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キイロオオフウセンタケ?  投稿者: gorosuke 投稿日:2012/08/27(Mon) 22:59 No.2416

これは昨年愛知県内で開催された観察会で初めて見つかったきのこです。図鑑に載っていないので「きのこワ-ルド」様をはじめ幾つかのサイトを参考に調べて、キイロオオフウセンタケだろうと私は思っています。6/30日の「遊々きのこ」“きのこ日記”に良く似たきのこがヤマブキフウセンタケとして紹介されていたので問い合わせてみると、運営者のF様はキイロオオフウセンタケはヤマブキフウセンタケと同種との見解を示されました。そしてその根拠としてこうとく様の「きのこのしるべ」NO.0436で(キイロオオフウセンタケ=ヤマブキフウセンタケ?)とされていることを挙げられました。確かキイロオオフウセンタケの名は長沢栄史先生が提唱されていたように聞いています。もしこれ(キイロオオフウセンタケ=ヤマブキフウセンタケ?)が事実ならばキイロオオフウセンタケは無くなってしまったのでしょうか?「菌懇会通信NO.65」2001年にキイロオオフウセンタケについて載っているようですが私は持ち合わせておりません。詳しいことをご存知の方がいらっしゃれば教えて頂けないでしょうか?




Re: キイロオオフウセンタケ?   gorosuke - 2012/08/27(Mon) 23:01 No.2417

写真が送れなかったので再投稿します。




Re: キイロオオフウセンタケ?   こうとく - 2012/08/28(Tue) 21:33 No.2418

gorosukeさん

こんばんは。

私はまだ
キイロオオフウセンタケ=ヤマブキフウセンタケ(池田)
と断定していません。

というのもキイロオオフウセンタケの採取記録をまだ取っていないのです。
それで、まだ”?”を付けている状態です。


ヤマブキフウセンタケ は2001年に宮内信之助先生がMycoscience 42:483-485で報告したキノコです。

原記載以外では、北陸のきのこ図鑑にヤマブキフウセンタケが載っています。
ただし、北陸のきのこ図鑑のヤマブキフウセンタケはCortinarius reticulisporus Miyauchiではないと思います。
最近発行された「新潟県のきのこ」にヤマブキフウセンタケが出ています。
これと比べるとどこが違うように感じます。

記載文を見ると、肉眼的なポイントとしては肉の色ではないかと考えています。
ヤマブキフウセンタケ(宮内)の肉は白色
ヤマブキフウセンタケ(池田)の肉は黄色


北陸のきのこ図鑑では池田先生もヤマブキフウセンタケ(池田)Cortinarius reticulisporus Miyauchiではないかもしれないの記述していますね。

私の中では現時点での結論は
ヤマブキフウセンタケ(宮内)≠ヤマブキフウセンタケ(池田)≒キイロオオフウセンタケ(長沢)
という感じです。

兵庫きのこ研究会の会員の方から。キイロオオフウセンタケは長沢先生の命名と私は聞いています。




Re: キイロオオフウセンタケ?   小山 - 2012/08/29(Wed) 04:51 No.2419

菌懇会通信 No.65です。





Re: キイロオオフウセンタケ?   フジタケ - 2012/08/29(Wed) 21:44 No.2420

こんばんは
 遊々きのこのフジタケです、6月30日に見つけたフウセンタケについては「北陸のきのこ図鑑」「新潟県のきのこ」とネットの情報を参照してヤマブキフウセンタケとしました。
 「北陸のきのこ図鑑」のヤマブキフウセンタケは私の見つけたものに類似しており記載内容も同じでした。
 ネットでは「きのこワールド」様、「今日もきのこ 観察日記」様、「兵庫きのこ研究会」様のキイロオオフウセンタケの情報がほとんど同じと思えました。
 また、こうとくさ様の「きのこしるべ」にキイロオオフウセンタケ=ヤマブキフウセンタケ?の記載があるのを見て同じような見方をしている人がいると思い山田様への返信メールに記載しましたが根拠として挙げたというほど大げさな気持ちではありません。
 もちろん「?」が付いていことは承知しており、図鑑とネットだけで両者を見比べたここもないので恐縮している旨も記載しました。
 「新潟県のきのこ」のヤマブキフウセンタケは見た感じが少し違いますが乾燥等による変異の範疇と思いあまり気にしませんでした。また、肉の色が白いというのも見落としていました。
 添付の写真の通り私が見つけたフウセンタケの肉は黄色です。
 このことからヤマブキフウセンタケ(池田)と思います。

 こうとく様の現時点でヤマブキフウセンタケ(宮内)≠ヤマブキフウセンタケ(池田)≒キイロオオフウセンタケ(長沢)この見解に同意します。

 あくまでも現時点でということでさらに話を進めたいところですが私にはスキルがありませんので次回このきのこを見つけたときはもう少し掘り下げて研究していただける方を探して送らせていただきたいと思っています。





Re: キイロオオフウセンタケ?   gorosuke - 2012/08/29(Wed) 23:11 No.2421

小山様

「菌懇会通信NO.65」お見せいただいてありがとうございます。大変参考になります。

フジタケ様

標本写真を改めて見せて頂くと私が観察したキイロオオフウセンタケ(長沢)と思われるものとは少し違うかもしれません。失礼致しました。
私が今回フジタケ様に問い合わせをしたのには訳があります。私が属する三河きのこ会には以前から遠州地方より野生きのこに関する問い合わせが来ます。また会員の中にはそちらの自治体からきのこの生態調査の依頼を受けて調査した者もいます。地元きのこ会がこれらの仕事を全て責任持ってやって頂ければ我々は口を出しません。しかしまだそうなっていない以上、私達は浜松市内の菌相分布にも関心を持たざる得ないのです。ご理解下さい。

こうとく様

>ヤマブキフウセンタケ(宮内)≠ヤマブキフウセンタケ(池田)≒キイロオオフウセンタケ(長沢)

菌懇会通信 No.65を小山様から見せて頂いてもわかるようにキイロオオフウセンタケ(長沢)はシスチジアを持たないきのこのようです。NO.2417の写真のきのこもシスチジアがありません。もしこれが事実とすると、これら3種は全て別種と考えることも出来ます。

写真のきのこは2009年愛知県豊田市内で観察されたヤマブキフウセンタケ(宮内)と思われるきのこです。胞子の大きさがやや大きいのでこれも別種かもしれませんが、原記載通り円柱状の縁シスチジアを持ちreddish oranngeに変色しています。






きのこが出てました  投稿者: konpas 投稿日:2012/08/25(Sat) 19:57 No.2412   HomePage

皆さん, こんにちは。 いつもご教示いただきありがとうございます。

毎日毎日暑い日が続いてうんざりしています。家でゴロゴロしていてもを体力を消耗するばかりなので,昨日(24日)会津の遊歩道を歩いてきました。

きのこはこの暑さでは全く期待できないと思いつつも,一応最小限の撮影道具を持って歩き始めました。しばらく歩くといろいろなきのこが出ていて,たくさん楽しませて貰いました。
1時間あまりの標準歩行時間の所を,3時間も掛かってしまいました。
そんな中で,一番のお気に入りは左画像のきのこでした。
「チチヒラタケ」です(笑)


ひっくり返して裏を見たら,傘と柄が癒着(用語あってるかな?)してました。チチタケです。


チチタケはこの他にもいくつも出ていました。
右2枚のチチタケは,ひだがずいぶん濃色でした。





Re: きのこが出てました   nivalis - 2012/08/26(Sun) 00:43 No.2413

konpasさん、こんばんは

「チチヒラタケ」、なるほどです(^^)。

こちらも爆発するように出てきましたよ。





おまけ   nivalis - 2012/08/26(Sun) 00:52 No.2414

初めて実際に見たきのこが下のきのこ

オオツルタケです。

森に入った途端、思わずウッとしてしまうほど
ベニタケ科のきのこがワンサカです。


ちょっと珍しいところでは、クロゲシメジでしょうか




Re: きのこが出てました   レオピー - 2012/08/26(Sun) 20:48 No.2415

konpasさん、ニヴァリスさん

こんばんは\(^o^)/

Nさんから情報をいただき2時間ちょっとの散歩道に行って来ました。

行ってみてびっくり、想像を超えてありえない〜!!

数もそうなのですが、私を撮ってと言わんばかりのモデル揃い

結局、撮った写真500枚だけど、コース半分んで疲れてしまい、あとはゴメンなさいm(__)m。
(ペース配分間違えました。)

写真はおまけのおまけかな(^_-)-☆






ミドリカレハタケとコゲチャクサ...  投稿者: 名部 投稿日:2012/08/17(Fri) 23:33 No.2396

皆様

2372のスレッドが長いので、こちらに失礼いたします。

>また、青木氏は、ミドリカレハタケやコゲチャクサカレハタケは学名の後ろに「Collybia alkalivirens ?」「Collybia impudica ?」と>?をつけています。

2008年頒布の「日本きのこ図版全6巻」並びに2006年頒布の「日本きのこ検索図版」から分かることを、一言説明させてください。

「日本きのこ検索図版」(以降検索図版)の中で、青木氏は日本きのこ図版の記載に関して1995年に至るまで数々の変更・修正を行なっています。
私は、「日本きのこ図版全6巻」を編集する際、出来る限りそれを反映するよう努めました。
すなわち、第一巻の目次において、コゲチャクサカレハタケは、和名に続けて学名を掲載し(著者名がないのは、スペースの問題です。)、ミドリカレハタケには学名を付記していません。
これは、青木氏の検索図版に従った処置です。
青木氏が、検索図版で“コゲチャクサカレハタケ Collybia impudica (Fr.) Sing.”と表示し(?はついていません)、“ミドリカレハタケ”には学名を付記していないからです。

「日本きのこ図版全6巻」各巻に納めた「凡例」をご確認下さい。
以下は抜粋です。

目次について:
9)ハラタケ目17科の種については、検索図版の順に従った。
13)検索図版において、[ ]あるいは( )内に表記されている和名・学名は、[ ]書きにした。その他検索図版に記載の和名情報などは、できるだけ目次に反映した。
14)ハラタケ類の種に関しては、複数の図版が掲載されている場合、原則筆頭の欄にのみ和名に続けて学名を表示した。
17)学名は、ハラタケ類については検索図版の種にあてられているものをそのまま転記した。

青木氏の最終判断は、以下の通りです。
ミドリカレハタケ=Collybia sp.
コゲチャクサカレハタケ=Collybia impudica (Fr.) Sing.

なお、検索図版には誤記がありますので、「日本きのこ図版全6巻」第一巻につけております正誤表で訂正してお使いいただければと思います。




Re: ミドリカレハタケとコゲチャ...   nivalis - 2012/08/21(Tue) 20:35 No.2401

名部 様

検索図版の和名の後ろに学名を付記しなかった=青木氏は学名を確定しなかった、
逆に、検索図版の和名の後ろに学名を付記した=青木氏は学名を確定した、ということですね。ご説明いただきありがとうございます。

------------
こうとく 様

>ススケクリイロカラカサタケのようなキノコは勝本先生の菌類集覧を見ても「原色日本新菌類図鑑」
>としか書かれていません。調べてもそこから先に進めないキノコです。

日本新菌類図鑑では、Collybia impudicaをコゲチャクサカレハタケとしていますがCollybia alkalivirensはミドリホウライタケとしていますね。
ミドリホウライタケの由来が、ミドリカレハタケなのか本郷氏が独自に調査(あるいは青木氏の標本を調査)した種なのかわかりませんけれども、本郷氏がC. impudicaをコゲチャクサカレハタケ、C. alkalivirensをミドリホウライタケとしたことは事実なんだろうなぁと日本新菌類図鑑を見ていました。
 でも、仰るように出典先が日本きのこ図版であるならコゲチャクサカレハタケ(青木)としなければ、日本新菌類図鑑が出典先(日本産菌類集覧で、ススケクリイロカラカサタケの出典先が日本新菌類図鑑のように)になってしまうのですよね。
 日本きのこ図版から掲載されている数々の種名には、やはり(青木)を入れて欲しかったと思いますね。




Re: ミドリカレハタケとコゲチャ...   こうとく - 2012/08/22(Wed) 20:42 No.2406

nivalis さま


原色日本新菌類図鑑はCollybia alkalivirensがミドリホウライタケになっていますね。

私の調べている範囲では、本郷先生がミドリホウライタケCollybia alkalivirensと報告した記録は見つかっていません。

ミドリカレハタケをミドリホウライタケとミスプリントしたのではないかというのが私の見解です。

しかしながら、
意図があって名前を変更したのか?
単なるミスプリントなのか?
どちらが正しいのかはずっとわからないでしょうね。



ついでに

コゲチャクサカレハタケの学名を
Collybia impudica ? → Collybia impudica
および
ミドリカレハタケ
Collybia alkalivirens ? → Collybia sp.

と判断した根拠はどこにあるのでしょうか?
そもそも 「?」としていたのには理由があったわけで、学名を確定させたり、sp.と変更したのにはそう判断した理由があるわけです。

しかし、残念ながら青木氏の日本きのこ図版にはそれが書かれていません。
根拠があったから変更したのか?
単なるミスプリントなのか?
こちらも真実がどうなのかわかることはないでしょうね(^^)




Re: ミドリカレハタケとコゲチャ...   名部 - 2012/08/23(Thu) 21:59 No.2408

皆様

長くなって恐縮ですが、ご理解いただくために検索図版についてもう少しだけ・・・

図版に記載した学名を検索図版で採用しなかった例とは逆に、図版では〜sp.にとどめている種に、検索図版では学名が充てられているケースや、和名・学名ともに検索図版で訂正されている、属が訂正されている、図版にはないのに検索図版では「?」が付されていることもあります。
和名のみを検索図版で改称したものも含め、ほぼ理由は書かれていません。
当初図版で複数の別種として扱ったものを検索図版ではまとめたり、同種としていたものを2種に分けたような場合は、理由を推測する余地もありますが・・・
他にも、検索図版に採用しなかった図版が300弱(補足は300超)ほどあり、検鏡の際のコンタミが疑われるなど、なぜ不掲載なのか理由の分かっているのものは少数です。

ただ青木さんご自身が、「これ(検索図版)こそが、私の最終のものだ。」と仰ったとしか言えません。

博覧強記の青木さんにも間違いはあります。
誰の目にも明白なものについては先にも書きました正誤表にあるとおりです。
しかし、編者が判断すべきでないと考えたものについては、青木さんの言葉を尊重して一番新しい情報である検索図版に従いました。

日本きのこ図版全6巻は、検索図版をお持ちでなくてもある程度活用できるように目次に検索図版の情報が盛り込まれていますが、限界があります。
本来は両方そろえてお使いいただくのが最良です。
以上のことをご承知いただいて、検索図版や日本きのこ図版をご覧になれば、改めて青木さんの非凡を感じられると思います。




Re: ミドリカレハタケとコゲチャ...   nivalis - 2012/08/24(Fri) 20:53 No.2411

こうとく 様

>しかし、残念ながら青木氏の日本きのこ図版にはそれが書かれていません。
>根拠があったから変更したのか?
>単なるミスプリントなのか?

2006年発行の「日本きのこ検索図版」編集には私も加わりました。
青木氏が学名を書き忘れたミスプリントではないのかと言われると、それ以上何も言えませんが、
日本きのこ検索図版を発行するまでにA井さんが青木氏に何度か会われ、編集に関わった人も皆、青木氏と直接話しをしております。そして、検索図版を発行するにあたりA井さんが次のように記されております。
抜粋文
『この「日本きのこ検索図版」は、基本的には「日本きのこ図版」をベースにしているが、わが国のハラタケ目全般に対する図入り検索表として、青木実氏によって著されたものである。したがって、例えば、ホシアンズタケなどのように「日本きのこ図版」に非掲載・未掲載のきのこも取り扱われている。さらに、ほぼ毎年のように、見直しと補足と訂正がなされ、次第に緻密なものとなり、ここに頒布するような形のものとなった。この検索図版は、その最終版(1997)である。
(中略)
これらの検索表をベースに、多数の図版を加え、さらに当時知られていたわが国のハラタケ目をも取り込んで、加筆訂正が繰り返された結果できあがったのが「日本きのこ検索図版」である。
(中略)
原本には「日本きのこ図版」と同様に、全体を通しての目次も索引もない。本書の目次、および、和文索引はすべて編集委員会の手になるものである。和文索引では原則として、検索図版に登場するすべての和名を拾い上げることにした。著者による誤記や、名称変更、思い違いによる名称なども、あえてそのまま掲載してある。また、なかには「日本きのこ図版」での記述内容や和名を、この検索図版で訂正・補足している部分もある。(後略)』

 名部さんの言われるように、青木氏は検索図版で訂正・補足している部分もあり、その結果が「日本きのこ検索図版」です。





呈色反応試薬について  投稿者: konpas 投稿日:2012/08/17(Fri) 10:10 No.2392

イグチ 潔 様,皆 様  こんにちは。

いろいろなきのこと出合い,図鑑などで種名を調べたり,この掲示板の皆さんにご教示いただいたりして,少しずつきのこについて知ることができています。

最近では,呈色反応による種の同定も知りたく,試薬を購入したいと思っています。
しかし,呈色反応については知識がなく,試薬も何が必要で,どの試薬がどのきのこに有効かも,全く分かりません。

それで教えていただきたいのですが,
1.最初は、どんな試薬を用意すればよいでしょうか
2.きのこにはどんな試薬でどんな呈色反応があるのでしょうか
3.少量ずつの試薬を購入するには,「菌類懇話会」に入会する必要がありますか
以上についてご教示お願いしたいと思います。

よろしくお願いします。




Re: 呈色反応試薬について   種山 - 2012/08/17(Fri) 20:08 No.2395

konpasさま

イグチさんの回答は、おそらく詳細で膨大なものになりますので、その労力を少しでも軽減するために予備知識を得られると良いと思います。下記URLには、基本的な知識が書かれています。
http://mash-room.jp/siyaku.html

アマチュア個人向けに、専門的な試薬を斡旋しているのは、国内では菌類懇話会のみと認識しています。(他にもあったのなら、ゴメンナサイです)




Re: 呈色反応試薬について   konpas - 2012/08/18(Sat) 15:03 No.2397

種山 様
サイト情報ありがとうございます。早速拝見してきました。

いろいろな種類の試薬があることと,その属に反応する試薬を使い分けることが理解できました。
ネットで「呈色反応 きのこ 種名」で検索してみましたが,試薬と種名の関係を載せているサイトはほとんどありませんでした。
試薬と種名の関係は新日本菌類図鑑などで,個々に確認するしか無いのですね。

ところで,試薬のほとんどは2種以上の薬品を調合して使用するので,私のような初めての人間にはなかなか扱いにくいような気がしました。
調合には天秤とか称量計等も必要になりそうですね。

菌類懇話会では調合された試薬を斡旋していただけるのでしょうか。




Re: 呈色反応試薬について   nivalis - 2012/08/19(Sun) 15:23 No.2398

>菌類懇話会では調合された試薬を斡旋していただけるのでしょうか。

常時斡旋はしてません。
会員のために注文を取りますが、年1回程度です。入会されても、すぐに入手は出来るとは限りません。フォーレで毎年数セット用意しているので、もしかしたらその頃にも調合されているのかもしれません。

あとは、地方きのこの会あるいはきのこ同好会で、調合が得意な方がいらっしゃる場合があって、その方に頼む方法もありますが、やはり調合量の都合である程度まとまらなければ、すぐには供給できないと考えたほうが無難だと思います。




Re: 呈色反応試薬について   konpas - 2012/08/20(Mon) 09:27 No.2399

nivalis 様
情報ありがとうございます。

そうですか。簡単には入手できないんですね。
どうしたら良いかまた少し考えてみます。





クロゲヤマタケ  投稿者: nivalis 投稿日:2012/08/13(Mon) 21:55 No.2381

きょうは、
以前、東北きのこ図鑑を見て、こんなきのこがあるんだぁ・・・と思っていたきのこに
出会いました。ラッキーでした。


私がしばしば行くフィールドはイグチやテングタケ属が非常に少なくて
この時期には既に出ているはずのススケヤマドリタケやアカヤマドリが全く出ていません。
今年は出が悪いのか遅いのか・・・皆さんのところはいかがでしょうか?




Re: クロゲヤマタケ   レオピー - 2012/08/14(Tue) 20:00 No.2382

こんばんわ。

見たことないですね〜。いいな〜(^v^)
ススケ、アカヤマドリまだ見てません。今日、ヤマドリタケモドキ幼菌は見つけましたが。


今日は緑ケ〇公園と支笏湖に行って来ましたが、緑ヶ〇公園では毎年悩むイグチがやっとでてきました。支笏湖は湖畔のキャンプ場は少しありましたが、山の中は全くダメ。


やってしまいました。

朝、車を走らせていてラッキー!!”タモギ”見っけと車を止めて写真を撮っていたら
”ドスン”と音? 振り返ってみると自分の車が止めたとこにない? なぜ、あんな先に??
やっちゃいました。((+_+)) シフトレバをPに入れるの忘れちゃいました。ブルー(>_<) 
でも、考え直せば電信柱にぶつかっただけで済んだので良かったです。
今考えればゾ〜(^_^;)
皆さんもきのこに気を取られないでくださいね。そんなうっかりさんは私だけですね。(^_^;)

タモギタケ 2012年8月14日 安平町





Re: クロゲヤマタケ   種山 - 2012/08/14(Tue) 20:14 No.2383

長野では、8月上旬ころまでは調子良かったのですが(一部の種を除いて)、全般にイグチやテングタケが少ない感じです。今日も巡回コースでは、ゼロイグチでした。

レオピーさん
ピンクのイグチですが、どんな匂いだったでしょうか。興味津々です。




Re: クロゲヤマタケ   レオピー - 2012/08/15(Wed) 18:09 No.2384

種山さんこんにちは。

臭いは、甘いチーズの匂いが一番近いのかな?

環境は昨年のフォーレ会場の裏の公園で、確か種山さんが行ったところです。

1枚目 写真のきのこを割ってみました。

2,3枚目が今年の8月5日に撮ったものでおそらく写真の成菌だと思われます。
(このきのこですが、毎年見ているのですが近所のおばさんがとって食べているそうで
一週間後とか行くと無くなっていてあまり育ったところを見たことがないのです。)

4枚目が昨年の7月4日 同じ場所

5枚目が昨年の8月13日 同じ場所(これも上の成菌と思われます。)





Re: クロゲヤマタケ   種山 - 2012/08/15(Wed) 19:32 No.2385

レオピーさん

ありがとうございます。
甘いチーズの匂いとのことですが、タマネギを使ったコンソメスープとかそんな感じじゃないでしょうか。縁シスチジアを見てみないと確実なことは言えませんが、調査ほぼ終了の種で、あとは国内のどこまで分布しているのかという興味が残っています。今のところ長野、新潟、石川となっています。

北海道にも分布するのであれば、東北にも幅広く分布しているのではと予想されます。

>近所のおばさんがとって食べているそうで

私たちの最大のライバルは「きのこ狩り」の方々ですね。




Re: クロゲヤマタケ   gorosuke - 2012/08/15(Wed) 23:02 No.2387

種山様

>ピンクのイグチ
 愛知県にも良く似たきのこが生えます。私達はニセアカジコウと呼んで、やはり食用にしています。縁シスチジアがどんな特徴か知りませんが教えて頂ければ確認してみます。





Re: クロゲヤマタケ   レオピー - 2012/08/16(Thu) 20:18 No.2388

種山さん
gorosukeさん こんばんわ。

今日、妻に玉ねぎのコンソメスープを作ってもらい匂い確認しました。

確かに似てるような・・・です。(^_^;) 

皆さん食べているのなら一度試食してみようかな?
(人には名前もわからんキノコは絶対に食べちゃダメと言っている手前ここだけの話で。)




Re: クロゲヤマタケ   種山 - 2012/08/16(Thu) 21:21 No.2389

gorosukeさま

2387の写真はニセアシベニイグチの変異にも見えますが、ニセアシベニイグチとは明らかにココが違うという点があればぜひ教えていただけますでしょうか。

縁シスチジアは、ニセアシベニイグチでは先端が肥大したこん棒形で、私が調べた種では紡錘形に複数の隔壁を有するという特徴があります。

レオピーさん、実は私も試食してます。「美味しい!」なんていうと皆が採りたがりますので、「うーん、もう食べなくてもいいかな」と言うようにしましょう・・・・




Re: クロゲヤマタケ   gorosuke - 2012/08/16(Thu) 23:32 No.2390

レオピ-様
 
>一度試食してみようかな
何時も楽しい話題をありがとうございます。私は時々地元の「野生きのこの食毒講習会」で教えることがありますが、その責任上自分も食べています。そして写真の絵合わせで同定して試食し何度も中毒しています。興味本位に食べる必要はないですよ。野鳥の観察会で「このカワセミはおいしいですか?」と聞く人はいません。きのこの世界もぼちぼちこんなふうになって欲しいと思っています。

種山様

>ニセアシベニイグチの変異にも
今私のパソコンで写真をさがしてみたのですが適当なものが見当たりません。私達が地元でニセアシベニイグチとしているのは山渓のフィ-ルドブック「きのこ」Iに載っている比較的柄が上下同径のタイプのもので、このバラ色を帯びて根元がふくらむものは別種と解釈しておりました。愛知県にはアカジコウは分布が確認されていません。長野県でアカジコウを採っていた仲間の一部が柄に網目のないアカジコウみたいなきのこが地元にもあると言い出して食べたのがきっかけで「ニセアカジコウ」と呼ばれるようになったと記憶しています。ときどきこのきのこをニセアシベニイグチとしてネット上に写真をアップしておられる方がいるので気になっていました。ちょっとレオピ-様の写真のきのこと違うので投稿するのを逡巡しましたが思い切って投稿して良かったです。

>先端が肥大したこん棒形で
以前撮った写真を見てみましたがその通りです。すっきりしました。ありがとうございました。




Re: クロゲヤマタケ   種山 - 2012/08/17(Fri) 19:59 No.2394

gorosukeさま

山渓のフィ-ルドブックの写真は典型的ではないですね。混乱の元といってもいいくらいです。本当にニセアシベニイグチなのか?とも思います。

縁シスチジアの所見のみでは断定しがたいので、他の所見と併せて、Hongo et Nagasawa (1975) 菌蕈研究所研究報告 12: 31-33. を参照してみてはいかがでしょうか。




Re: クロゲヤマタケ   コナン - 2012/08/21(Tue) 00:55 No.2400

ご無沙汰しております。
タイトルが「クロゲヤマタケ」なのに残念ながら別なお話で盛り上がっておりますね。
こちらは、雨不足できのこの出が悪く、アカヤマタケ属は皆無状態でした。
北海道で出てきたということは、こちらもこれから可能性がありますね。
ご紹介のお写真は、傘の地色が黄色のタイプですが、白色タイプのものもありますので、ぜひまた見つけてください。




Re: クロゲヤマタケ   nivalis - 2012/08/21(Tue) 20:40 No.2402

コナン 様
>別なお話で盛り上がっておりますね。

まぁ、枝葉が活発に繁れることは善きことと思っています(^^)。

>白色タイプのものもありますので、ぜひまた見つけてください

今回は全くの偶然で、車から降りると数メートル先にポコンとひとつだけ、何だろうと近づいてみたらクロゲヤマタケでした。初めて見るきのこで嬉しかったです。
また偶然が重なって白タイプも見つけられたら万々歳で、その時はまたご報告いたします。
白色タイプもあることをお教えくださりありがとうございます。

25日からのきのこ観察合宿中は、たくさんのきのこが出ていると良いですね。




Re: クロゲヤマタケ   種山 - 2012/08/21(Tue) 22:35 No.2403

脱線の主犯です‥
よく分からないながらも主題にもからんでみます。

黄色タイプ、白色タイプは同一の種とのことですが、どのような要因による変異とお考えなのか大変興味があります。イグチ限定ですが、私が見た限りではかさの色素は水溶性で、水による脱色という要因がありました。当然、ほかの要因もあるとは思いますが。




Re: クロゲヤマタケ   コナン - 2012/08/22(Wed) 00:18 No.2404

>25日からのきのこ観察合宿中は、たくさんのきのこが出ていると良いですね。

ありがとうございます。ようやくきのこが出始めてきたのですが、ここに来て残暑による猛暑がきのこの発生にどのような影響を与えるのか少し不安です。

ところで、便宜上黄色タイプと白色タイプと表記しましたが、種山さんにそこまで突っ込まれるとは思いませんでしたので、少し舌足らずでしたか・・・(^^;)。
もちろん、白色タイプは水による脱色ではありません。両者は顕微鏡的特徴においてよく一致しており、白色タイプでは胞子にしばしば大型のものが出現します。
まだ詳細な検討は終了していないものの黄色タイプが基準種で白タイプはその白色変種に位置づけようかとも考えております。

ご参考までに白色タイプの画像をアップします。





Re: クロゲヤマタケ   種山 - 2012/08/22(Wed) 20:11 No.2405

コナンさんありがとうございました。

早合点して「同種と位置づけた」と解釈してしまいました。両者の微妙な相違が安定して見られるということは、遺伝子レベルでの変異があるということですね。

私にとって、別種とするのか変種とするのかは、永遠の悩み事になりそうです。




Re: クロゲヤマタケ   コナン - 2012/08/23(Thu) 00:35 No.2407

同感ですね。




Re: クロゲヤマタケ   gorosuke - 2012/08/23(Thu) 22:50 No.2409

種山様

>「イグチの変異」
読ませて頂きました。恐るべし“イグチの変異”ですね。私なんか分からなくて当然です。(と言い訳しておきます。)

コナン様

>雨不足できのこの出が悪く
こちらも同様です。標本をお送り出来なくて申し訳ございません。しばし、お待ち下さい。




Re: クロゲヤマタケ   コナン - 2012/08/24(Fri) 14:35 No.2410

gorosuke 様

これからのシーズンに期待して、楽しみにしております。





ススケクリイロカラカサタケ?  投稿者: nivalis 投稿日:2012/08/05(Sun) 01:24 No.2372

 きのこ仲間が採集(2009年)した種です。ススケクリイロカラカサタケではないかと思われるのですが、採集者本人から掲載の了解を頂いたのでご意見をいただければと思い投稿いたします。


 ススケクリイロカラカサタケ(Lepiota grangei (Eyre) J.E. Lange)は、原色日本新菌類図鑑のキツネノカラカサタケ属検索表にその種名が出ていますが、国内の図鑑類には掲載されていない種です。スイスの菌類図鑑に傘色はdark green to olive-greenとあり、その色を若干を帯びているように思います。ネット検索をすると、傘や柄に緑青色が顕著に出ているようなので 、Lepiota grangeiとするには少し迷っているところです。


<当時の記録(採集者本人の記録)>
雑木林内の地上に単生。傘の径は5cm、中高のまんじゅう形で暗褐色の表皮が微細にひび割れる。
傘の一部と柄の傷部がオレンジ色になっている。ひだは淡褐色、密、柄に離生し、ひだの幅は4〜5o。
柄は下方にやや太まり、頂部6o、下部9o、基部は膨れる、中空。表面は黒褐色のだんだら状鱗片に被われ、
上部のつばは絹の綿毛状、早落性。傘の表皮は錯綜する菌糸からなり、やや起立する。

胞子は楔形、砲弾形、9〜12×3〜3.5μm、偽アミロイド。担子器は4胞子型、22〜28×7〜8μm。
縁シスチジアは球嚢形〜短棍棒形、側シスチジアはない。

下は胞子と傘表皮菌糸です。





Re: ススケクリイロカラカサタケ...   レオピー - 2012/08/07(Tue) 22:22 No.2373

こんばんわ。

初めて見ました。

自分は絶対にスルーするきのこでなんも力にはなれません(汗)m(__)m

でも、こんなきのこがあるんだってとても勉強になります。

誰か知っている人が出てくるといいですね。




Re: ススケクリイロカラカサタケ...   nivalis - 2012/08/08(Wed) 00:08 No.2374

>自分は絶対にスルーするきのこ

こんな見たことないようなきのこ、スルーしちゃうんですか?
調べるきのこがいっぱいあるとか、自分が調べたい属と違うので手を出せなくてスルーしちゃうのならわかりますが、「どうせ分からない」とスルーしちゃうなら勉強になりませんですよ〜。
きのこは
ひとつの種を調べるのにあっちの図鑑やこっちの図鑑を頼りに似たような種がないか
似ている種とはどこが違うのか、あれこれ調べることによって、こんな種もあるんだとベンキョーになるんですよ〜。
 図鑑をながめて、「こんなきのこもあるんだ」と覚えること、それも勉強になるかと思いますが、ひとつのきのこを徹底的に調べる事の方が実は、きのこを覚えていく早道だと思いま〜す。
(と、自分に言い聞かせている- -;)

実は、Y菌の会のSさんに、ススケクリイロカラカサタケが
青木図版(No.1047)に掲載されていることなどを教えてもらいました。
それと
掲載した写真(ヒダの写っている写真)、よーくよーく見ると
柄の上部のワタっぽいところに青味があるのですね。掲載して気づきました。
やはりススケと思ったのですが、図鑑や青木図版では小型のきのこなので、そこが残る疑問かなぁです。




Re: ススケクリイロカラカサタケ...   こうとく - 2012/08/08(Wed) 00:39 No.2375

こんばんは。
写真のキノコは見たことがないキノコで興味深いです。


それに関連することですが、「Lepiota grangei」と同じどうかを検討する前に、青木氏が記載した「ススケクリイロカラカサタケ」と同じかどうかを検討するほうが重要だと私は考えています。


ご存じと思いますが、ススケクリイロカラカサタケは青木実氏が1979年に日本きのこ図版 No.1047に
 ススケクリイロカラカサタケ(新称)Lepiota grangei (Eyre) J.E. Lange
として掲載したのがはじめての報告です。

ということは、青木氏が記載したキノコ(1979.日本きのこ図版 No.1047)は「ススケクリイロカラサタケ」であることは間違いありません。
しかし、青木氏が記載したキノコ(1979.日本きのこ図版 No.1047)が「Lepiota grangei」であるということは100%ではありません。
要は、青木氏が記載したキノコの学名が正しいとは言い切れません。

とすれば、和名の基準となった記載文がしっかり残っているのなら、それと同じどうかを検討するほうが先決だと私は考えています。

もし、写真のキノコが青木氏の記載したキノコと同じなら、ススケクリイロカラカサタケとしてもいいのではないでしょうか?


余談になりますが、もし青木氏の解釈したLepiota grangeiと実際のLepiota grangeiが違うなら、学名は以下のような感じになるのかと思います。

ススケクリイロカラサタケ Lepiota grangei (Eyre) J.E. Lange sensu Aoki


日本産きのこ目録を作成していて、和名基準標本と言う考え方が非常に重要であると考えるようになりました。
目録が混乱するのがその理由です。




Re: ススケクリイロカラカサタケ...   nivalis - 2012/08/08(Wed) 23:40 No.2376

こんばんは こうとくさん

>ススケクリイロカラカサタケは青木実氏が1979年に日本きのこ図版 No.1047に
> ススケクリイロカラカサタケ(新称)Lepiota grangei (Eyre) J.E. Lange
>として掲載したのがはじめての報告です。

日本新菌類図鑑にその名が掲載されていることから、ススケクリイロカラカサタケはどこかで新産種報告されているとばかり思っていましたが、報告されていない種も日本新菌類図鑑に掲載されていることがあるってことなんですね・・・。

>もし、写真のキノコが青木氏の記載したキノコと同じなら、ススケクリイロカラカサタケとしてもいいのではないでしょうか?

そうですね。ススケクリイロカラカサタケの和名を使うとすれば、記載と同種か確認する必要がありますね。今のところは、図版に記載のある「すすけた灰オリーブ褐色の小鱗被」、それが具体的にはどんな色合いなのか限定はできませんけれど、おそらく写真の色合いもすすけた灰オリーブ褐色として見て良いのではないかと考えています。標本を預かっていますので検鏡してみましたが、顕微鏡所見は図版と一致しています。

>和名基準標本と言う考え方が非常に重要

標準和名ではなく、標本に基づいた和名ということでしょうか?




Re: ススケクリイロカラカサタケ...   こうとく - 2012/08/09(Thu) 00:56 No.2377

>報告されていない種も日本新菌類図鑑に掲載されていることがあるってことなんですね・・・。

結構ありますよ。
というよりも、日本きのこ図版の報告を正式な報告とするかどうかという議論になります。
原色日本新菌類図鑑に和名と学名が出ているけど図鑑には出てこないキノコって多いですよね。
そういうキノコのほとんどが日本きのこ図版が出典となっています。


>標準和名ではなく、標本に基づいた和名ということでしょうか?

そういうことです(^^)
ただ、そういう考え方を否定する研究者の方もいらっしゃいます。

和名を命名する規約がないのでしかたがないですね。
目録作成上、学名の間違いがあったときに、和名とキノコを固定させないとややこしいのです。
学名の間違いがあったときに、和名と学名を固定してしまうと私はもう大混乱です(^^)


ところで、Lepiota grangei (Eyre) J.E. Langeという学名を見て、
Langeの「FLORA AGARICINA DANICA」
を持っていること気づきました。
Langeが記載したときのLepiota grangeiの画像を添付しました。
ご参考になれば幸いです。





Re: ススケクリイロカラカサタケ...   nivalis - 2012/08/09(Thu) 23:33 No.2378

>そういうキノコのほとんどが日本きのこ図版が出典となっています。

今度からは、出典をちゃんと見なくちゃと反省です。

>目録作成上、学名の間違いがあったときに、和名とキノコを固定させないとややこしいのです。

ピンときませんが
作成しているからこそ、見えてくるものがあるのでしょうね。

>Langeが記載したときのLepiota grangeiの画像を添付しました。

ありがとうございます。
これまで見てきた記載に傘径2.5cm以上の子実体はないのか?と疑問だったので、Langeの記載文を見て、先ずそこに目が行きました。「あるじゃないか」と思わず思ってしまいました。分からない単語はこれから調べて、きっちり解釈したいと思います。感謝です。




Re: ススケクリイロカラカサタケ...   ねだ - 2012/08/10(Fri) 10:42 No.2379

Schulzeria grangei Eyre, Trans. Br. mycol. Soc. 2(1): 37 (1903) [1902]の原記載なら、CYBERLIBER An Electronic Library for Mycologyで見ることができますよ。
簡単な記載ですが、傘の大きさは、1〜1.5インチだそうです。




Re: ススケクリイロカラカサタケ...   nivalis - 2012/08/11(Sat) 17:36 No.2380

ねだ先生

ありがとうございます。IndexFungorumでSchulzeria grangeiをサーチして
Page Image for Protologueを見てみると、そこでも原記載を見ることができました。




Re: ススケクリイロカラカサタケ...   イグチ 潔 - 2012/08/15(Wed) 22:53 No.2386

 とうぶん書き込まないつもりでいたのですが、ちょっとだけ口を差し挟ませていただきます…

  >原色日本新菌類図鑑に和名と学名が出ているけど図鑑には出てこないキノコって多いですよね。
  >そういうキノコのほとんどが日本きのこ図版が出典となっています。

 こうとくさんは、今井三子氏の Studies on Agaricaceae of Hokkaido(北海道産マツタケ科の研究)はご覧になっていらっしゃいますか? 今井氏が植物学雑誌上などで新種記載した種や、今井氏によって日本新産の報告がなされた種をまとめたものですが、保育社の図鑑において名が挙げられているのみで詳しく記述されてない菌は、かなりの部分が今井氏の命名によるものかと思います(たとえばアクイロウロコツルタケ・シロウロコツルタケ・ザラツキテングタケ・キリンタケなど).

 また、硬質担子菌については、日本きのこ図版ではあまり多くの種について扱われていません.保育社図鑑に詳しい記述がない菌は、その多くのものが、安田篤氏によって、植物学雑誌上に発表・命名されたものです.

 日本きのこ図版が出典になっているのは、ニオイカワキタケや、いくつかのヒトヨタケ類・イグチ類などにとどまるのではないでしょうか…




Re: ススケクリイロカラカサタケ...   こうとく - 2012/08/16(Thu) 23:47 No.2391

>原色日本新菌類図鑑に和名と学名が出ているけど図鑑には出てこないキノコって多いですよね。

すいません。
説明不足でした(汗)

図鑑には出てこないキノコではなく、出典が不明なキノコと言う方がよかったです。

ススケクリイロカラカサタケのようなキノコは勝本先生の菌類集覧を見ても「原色日本新菌類図鑑」としか書かれていません。
調べてもそこから先に進めないキノコです。

それで、今井氏・安田氏が報告したキノコは伊藤誠哉「日本菌類誌」に出てくるので「出典が不明なキノコ」ではありません。

今井氏・安田氏の論文ともに確認はしています。


日本きのこ図版が出典となるであろうキノコの一部です。
キシメジ科・ハラタケ科のみ記しました。
これを多い少ないというのは個人の主観にもよりますね(^^)

青木氏
シロサカズキタケ Clitocybe hydrogramma
ツチヒラタケ Hohenbuehelia petaloides
ミドリカレハタケ Collybia alkalivirens
コゲチャクサカレハタケ Collybia impudica
ニオイヒメホウライタケ Marasmius scorodonius
ハイイロサクラタケ Mycena niveipes
コガネヌメリタケ Mycena leaiana
マントカラカサタケ Macrolepiota detersa
ススケクリイロカラカサタケ Lepiota grangei
シロキツネノカラカサ Lepiota subalba

石川氏
カサヒダタケ Pluteus thomsonii

冨士氏
クロワタカラカサタケ Lepiota fuscovinacea


このうち以下のキノコは記載文もしくは写真が日本きのこ図版後の文献に載っています。

ツチヒラタケ、ハイイロサクラタケは村田義一氏が「日菌報」で。
ニオイヒメホウライタケは池田良幸氏が「北陸のきのこ図鑑」で。
コガネヌメリタケは城川四郎氏が「きのこ狩りを楽しむ本」で。
マントカラカサタケ、カサヒダタケ「日本のきのこ」で。


また、青木氏は、ミドリカレハタケやコゲチャクサカレハタケは学名の後ろに「Collybia alkalivirens ?」「Collybia impudica ?」と?をつけています。
そのため、
ミドリカレハタケ=Collybia alkalivirens
コゲチャクサカレハタケ=Collybia impudica
と学名を確定させるのはそもそも誤りであると思います。


調べればまだまだいろいろ出てくると思います。




Re: ススケクリイロカラカサタケ...   こうとく - 2012/08/17(Fri) 11:07 No.2393

追記です

勝本先生の菌類集覧では、ススケクリイロカラカサタケ(本郷),カサヒダタケは(今関・本郷)とあります。
()の中は和名を命名した人の名前ですから、正しくは
ススケクリイロカラカサタケ(青木)
カサヒダタケは(石川)
とすべきだと思います。

その他、同様のケースがいくつかあります





イグチが束生  投稿者: konpas 投稿日:2012/07/29(Sun) 18:33 No.2356

きのこを探していつもの公園を歩いてきました。一周コースも終わりに近づいてきた頃,小さなアカマツ林の中に,このイグチが束生していました。この株の他にも2つが松葉と苔を盛り上げてでていました。
イグチが束生して出ているのを見たのは初めてなので驚いています。
子実体が発生した近くには,アカマツ林の中にウリハダカエデ(ウリカエデ?)1本,スギが数本混じっていました。

傘には湿時にも粘性無しと思われる。傘上のゴミが簡単に取り除けた。
臭いは特に不快臭無し。

種名の見当がつきません。ご教示お願いいたします。





Re: イグチが束生   種山 - 2012/07/29(Sun) 19:10 No.2357

こんにちは

見た感じですとニガイグチ属のようですが、苦かったでしょうか。




Re: イグチが束生   konpas - 2012/07/29(Sun) 20:17 No.2358

種山様
早速のコメントありがとうございます。

持ち帰ったキノコの柄を今かじってみました。
強い苦みではなく,やや苦みを感じる程度。と言うか渋いような後口を感じています。
口から吐き出した後1分程度後にうがいをし,今5分後位ですが,いまだに苦いような渋いような後口が残っています。

それと持ち帰った子実体を見たところ,管孔全体がチョコレート色に変色していました。採集後8時間ほど経過しています。
柄の肉の変色は淡褐色になっています。




Re: イグチが束生   種山 - 2012/07/29(Sun) 22:01 No.2360

アンモニアをお持ちでしたら、肉にたらしてみて下さい。それ次第で正体が分かるかも。




Re: イグチが束生   konpas - 2012/07/30(Mon) 12:03 No.2361

>アンモニアをお持ちでしたら、肉にたらしてみて下さい。

持っていないので薬局でアンモニア水(アンモニア9.5-10.5w/v%含有)を購入してきました。帰宅後に子実体の傘肉に綿棒で塗って,5分ほど待ってみましたが,何の変化も出ませんでした。

純粋のアンモニアでなければダメなんでしょうか。
薬局にアンモニアの取り寄せをお願いしようかと思っています。

それと時間がたった子実体や乾燥した子実体に塗っても,反応は変わらないのでしょうか。
よろしくお願いします。




Re: イグチが束生   種山 - 2012/07/30(Mon) 22:39 No.2362

ちょっと書き足りませんでしたが、柄の表皮や肉でもOKです。

市販のアンモニア水でも確か大丈夫だったと記憶しています。場合によっては(分類群によっては)10%だと薄くて反応しないこともあるようです。

アンモニアを垂らす際、アンモニアの蒸気で「垂らした箇所」よりも広い範囲で反応が起りますが、弱く反応する場合は、変化が良く分からないこともあります。アンモニアをたらす前と後の写真を撮っておくと比較しやすいです。

時間がたった子実体では、乾いた表面をけずり内部の乾いていないところを見れば良いと思います。乾燥標本での肉眼的呈色反応は、ほとんどやったことが無かったですが「写真のイグチと同じかも知れない」と予想した種の乾燥標本では赤褐色に変化しました。が、生の状態での反応とは異なるためあまり参考にならないです。

余談ですがあるまた別の乾燥標本にアンモニアを垂らしたところ、青く変化しました。おそらくこのような反応は珍しいと思われますので、おそらくその標本の重要な形質と考えられます。4種類ほどの乾燥標本を見てみましたが、青く変化のはひとつだけでした。(これらは10%と30%の両方で試しました)

偶然にも新たな発見となったわけですが、これもkonpasさんにきっかけをつくっていただいたおかげです。

本格的にきのこを調べようとするのでしたら、試薬などは個人で購入するよりも菌類懇話会などに入会して「試薬の斡旋」を利用するのが良いと思います。




Re: イグチが束生   konpas - 2012/07/31(Tue) 20:45 No.2363

種山様

詳細なご教示ありがとうございます。
試薬については以前から必要かなと考えていますが,もう少し待ってから購入しようと思っています。

本日また同じ場所に行って来ました。
発生している子実体の傘と傘肉にアンモニア水を塗ってみました。
薄いので反応が出ないかなと思い,傘肉を窪むように削って,その中にアンモニア水をたっぷり塗り込んでみました。
結果はやはり反応がありませんでした。

>弱く反応する場合は、変化が良く分からないこともあります。アンモニアをたらす前と後の写真を撮っておくと比較しやすいです。

コンパクトデジカメで撮影してきたら,傘肉部分が白飛びして微妙な色合いが全く出ていませんでした。ガックリです。明日また行く用事があるので,再確認してきます。

苦みについてですが,再度,肉も傘肉と柄の部分をかじってみましたが,傘肉は苦みを感じませんでした。ほとんど無味に近いと感じました。
柄の方はやや苦みを感じましたが,昨日持ち帰った子実体に比較すると,苦みが格段に少なく,これが苦みかなぁ?と思う程度でした。

束生するイグチの種類は多いのでしょうか。今日確認に行ったら,新たな株が盛り上がっていました。




Re: イグチが束生   種山 - 2012/07/31(Tue) 23:00 No.2364

すみません。おそらく私が想像した種とは違うのかもしれません。が、疑問がある限りしつこく試してみるというのは大変良いことだと思います。

束生するのは珍しいことではないです。もちろん、種によっては単生しか見かけない物もあります。

なにか分かりましたらお知らせください。




Re: イグチが束生   nivalis - 2012/08/01(Wed) 08:19 No.2365

イグチ類には疎い私が出る幕ではないのですが
アンモニアではどんな変化があるのだろうか、と思いました。シンガーさんの「ハラタケ目の分類体系」(高橋春樹氏訳)を見てみると
Sect. TylopilusおよびSect. Oxydabilesでは、アンモニアで青変しない。
それに対し、Sect. ArenariiおよびSect. Potamogetonesでは、アンモニアで青変する。
変化がないとすれば、Sect. TylopilusおよびSect. Oxydabilesに所属。肉の変色について、時間が経っての淡褐色なので断定することはできませんが、Sect. Oxydabilesの可能性あり。ここで胞子が長形なのか短形なのか?
外見的特徴でパッと見で、これだと同定できる種のこともありますが
やはり、胞子の形状・サイズおよびシスチジアの形状・サイズが分からなければ、種の同定に持っていくのは難しい・・・、と思いました(顕微鏡観察できたからといって同定に持って行けるとは限りませんが- -;)。
私は最初、パッと見で柄に黄色味があることからキニガイグチの可能性を推測しました。けれど図鑑やネット検索で、傘の色あいに疑問があり、推測の域からは抜け出すことはできません。

それと、話は全く変わりますが
最初の上の画像と2枚目の画像は、一瞬別種?と思いました。しばらく見比べて同じ種だよねと思いましたが、写真だけで「何の種」と誰かに尋ねる折には、自分が実際に見ている色合いと同じかどうか注意を払うことも必要かと思います。
Konpasさんの一枚目の写真を色調整すると2枚目の写真の色合いに近づいたと思います。
(上・元画像 下・調整後)

何枚かの投稿があったので色合いが違うことがわかりますが、これが最初の1枚のみを投稿していれば最初の傘色(灰褐色)かと思われかねません。時として色修正が必要な時もあるかと思います。是非、色調整の練習もしてみてください。

>傘肉部分が白飛びして微妙な色合いが全く出ていませんでした。

カメラの設定を傘肉や柄肉に合わせた中央部測光にするか、白い紙の上に裁断した子実体を置きその上で試薬反応を試して写真を撮ると良いと思いますよ。




Re: イグチが束生   gorosuke - 2012/08/01(Wed) 22:51 No.2366

種山様が困っていらっしゃいますね。私が見たところでも Tylopilus alkalixanthusにしか見えないのでその確認(アルカリ液にて黄変)をしたいのだと思います。こうなったら顕微鏡で「螺旋状に肥厚した」菌糸を確認するしかないのでは?夏場の観察会では私はこのきのこの同定をするためだけにKOH水溶液を携帯しています。

nivalis様
imoto様の件ではお世話になりました。今後、場合によっては「現地御案内」みたいな話になるかもしれません。また進展があればご報告致します。請う御期待。




Re: イグチが束生   種山 - 2012/08/01(Wed) 23:40 No.2367

ああっ!バラされてしまったあ!



というのは冗談です。
ホントは「KOHで」としたかったのですが、おそらくお持ちでないだろうと、アンモニア水なら薬箱にあるかな、なんて思いながら書き込みました。

Tylopilus alkalixanthusは、アルカリで速やかに黄色く反応するという、ニガイグチでは(おそらく)あまり見られない特徴を持っています。アンモニアを使用した場合、その蒸気によって一瞬にして広範囲で反応しますので、よほど注意深く見守っていないと反応したかどうかが分かりづらいのです。

nivalisさん
写真の色調補正、バッチリですね。
仰る通り、写真の色合いを根拠に色を論じるのは細心の注意が必要となります。

konpasさんの写真はおそらく、オートホワイトバランスで撮影したと推測します。オートホワイトバランスは、自動的に光の3原色RGBのバランスを整える機能ですが、被写体によっては全く意図しない色調になりますので注意が必要です。

野外の、薄曇りを含む晴天時には「太陽光」の設定で撮影する方が良いと思います。




Re: イグチが束生   konpas - 2012/08/02(Thu) 20:02 No.2368

皆さん,こんにちは。
ちょっと掲示板を見ないうちに,たくさんの書き込みをいただきありがとうございます。

今後は写真の画像処理やホワイトバランスの取り方など工夫していきます。
それ以前に,この掲示板に同定をお願いするときに,傘,ひだ,柄,肉などなどについて,記述をしていないのが問題でした。
以前からこれらについては,いろいろご指導いただいていたところなのに,迂闊にも写真だけでお願いしてしまい,反省しています。

今後また,お願いするときにはこの点を気をつけながら,投稿したいと思いますので,今回に懲りずよろしくお願いいたします。

皆さんが話題にされているKOH水溶液やアンモニア水などのセット購入を考えていますが,マニュアルがもう少しで出されるようなので,そのことも含めて購入をと思っています。




Re: イグチが束生   nivalis - 2012/08/02(Thu) 21:06 No.2369

>Tylopilus alkalixanthusは、アルカリで速やかに黄色く反応するという、ニガイグチでは(おそらく)あまり見られない特徴を持っています。

なるほどぉ、そうだったのですか。でTylopilus alkalixanthusをググってみると、種山さんのサイトにちゃんと掲載されているんですね。私は見たことがありませんけれど、gorosukeさんも知っていたり、「きのこ採り名人」にも掲載されていたり、本州ではそれほど稀菌ではないということでしょうか・・・。

gorosukeさま
>私はこのきのこの同定をするためだけにKOH水溶液を携帯

私もKOHを持ち歩くことはあるのですが、出かけた先で使ったことがあるのはドクツルタケは本当に黄色くなるか、ぐらいです・・・- -;。

>請う御期待

はい。その後のお話を聞けるのを楽しみにしています^ ^.

konpasさま
>マニュアルがもう少しで出されるようなので,

地元のきのこの会でしょうか。試薬も斡旋してもらえると良いですね。




Re: イグチが束生   種山 - 2012/08/02(Thu) 22:31 No.2370

みなさんこんばんは

余談ですが、ネット上でTylopilus alkalixanthusに「アルカリキゾメイグチ」という仮称があてられ(確か関西地方の新聞の菌類リストに掲載されたこともあるそうですが)、少しばかり広まっているようですが、本菌の和名としては、井口潔(2008)いきなりきのこ採り名人, 小学館. に掲載された「ウスキニガイグチ」を採用するのが妥当であると考えています。

ということで、私のサイトの記述では「和名無し」の扱いでしたが、近々書き換えようと思っています。




Re: イグチが束生   gorosuke - 2012/08/03(Fri) 20:56 No.2371

種山様 

>バラされてしまったあ
ごめんなさい。話のオチが中々つかなくて迷走しそうだったからお節介なことをしてしまいました。

>Tylopilus alkalixanthus
私はこのきのこを初めて見てから分かるまで3年もかかりました。本州では何処でも生えるみたいなのに不思議と図鑑には載っていません。

>ウスキニガイグチ
アルカリキゾメニガイグチと最初聞いたのでそうおぼえていましたが、今のところウスキニガイグチの方が優勢か?と思います。それぞれどちらも良い名だと思います。ただイグチ様とムッシュウ様とどちらの味方なんだ?と言われても困るのでそのままアルカリクサンサスと呼んでいます。





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