンを
調整する必要があります。
私も最近やっていないので偉そうな事はいえないのですが、nivalisさんのようにオオツルタケのひだの色がキノコの
持つ性質かどうか見極める必要のある方は定期的にキャリブレーションしておくと、確認のために新鮮なオオツルタケを
求めなくてすむかもしれません。今回のように離れた場所で一つの写真のキノコの微妙な色の差異に関してなど。
nivalisさんのアップしたオオツルタケの写真、私の環境では、おしゃべりボード上のサムネイル表示では黄色みがかって見え、クリックするとピンクっぽく見え、さらに拡大すると茶色っぽく見えます。(今度ちゃんとキャリブレーションしとこ。)

以前種山さんとのメールのやり取りの中で、ある特定のキノコに関しては照明を選ぶという事を話したことがあります。
他のキノコはその照明でちゃんと写るのにあるきのこは野外で撮影した時の色と全く違う色で写るのです。
このこともnivalisさんのおっしゃるキノコのもつ色の性質のひとつとと考えます。
採集してからの時間経過やその間の保存方法などの影響も無視できませんが(私のキノコの場合、種山さんはそこんところ
大丈夫と)、ご参考までに。

さてkonpasさんお待たせしました。今日もよろしくお願いいたします。
konpasさんの返信の内容に順を追って答えていきます。

>側溝モードでWBが変化するとは思いませんでした。

測光モードでWBが変化する事はありません。
正しくは露出によって色が変わる。です。測光モードはその露出に影響を与えます。

WBは設定したら、そのまま変化しません。唯一AWBは状況に応じて変化しますが、カメラのその他の設定によって
WBの値が変化する事はありません。

測光モードもシーンにあったモードを選択しないと、色を期待しない方へ変化させてしまう事があります。
絞り優先モードで評価測光にセットし、黒バックで白いキノコを写した場合、黒バックの黒もキノコの白も
黒っぽいグレーと白っぽいグレーに写ってしまいます。

>私はいつもスポット測光で撮影しています。

konpasさんのブログで10月10日にアップされたクロニガイグチの写真を見てください。
7枚の標本写真がアップされていますが、それぞれ露出が違っています。
3枚目の管孔と柄をアップで撮影されている写真が、最も良い露出で撮れていると思います。

バックの紙の色、管孔や柄の黒い部分、管孔や柄の明るい部分に注目して7枚全部の写真を見比べてください。

3枚目のアップの写真にはバックの白が写っていませんが、柄の編み目も管孔の黒い部分も明るい部分もすべて良く
写っています。(確認する事ができます。=適正露出といえます。)
1枚目の写真はキノコが黒っぽく、バックもわずかに灰色がかっています。この1枚目の写真は中心がキノコの柄からずれて、
背景が中心にきているように見えます。だいたいの機種のカメラでは、スポット測光はファインダーの中心部分で測光するため、
おそらくカメラはキノコではなく、背景に露出を合わせようとしているのだと思います。
結果、キノコ本来の色よりも少し暗く写ってしまいます。これは言い換えるとキノコ本来の色とは違う色という事になり、
色が変わったともいえます。

スポット測光で撮影する場合、ファインダーのどの部分で測光が行われ、測光される範囲の大きさもある程度念頭に
置いた上で、キノコの極端に明るい部分や暗い部分を避けて測光する必要があります。

最後の写真を見てください。ちょうどキノコの管孔の黒い部分が中心にきています。
カメラはその部分に露出を合わせようとします。黒い部分を明るく写そうとするので結果、背景がの白が7枚の中で
一番白く写っています。

白バック写真や黒バック写真は主題であるキノコと背景の明るさの差が大きいため、
スポット測光や中央部重点測光などの測光モードを選択してキノコの中の中間的な明るさのところを選んで測光しないと、
キノコも背景も期待した色にならない事が多くなります。

このような事も写真の色味に影響を与える大きな理由の一つです。ただし、測光モードがこのような影響を与えるのは
しぼり優先やシャッタースピード優先、プログラムオートなどのモード選択時のみで、マニュアル撮影では測光モードが
絞りやシャッタースピードに影響を及ぼす事はありません。=マニュアル撮影時においては、どの測光モードを選択して
いるかによって色味に影響が出る事はありません。


>最近はWBも撮影直前に白い紙でWBを設定しています。

このあいだの投稿の中で、野外では光の条件が変わりやすいと書きました。
カメラのホワイトバランスのプリセットを確認してみてください。
私のカメラでは「太陽光」「日陰」「曇り、薄暮、夕焼け空」という3つの野外撮影用のプリセットがあります。
それぞれ5200、7000、6000 Kとなっていますが、太陽光と日陰では1800K、日陰と曇りで1000Kの差があります。
この事を覚えておいてください。

konpasさんは野外での撮影に白い傘を使用すると書いていますが、キノコ撮影で白い傘となると使用方法は一つ、
白トビの軽減だと思います。これにレフもあわせて使用なさると思いますが、マニュアルWBをセットする場合、
カメラを三脚にセットしてキノコに構図とピントを合わせ、レフや傘も本番の撮影と同じ状態にして、撮影するキノコの前
あるいは横にセットした白い紙を使用してWBをセットする必要があります。(厳密に正確なWBを追求する場合。)
日陰と曇りで1000Kの差があるのですから、当然キノコにあたっている光を傘で遮る前後やレフで補助的な光をプラスする
前と後では、それなりに適切なWBの数値も変化してきます。

konpasさんのブログの新しい記事のオオウラベニイロガワリの写真は1枚目が遮光してあって、2枚目が陽が当たっているか、
ディフューザーのようなもので直射を遮っているように見えますが、1枚目の写真と2枚目の写真ではそれぞれ光の
条件が違いますので、適切なWBの値も変わってくるという事になります。
このように条件が変わるたびにいちいちマニュアルWBを設定するよりはAWBのほうをお勧めします。
1枚目と2枚目を同じマニュアルWBの値で撮影した場合、どちらか一方が正しいWBの写真となり、もう一方はWBが
あっていない(色のおかしい)写真という事になります。

AWBの場合はシャッターを切るたびにカメラがいちいちWBの調整を行いますので、上記のもう一方のWBのあっていない写真よりはWBの正確性に期待が持てます。

これは私の個人的な意見ですが、野外でのキノコ撮影に限っていえば、マニュアルWBを使用しての撮影もAWBを使用しての撮影もプリセットWBもそれほど結果に差が出るものとは思っていません。
ただ、マニュアルWBやプリセットWBは実際の光の状況とWBのセット値を一致させるのが大変かと思うのです。
そういうのはカメラメーカーさんの企業努力の恩恵にあやかって、貴重な時間をキノコ探しに充てたり、
シビアなピント合わせににこだわったりというのが私のスタンスなんですが・・・。

はい、でもkonpasさん、もっと簡単に正確なWBという手もありますよ。

グレースケールというのをネットで検索してみてください。中にはカラーチャートとグレースケールがセットになっている商品もあります。
使い方はグレースケールをキノコの横において一緒に撮影、そのまま今度はグレースケールをよけて撮影。
一緒に撮影した方をPhotoshopで開いてホワイトポイント、グレーポイント、ブラックポイントをそれぞれ選択、
その情報をPhotoshopに記憶させ、グレースケールをよけて撮影した写真に適用するというもの。覚えるのが大変かもしれませんが慣れれば簡単。

いまひとつはホワイトバランスセッター。こちらも一度ネット検索で。

紙を使用したマニュアルWBのセットの短所を解消して、いくつかのメリットを付加したもの、メーカー各社から類似品も
いくつか、お好みで。

>実は,投稿ナンバーNo.2607にその写真があります。その中で,nivalisさんから,
>>「ヌメリツバタケのヒダは白色から類白色ですが、下側からヒダを写真に撮ると淡いピンク色で写ることがあります(綺麗で>>す)。

No2607の写真の件に関しては冒頭で。

「下側からヒダを写真に撮ると淡いピンク色で写る」の部分に関しては
生えているキノコをそのまま下から見上げるようなアングルで撮影した場合だと推察します。
私自身はこのような撮影をした事がないので(ヌメリツバタケも見た事がない。)はっきりこうだとは言えないのですが、
傘が光を透過しやすいタイプのキノコを下から撮影した場合に光に透けてヒダがとてもきれいに写っている写真は
ネットでもよく見かけます。
nivalisさんがアップしたオオツルタケのヒダの色はそのような写真とは少し様子が違っていますね。

>>無彩色の白や18%グレーを利用して光を反射させない、

>なるほど,ハイミロンの白を使うと反射せず良いのかもしれませんね。
>白の場合は反射するのかな←自問。

これはマニュアルWBのセット方法で書いたつもりなんですが、konpasさんはどちらのつもりで書かれていらっしゃるんで
しょうか、マニュアルWBの設定にハイミロンは良い選択とは思えません。
「無彩色の白や18%グレー」はマニュアルWBの設定に関する事で、ハイミロンは黒バックの背景に関する事です。

>皆さんはRAWで撮影するのでしょうか。

RAW撮影するのはかなり少数派だと思います。(違うかな?)
よほど何か特別な理由や目的がない限り、RAWで撮影したり保存したりするというのはあまり一般的ではないという
のが私の認識なのですが・・・。

最近のカメラのメモリ、PCのメモリやHDD、外付けHDDなどの容量や価格は以前に比べると、手頃になってきています。
当然書きながら「それでも高いよなー。」と思っています。
また動画撮影や画素数の大きなカメラ、その他いろいろで、最近はメガ、ギガ、に変わって「テラ」という言葉が
パソコン売り場では主流になってきました。

そんな世の中の流れとはちょっと離れた話になりますが、デジタルで撮影、記録された写真はパソコンや
パソコンソフトの発達とともに家でどうとでも補正、加工ができるようになりました。メモリカードの記録枚数も
フィルム時代の比ではありません。
でもそんなパソコンも画像補正ソフトもはじめから完成された写真にはかないません。
Photoshopは優秀な画像処理ソフトですが、さいしょから破綻している写真を修整するのは無理です。

ピントと露出がきっちりとあっている写真を、さらにもう一次元上の写真に仕上げるためのソフトであって、
プロでもない私たちが失敗した写真を直すためにPhotoshopを使用するとなると、とんでもない時間がかかり、
最初から撮り直した方がいいやという話です。

ですから、きっちりとピント合わせや露出、WBがあっている写真を撮りさえすれば、RAWファイルでなくとも
jpegでも十分といえると思います。加えて、画像ソフトを使用した修正より現場での工夫や努力の方が確実で早いです。

>再度の質問で恐縮ですが,
>野外撮影時には照明や日差しよけ(傘など)などを使用しているのでしょうか。

私は通常野外では生態写真しか写しておりません。そうしてそのとき撮影、採集したキノコを家に持ち帰って撮影しています。
この前アップしたセイタカイグチの写真は私にとって初の野外での黒バック撮影の試みになりますが、
konpasさんがご自身のブログで自作の黒い折りたたみ式の撮影台を使用して撮影に励んでいるのを拝見して
触発された次第です。
実は種山さんも牛肝菌研究所の中で「野外でスタジオクオリティの撮影を」という記事を書かれいてます。
konpasさんはご覧になった事がありますか? いろいろためになる事が書かれていますよ。

そんな訳で以前から外で黒バックのプランはあったのですが、まだ初めて間もなく、撮影したのはあのセイタカイグチ
1本のみです。試行錯誤が始まったばかりです。

生態撮影のときは、照明は用意してません、なので当然使用していません。
自作のレフ版(片面白片面アルミホイル)ととてもコンパクトな折りたたみ式のミラーをふたつづつバッグに忍ばせていますが、
ほとんどというか、全くといっていいほど使用しません。

また、日差しよけにはわたくし本体を使用しています。片手にリモートケーブルを握りながら。

毎日仕事の合間にチェックしてkonpasさんの返信が投稿されているのは気づいているのですが、
なかなか忙しくパソコンに向かう時間がありません。なるべく早く返事ができるようがんばります。

セイタカイグチ、撮影の状況を撮ってありましたのでアップしておきます。ご参考までに。







Re: きのこの撮影方法   konpas - 2014/10/16(Thu) 09:50 No.2678

nivalisさん,トクさん

撮影時に黄色味やピンク色がでるのは,子実体による可能性は低いことについて,ほぼ理解できました。ありがとうございます。

とくさん,
詳細な解説をいただきながら,返信が簡単で恐縮しています。
書かれている内容が,漠然とですが分かり掛けてきたように感じています。

これから,このスレッドのトクさんの解説を,時間がかかると思いますが,日を空けながら何度も読み直してみます。

また分からないことが生じると思いますので,その時に再度質問させて頂きます。
ここまでありがとうございました。




Re: きのこの撮影方法   種山 - 2014/10/16(Thu) 22:42 No.2679

トクさま みなさま

オートホワイトバランスについて簡単な実験画像をご覧下さい。
2つの写真は、全く同じ条件(オートホワイト、マニュアル露出)ですが、フレームに白い紙が映っているかどうかだけが異なっています。

明らかな色調の差が見て取れますが、なぜこうなるのか考えてみると面白いかも。





Re: きのこの撮影方法   konpas - 2014/10/17(Fri) 09:34 No.2680

種山 様
考えてみました。

左の白が入っている画像は,背景の黒と白の平均が,より18%グレーに近い。したがって,左の画像が実物の色に近い画像である。
これはカメラのオートホワイトバランスが,撮影範囲内の明度を18%に調整しているためである。
故にサンプルの色調が変化する。←なぜか分からないけど。
また,被写体内に黒や白の無彩色がない場合でも,カメラのオートホワイトバランスは有彩色を無彩色に置き換え18%グレーに調整を行う。

と考えてみました。ピントが外れているでしょうか。




Re: きのこの撮影方法   nivalis - 2014/10/17(Fri) 23:21 No.2681

お門違いというかピントが外れているかもしれませんが、私もチョイと考えてみました。

グレースケールにした場合、白色に最も近い部分(ピクセル単位)あるいはグレー18%に最も近い部分にホワイトバランスが取られるため、2枚の画像はホワイトバランスの取られた部位が違うのではないでしょうか。白色あるいはグレー18%に最も近い部分の色に若干の差があるため色調が違っているのではないか・・・とも考えたのですが・・・?




Re: きのこの撮影方法   トク - 2014/10/18(Sat) 17:46 No.2682

種山様、みなさま、こんばんは。

映像が専門なだけあって、まさに適切な見本をいとも簡単に作られるあたりさすがです。
素直に「すごいな」です。(長々と書いた私の文章といったら・・・恐縮です。)

ヒントは単純にホワイトバランスの問題です。
このふたつの写真において、白い紙が写っている、写っていないの他に条件の違いはありません。

マニュアル撮影なので、シャッタースピードも絞りも同じ(露出が同じ)で、ホワイトバランスは露出には影響を与えません。

この写真でわかるのは、オートホワイトバランスが有効に働くための条件(AWBの信頼性)と
ホワイトバランスの役目です。

詳しい説明は私も自信がありませんので、恐れ入りますが種山様よろしくお願いします。

あと、nivalisさんがこのスレの中でアップされたオオツルタケの写真、ヒダの色に関して種山様の見解を
教えていただけるととても勉強になります。

前の記事で、画像をうまくアップできませんでした。再トライしてみます。





Re: きのこの撮影方法   種山 - 2014/10/19(Sun) 23:50 No.2683

およそ皆様が頭の中でイメージしている通りで問題はないと思います。

まず、白いものは白く写るように光の3原色であるR(赤)G(緑)B(青)のバランスを整えるのが「ホワイトバランスをとる」ということです。基準となる白色がフレーム内に存在すればオートホワイトは正常に動作します。(おそらく、わずかな補正でRGBのバランスが均一になる箇所があれば、そこは白色[無彩色]であると見なしている)

白色がフレーム内に存在しない場合は、例えばフレーム内の全ての色の彩度の差が少なくなるように補正する、あるいは、全ての色の彩度の合計または平均が低い値なるように補正する、といったやり方が思いつきます。(どんな絵柄でも極端におかしな色で撮れてしまう事が無いという考え方)

具体例を挙げると、コケの中の赤いきのこをオートホワイトで撮ると、緑と赤の彩度が低くなるように補正される(つまりBを持ち上げる)という事になりますが、実際、少し青みがかった色調になります。

※ 彩度が低い = RGBそれぞれの値の差が少ない
 ちなみに完全な白(= 輝度が100で彩度が0)はR=100%, G=100%, B=100%
 最も彩度が高い赤色はR=100%, G=0%, B=0%

他にも思いもよらぬ方法があるかもしれませんし、おそらく複数の方法を組み合わせているので、細かい所までは一般論で語れないですが、いずれにせよオートホワイトにおいて基準となる白色がフレーム内に存在しない場合は、いわば妥協点を探っているに過ぎないと考えていいと思います。

オオツルタケの写真につきましては、簡単に実験することで確認できます。白いカップなどを、白い布や紙を敷いてその上に置く、その他色々な色の上に置く、これらを同一条件で撮影し色を比較する。

野外での標本撮影法、理想的なセッティングですね。如何に新鮮な状態で標本の姿を残すのかという観点からは、これ以上の方法はないと思います。




Re: きのこの撮影方法   konpas - 2014/10/21(Tue) 21:31 No.2684

撮影でも皆さんいろいろと工夫されていることがよく分かりました。
このスレッドを参考に,私も試行錯誤しながら,自分に合った撮影方法を見つけたいと思います。
取りあえず,シャッタースピードと露出をマニュアル設定で撮影することに挑戦してみます。
いろいろ勉強になりました。ありがとうございます。




Re: きのこの撮影方法   nivalis - 2014/10/22(Wed) 12:32 No.2685

皆様

種山さん、お忙しい中ありがとうございます。

かつてデジカメを始めた頃、先輩陣の会話中にホワイトバランスをとるときは白い紙かグレーカードを使用する旨聞いておりました。グレーカードとは18%グレーのことだと思いますが、これまでなぜグレーカードなんだろうとわからないままでいました。トクさんの文中から、18%グレーが露出の基準ということで何となくですが分かりかけてきたような気がしています。ありがとうございました。

>取りあえず,シャッタースピードと露出をマニュアル設定で撮影することに挑戦してみます。

konpasさん、挑戦してみたところの結果をぜひお聞かせくださいね。
私も記事を読み返しながらおいおい試してみようと思います。




Re: きのこの撮影方法   トク - 2014/10/22(Wed) 13:15 No.2686

konpas様、nivalis様、種山様、

私もいい勉強よい経験になりました。

これからも皆さんのブログ、サイトで、きのこのこと+αいろいろと勉強させていただきます。

ありがとうございました。





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