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チョッと気になったきのこ  投稿者: nivalis 投稿日:2010/10/17(Sun) 21:09 No.1975

秋も深まり、皆さまのところのきのこの出具合はいかがですか?
私は、チャナメツムタケ(いっぱい)やモミタケ(3こ)などきのこ狩りをしてきました。羊蹄山麓では雪虫が飛んでいました。早い年なら初雪が降る頃で、北海道はきのこシーズン終盤突入でしょうか・・・。
 
 きょうは小さいので見て見ぬふりしようか、イヤやっぱり気になる・・・と変わったきのこの写真を撮りました。何だかさっぱり分りませんが、こんなきのこもあるんだなぁ〜と思いました。





Re: チョッと気になったきのこ   レオピー - 2010/10/17(Sun) 22:37 No.1976

ニヴァリスさん
今晩はです。

またぁ〜それは見ないふりするきのこでしょ〜(>_<)。
柄の毛羽立った感じとても面白いですね。なんですかね?

自分は近所で、ツバナラタケ(オニナラタケ)、エノキ、ブナシメジ、ムラサキシメジx2’トビイロノボリリュウ、シワカラカサタケ、他いろいろで忘れちゃいました。
今年は10月になってもきのこの数が減りませんね。ざっくりですが100種類を軽く超えています。驚きです。

最後の写真ですが、シラガモミウラモドキですかね?
胞子だけでもと思い持って帰ってきたつもりがどこかで落としてしまたみたいです。m(__)m

そうそう、今になってラクヨウが少し出てきたみたいですがかなり少ないみたいですね。

皆さんも気楽にどんどん情報交換しませんか\(^o^)/
Sさん本○○○かなり採ったみたいだしね。写真みたいです。(笑)





Re: チョッと気になったきのこ   har.高橋 - 2010/10/18(Mon) 04:19 No.1979

ニヴァリス 様

お写真を大変興味深く拝見しました。

柄が総状分岐(racemose branching)しているようにも見えるので、もし根元に黒色の菌核が着いていれば、Dendrocollybia の可能性が高いと思われます。

Dendrocollybia については下記のサイトをご参照ください。

http://en.wikipedia.org/wiki/Dendrocollybia




Re: チョッと気になったきのこ   nivalis - 2010/10/18(Mon) 09:46 No.1980

レオピーさま
レオピーさんのところもきのこがいっぱい出ているようですね。

>最後の写真ですが、シラガモミウラモドキですかね?

通常、傘はアセタケ形で傘が開いても中丘があるのが普通ですが
見た感じはシラガモミウラモドキですね。
子実体の形状が全く同じで、胞子が角ばっていないのもあるので
今度見つけたら、ぜひ乾燥させておいてくださいね。

har.高橋さま
ありがとうございます!!

胞子の形態からEntolomaではないと分かっただけで全く見当がつきませんでした。仰るように菌核があります。柄の基部は細根の様に分岐し、胞子はアミロイドで、時々大きい分生胞子と思われるものが散見されます。ご紹介いただいたページのDendrocollybia racemosaの特徴によく似ているように思います。
Dendrocollybiaという属名ははじめて知りました。
迷宮入りのきのこだろうと内心思っていましたが、Dendrocollybia racemosaかまたは類縁のきのことわかり、感謝です!

追記
担子胞子サイズ
(2.9)3.7-5.3(7.0)×(2.0)2.4-2.9(3.4),n=50,Q:1.2-2.2(平均1.7)


柄の総状分岐している部分です。
2枚目は分生胞子、3枚目は非アミロイドの様子です。





Re: チョッと気になったきのこ   har.高橋 - 2010/10/19(Tue) 20:50 No.1982

ニヴァリス 様

ニヴァリス様の標本は Dendrocollybia racemosa (Pers.) R.H. Petersen & Redheadと基本的特徴においてほぼ一致しているようです。ただ、柄の総状分岐が欧州産に比べてやや繊細に見えるので、変種レベルで分化している可能性も考えられます。

Dendrocollybia は一属一種の単型属で、ヨーロッパおよび北米の寒帯〜温帯に分布し、柄の分岐物先端の球状(傘状)部分に分生子(アナモルフ)を形成するユニークな分類群です。分類学的に大変重要ですので、今後更にデータを集めていただき、日本新産種または新変種としてぜひ正式に発表していただきたいと思います。

Dendrocollybia racemosa の詳細なデータに関しては、以下の文献をご参照ください。

1) Antonín, Vladimír & Machiel E.. Noordeloos (2009) A monograph of marasmioid and collybioid fungi in Europe. IHW-Verlag

2) Flora Agaricina Neerlandica 3 (1995) p.109-110.

3) Hughes, Petersen, Johnson, Moncalvo, Vilgalys, Redhead, Thomas & McGhee, Mycol. Res. 105(2): 169 (2001)

4) Lennox, JW (1979) Collybioid genera in the Pacific Northwest. Mycotaxon 9:117-231




Re: チョッと気になったきのこ   種山 - 2010/10/19(Tue) 22:48 No.1984

なんかすごいです。どんな環境だったのでしょうか。ひょっとしたら長野にもあるかもしれません。

>柄の総状分岐している部分
未知の世界ですね。なんじゃこりゃあ!って感じです。




Re: チョッと気になったきのこ   nivalis - 2010/10/20(Wed) 01:18 No.1985

har.高橋 さま
種山 さま

>分類学的に大変重要ですので

チョッと気になるきのこだったのが・・・ビビッてます(@_@;
私の手に負えるきのこではないような・・・
でも、データは出来るだけ集めたいと思います。
参照文献を紹介してくださり、ありがとうございます。

>未知の世界ですね。なんじゃこりゃあ!って感じです。

ホント、なんじゃこりゃあ!って感じです。
以前虫草のアナモルフをのぞいた時やカビの分生子柄を見たときに
形としては初めてではないのですが
傘のある子実体の柄に分生子柄?、ですよね。
ヤグラタケもたしかあの茶色い粉は分生胞子(分生胞子とは言わないのかな?)なので、
Collybiaにしてみると形成場所が違えど、もしかしたら決して不思議じゃないことなのかなぁと思いはじめていますが、あらためて、きのこの不思議さを垣間見ています。

>どんな環境だったのでしょうか。ひょっとしたら長野にもあるかもしれません。

トドマツ林内の散策路で、トドマツ(モミ属)の落ち葉の上にコケが生えているような場所でした。小さいので、きのこ写真を撮るのにしゃがみこんでいるときなど偶然あるいはヒョンなきっかけで目が行かなければ、見過ごされてしまいがちなきのこです。きっと長野にもありますよ、ぜひ見つけてください!




Re: チョッと気になったきのこ   K.Y - 2010/10/21(Thu) 13:58 No.1992

初めまして。冬虫夏草に興味がある大学生です。
Dendrocollybia、すごいですね。このアナモルフはTilachlidiopsisなのですが、この仲間がちょっとだけ冬虫夏草とも関係があるので書き込ませていただきました。
関東地方に多いオサムシタケは Tilachlidiopsis nigraとして1930年に植物学雑誌に記載されました。この学名は今も多くの図鑑で採用されているので聞いたことのある方も多いのではないでしょうか?
ところでTilachlidiopsisは、Dendrocollybia racemosaのアナモルフであるTilachlidiopsis racemosaをタイプとして記載されたようです。つまりTilachlidiopsisは担子菌のアナモルフを指しており、オサムシタケの所属には問題がありそうです。
もっともオサムシタケとオサムシタンポタケの関係も単純なアナモルフとテレオモルフの関係でなく、前者が後者に重複寄生しているという意見は古くからあります。PetchはHirsutella eleutheratorumをオサムシタンポタケのアナモルフとし、海外ではこの考えが主流のようです。
少し脱線してしまいましたが、オサムシタケがTilachlidiopsisとして掲載されている図鑑を見ると、研究者のあいだでは常識になっているであろうことがきのこ好きの人々のもとまで伝わるのに時間がかかる現状を如実に現している気がします…




Re: チョッと気になったきのこ   nivalis - 2010/10/21(Thu) 23:20 No.1993

K.Yさん、ようこそ!です。
もしかしたら支笏湖で(7・8年前)お会いしたことがあるかもしれませんね^ ^。

>オサムシタケの所属には問題がありそうです。

なるほどです。オサムシタケの学名は外国で主流とされているHirsutella eleutheratorumが妥当なのかもしれませんね。図鑑を見てもネット検索をしてもオサムシタケはTilachlidiopsis nigraになっているので、きのこ好きな私たちには全く(殆ど?)伝わってはいないです。なんでまた担子菌のアナモルフを?・・・と、これまた不思議ですね。
お教えくださりありがとうございます。

-----
話は変わり
(私の頭は混乱しているかもしれません)
例えばCordyceps takaomontana(ウスキサナギタケ)のアナモルフはPaecilomyces tenuipes(ハナサナギタケ)で、全く子実体の形状がちがいますよね。
Dendrocollybia racemosaのアナモルフがTilachlidiopsis racemosaならば、T. racemosaとはどんな子実体なんだろう?と思ってしまいました。けれど落ち着いて思い起こしてみると
見つけたときに、傘のない柄だけのものがあり
これは傘が老成して落ちてしまったのかな?と最初思っていたのですがWikimediaに書かれている中に、しばしば傘のない子実体を発生させるとあり、下の写真の赤い⇒部分

これがT. racemosaなんだろうなぁと思っています。





オオキイロイグチ?  投稿者: gorosuke 投稿日:2010/10/15(Fri) 22:39 No.1972

種山さんのH.Pに日本菌学会愛媛フォ-レで見つかったオオキイロイグチが紹介されていたのですが、私も先日地元の観察会でそれらしいきのこに出会いました。急病の師匠の代わりに講師として行ったところ、参加者の一人が採取してきました。私はきのこを一目見て、以前講演会で神戸のNさんから見せて頂いた写真を思い出しました。「松の倒木にたくさん生えていました。」とのことだったので場所を聞いたところ「初めてここへ来たので何処に生えていたのかわかりません。」といわれてしまって、あわててそれらしい場所を捜索したのですが結局見つかりません。管口の長さ以外はほぼ青木図版の記載と一致しました。もしこれがそうなら当然愛知県でも初観察です。





Re: オオキイロイグチ?   nivalis - 2010/10/16(Sat) 12:36 No.1973

西日本中心に発生するきのこなのでしょうかね
図版をお持ちでない方もいらっしゃると思いますので
参考にオオキイロイグチ(No2031)の図版を掲載いたします。





Re: オオキイロイグチ?   きらら - 2010/10/16(Sat) 21:56 No.1974

gorosuke様
nivalis様

今晩は。
今年は、いろいろ興味深いキノコや探していたキノコがあちこちで発生しているようで、嬉しいやら泣きたいやら・・・です。

さて、gorosukeさんに京都の講演会でご覧いただいた神戸産のものは青木さんのオオキイロイグチと同種であると考えています。
愛媛で観察されたものも肉眼的特徴から同種としました。
画像を拝見したところでは、愛媛で発生していたものと大変よく似ています。
ただ、これらがすべて同一種であると断定するにはさらによく検討したいと思っています。
もし差し支えなければ、愛知の標本を一部分けていただけましたら幸いです。




Re: オオキイロイグチ?   gorosuke - 2010/10/17(Sun) 22:55 No.1977

採集当日、新鮮なうちに胞子だけでも取ろうと管口を下にしておいてもミカワクロアミアシイグチほどではありませんが、あまり胞子が落ちません。結局胞子紋は確認出来ませんでしたがなんとか写真だけは撮れました。画面上のものを計測してみると、平均5.5×3.2μmでイグチの仲間としては小さめです。
>きらら様
いつもお世話になります。私は普段標本は残さない主義なのに今回だけは作りました。しかし道具を持っていないのでスライスして天日乾燥させただけです。作り慣れないので果たして標本としての用を成すかどうかわかりませんが送らせて頂きます。送付先は神戸市西区の方で良かったでしょうか?





Re: オオキイロイグチ?   きらら - 2010/10/17(Sun) 23:30 No.1978

gorosuke様

ありがとうございます。

>送付先は神戸市西区の方で良かったでしょうか?

はい、よろしくお願いいたします。
送料は着払いにしてくださいね!




Re: オオキイロイグチ?   種山 - 2010/10/19(Tue) 22:42 No.1983

>Buchwaldoboletus sphaerocephalusは希少種
とサイトに書きましたが、情報網を広げると、案外そうでもないのかもしれませんね。愛媛でも、フォーレで見つかった以外にも観察例があるようです。関東での再発見があれば一気に「発表へ向けてまっしぐら」でしょうか。期待してます。




Re: オオキイロイグチ?   きらら - 2010/10/20(Wed) 23:21 No.1988

>情報網を広げると、案外そうでもないのかもしれませんね。

そうですね〜 愛媛では(今年の大発生は特別らしいですが)毎年観察されていたようですし・・・

>期待してます。

ええ〜っ! 相棒が密かにコツコツ調べておりましたが、なんだか火がついてきそうですね。(私はこれ以上関わらない予定・・・)





子実体3種教えて下さい  投稿者: konpas 投稿日:2010/10/13(Wed) 17:21 No.1968   HomePage

懲りずにまた教えていただきたく投稿しました。
3種類の子実体についてお願いします。
子実体1(発生日;平成22年10月9日(土)
ハラタケ類でしょうか?
福島県の標高800m付近のブナ,アカマツ,コナラの混生林で,下草はあまり生えていない中に,ポツンと発生していた。
子実体全体の高さは15センチ。
周辺にはドクツルタケ,ツルタケダマシかミタマタマゴタケが散生していた。
遠目で最初に見た時はシロタマゴテングタケかと思った。

直径5.5p,高さ3.5p。白色で中央部が僅かに薄褐色を帯びる。湿時粘性無し。ルーペで観察すると繊維状のウロコ模様を形成している。
ヒダ
柄に離生。密で初め薄いピンク色で6時間後には褐色味を帯びていた。20時間後には黄褐色に変色。

初め白色。採集6時間後にはやや褐色味を帯びてきた。
上部は絹糸繊維状で中〜下部は細かなササクレを生じる。
内部は固くて中空で,絹状光沢がある。
基部に菌糸?がまとわりついている。また,直径6ミリと3ミリの丸い粒が付いている。これから成長する子実体なのだろうか。
ヒダを覆うように大きな内皮膜があった。成長と共に大きなツバとなるのだろうか。
傘と柄はかなり離れにくい。柄の基部を逆さに持ち歩いても離れない。
ツボ
無し。基部が僅かにコブ状に膨らむ。

子実体1については以上です。
よろしくお願いします。





Re: 子実体3種教えて下さい   nivalis - 2010/10/13(Wed) 19:35 No.1969

こんばんは konpasさん

>ハラタケ類でしょうか?

ハラタケ属のきのこですね。
最初、ハラタケそのものかな?と思ったり、白いハラタケ属のきのこはいくつかあり写真と記載だけでは判断がつかない・・・感じなのですが
柄がややピンク色を帯びていることから(単なる絵合わせ^ ^;)
Agaricus silvicola (シロモリノカサ)ではないかな?・・・そんな気もします(かなり無責任)。
http://users.skynet.be/deneyer.mycology/champis/agaricus_silvicola_%28yd%29_1.htm

>また,直径6ミリと3ミリの丸い粒が付いている。

原基かもしれませんね。




Re: 子実体3種教えて下さい   イグチ 潔 - 2010/10/13(Wed) 23:57 No.1970   HomePage

 今回もたっぷり添削させていただきますよー(ぉぃ !?)


   >繊維状のウロコ模様

 単なる「模様(二次元的で、かさの表面から盛り上がらない)」なのか、それとも「繊維状の微細な鱗片(かさの表面からは多少とも盛り上がる)」のかが不明ですね。写真から見る限りでは、後者のように見えますが・・・
 また、もし後者であるならば、個々の鱗片が、手で触れてもかさの表面に固着して脱落しない(永存性)であるのか、容易に脱落する(消失性)であるのかも記述する必要があります.
 さらに、繊維あるいは鱗片のおおまかな配列パターンも、見逃さずに観察しなくてはなりません.


   >基部に菌糸?がまとわりついている

 まとわりついているのは、綿毛状の菌糸の塊(菌糸マットとか、菌糸塊とか、あるいは菌糸堆などと呼ばれる)でしょうか? それとも、細いひげ根状の「菌糸束」でしょうか? あるいは、その両方でしたでしょうか?


   >ヒダを覆うように大きな内皮膜

 内被膜はひだや管孔を保護するための器官ですから、「ひだを覆う」のは当たり前で、記述する必要はないかと思います.

 むしろ、つばの質がどのようなものなのか・二層以上からなっているのか一層のみなのか・上面(ひだに面した側)に光沢や条線あるいは条溝などはなかったのかどうか、などを詳しく記述するべきです.
 写真のきのこでは、つばは、やや厚くて丈夫な下層と、砕けやすくてもろい上層との二層で構成されているように見えます.


 柄のサイズ(おおよその長さ・最も細い部分と最も太い部分とにおける径)が記述されていないのも問題ですが、かさの肉についての所見がまったく述べられていない点はもっと問題です.
 肉の質や厚みなどについては、ハラタケ型のきのこならば、どのグループでもいちおう記述する必要がありますが、ハラタケ属の種レベルの分類では、特に肉のにおいと、傷つけたり触ったり砕いたりしたときの変色性(赤変するか黄変するか、あるいは変色性がないのか)とが特に重視されます.
 ちなみに、Agaricus sylvicola においては、肉にはアオイヌシメジに似た香りを有し、さらにゆっくりと黄変する性質があり、傷ついて黄色く変色した部分は長時間を経ても黄色が褪せないといいます.

 また、水酸化カリウム溶液に対する黄変性も重要です.Agaricus sylvicola では、肉は水酸化カリウムに対して強く反応して鮮黄色となります.

 なお、ハラタケ属の分類においては、濃硝酸(無色)とアニリン(微黄色)とを用いた「シェーファー反応」という検査法も重要なキーとして用いられています.
 ハラタケ属のきのこのかさの表面に、細いガラス棒の先に着けた硝酸でラインを引き、このラインと直交するように、別のガラス棒に付着させたアニリンで二本目のラインを引きます。二本のラインの交点において鮮橙色の変色が認められた場合には「シェーファー反応は陽性」、ほとんど変色しなかった場合には「シェーファー反応は陰性」と判断しますが、A. sylvicola ではこの反応は陽性です.
 硝酸は強い酸化力(≠腐蝕性)を有する劇薬ですし、アニリンも変異原性(≠発ガン性)を多少とも有するため、初心者には少々難しいテクニックではありますが.



  画像だけから判断する限りでは、シロモリノカサではない!と断言はできないですが、肉のにおいと変色パターン、およびつばの構造の詳細が不明ですので、シロモリノカサである!との断言もまた、できません.




Re: 子実体3種教えて下さい   konpas - 2010/10/14(Thu) 11:51 No.1971   HomePage

Nivalisさん,こんにちは。
早速の返信ありがとうございます。
お礼遅くなりましたが「「東北きのこ図鑑」2009を教えていただきありがとうございました。早速セブンネットで注文しましたので,今日到着予定です。

ハラタケも同定が難しいのですね。私の持っている図鑑で確認したのですが,名前までは載っていますが写真や詳細な解説は載っていませんでした。
原基というものあるんですねぇ。また分からない言葉が出てきました。(笑)
いつもありがとうございます。この後,子実体2と3も投稿したいと思いますので,よろしくお願いいたします。

イグチ 潔 さん,こんにちは。
詳細な記述ありがとうございます。
今後の参考とすべく,イグチ 潔 さんの解説をコピーして保存しておきます。

子実体2と3も投稿したいと思いますので,よろしくお願いいたします。





ミヤマタマゴタケでしょうか  投稿者: konpas 投稿日:2010/10/05(Tue) 10:42 No.1961   HomePage

こんにちは。
10月2日に宮城県の標高1,000m付近にたくさん出ていました。
それぞれの個体を見ると微妙な違いがあり,頭の中が混乱しています。
ツルタケダマシかと思いましたが,傘の中央と周辺が同じ色,条線が短いことから,疑問を持ち図鑑などで確認すると,ミヤマタマゴタケ(仮称)のようにも思われます。ただ,柄のササクレがほとんど目立ちません。
ツルタケダマシ?ミヤマタマゴタケ?それとも他のキノコでしょうか。





Re: ミヤマタマゴタケでしょうか   konpas - 2010/10/05(Tue) 10:55 No.1962   HomePage

他にもよく似たキノコがでていました。
先頭画像のキノコは笠に条線が見られませんので,コテングタケまたはコテングタケモドキかなと思っています。

画像の1〜3枚目はまた別の個体です。
ミヤマタマゴタケだったら初めて知るキノコなので嬉しいのですが。
条線が短い,柄のササクレが顕著ですが,ツバがハッキリしません。このような場合は,ツバが無いと見て良いのでしょうか。それとも個体が若い?のでこれから垂れ下がってくるのでしょうか。
用語もよく分からないので,お教えいただきたいのですが,柄の内部のこのような状況を「中実」と見て良いでしょうか。

ご教示の程よろしくお願いします。





Re: ミヤマタマゴタケでしょうか   イグチ 潔 - 2010/10/05(Tue) 22:53 No.1963   HomePage

  >標高1,000m付近

 きのこの同定に重要なのは標高ではなく、その標高において、発生地の付近にどんな樹木があったのか、ということです。標高をチェックするよりも、樹種が正しく見極められる知識が重要です.
 ただし、テングタケ類は、外生菌根を作る樹種をあまり厳密には選ばないとされています.


  >それぞれの個体

 一本の子実体は「個体」ではありません! 私は「個々の子実体」とか「それぞれの生標本」などと記述することにしています.
 Konpasさんだけではありませんが、地中の菌糸と地上の子実体とをすべて合わせて初めて「個体」扱いです.菌核などから発生するきのこなら、その菌核も含めて「個体」扱いとするべきです.


   >微妙な違い

 kompasさまが観察した結果として、結局のところ「違い」はあったのですか? なかったのですか? 違いがあるのかないのか、自信が持てなかったのですか?


  >ミヤマタマゴタケ(仮称)

 ミヤマタマゴタケの名は、すでに正式和名となっているはずですが…いまだに仮称として挙げている図鑑があるのでしょうか???


  >柄のササクレ

 柄の表面がささくれるかどうかは、子実体の発育段階の違いや、発生地周辺の環境にも大きく影響されるため、種の「決め手」としてあまり重視しないほうが無難かと思われます.


  >図鑑などで確認・・・

 具体的に図鑑名を挙げ、その図鑑の記述とどのような点で共通し、どのような点が相違しているのかを書き込んでいただくと、他の方々もコメントがいっそうやりやすくなるでしょう。


  >ツバがハッキリしません

 3枚目の写真を拝見するかぎり、きわめて明瞭な内被膜が認められています.これを「ハッキリしません」とする理由がむしろ判りませんが(汗).
 厳密にいえば、「柄の上に、リング状に残った内被膜」こそが「つば」であるというべきで、「内被膜」は、「将来は明瞭なつばとなるもの」ばかりでなく、フウセンタケ類に認められる「クモの巣膜」なども含めた、やや広い意味を持つ用語です.


   >柄の内部のこのような状況

 最後の写真で、子実体の柄の縦断面をみると、この状態は「柔らかい髄を有する」と表現しておくのが無難である(おそらく、子実体のさらなる生長に伴って、すみやかに中空となるでしょう)と考えます.


 子実体のサイズも判りませんし、顕微鏡的特長も不明、さらに発生地の林相についても記述がないので断定はできませんが、与えられた情報のみだけに基づいて判断するとすれば、「ミヤマタマゴタケ」と同定しても間違いとはいえないと(ごく控えめに)考えます.


 今回の「観察レポート」は甘く採点して10点ぐらい? 100 点を目指してさらに練習してくださいませね(ぺこり)




Re: ミヤマタマゴタケでしょうか   konpas - 2010/10/06(Wed) 19:31 No.1964   HomePage

イグチ 潔 様
詳細なご教授ありがとうございます。

>与えられた情報のみだけに基づいて判断するとすれば、「ミヤマタマゴタケ」と同定しても間違いとはいえないと(ごく控えめに)考えます

とのことと,他にも詳細にご教示いただいたので,再度投稿させていただきました。

>その標高において、発生地の付近にどんな樹木があったのか、ということです。

最初の投稿(No.1961)の写真は同一子実体で,スギ,アカマツ,カラマツがポツポツと混じる,コナラなどの雑木林の登山道付近に発生していました。カラマツのあった登山道付近には幾つかのハナイグチが発生していました。

No1962の写真の子実体はブナが少し混じるコナラなどの雑木林からブナが全く見られない雑木林の登山道付近に発生していました。スギ,カラマツ,アカマツは全く見られませんでした。この付近にはドクツルタケORシロタマゴテングタケがかなり発生していました。
ちなみ周回コースの登山道なので,林相が違っています。

また,宮城県の標高1,000m付近なので日最低気温は10度前後,最高気温は15度前後の日が続いていました。

 >一本の子実体は「個体」ではありません! 私は「個々の子実体」とか「それぞれの生標本」などと記述することにしています.
 Konpasさんだけではありませんが、地中の菌糸と地上の子実体とをすべて合わせて初めて「個体」扱いです.

なるほど勉強になりました。つまり,一つ?(一塊?)の菌糸から数本?(数個?)の子実体が発生していても1個体となるわけですね。個体という表現は迂闊に使えないと言うことが分かりました。別々の個体の菌糸が地中で絡み合うと,それぞれの個体の識別?はかなり困難な作業ですね。この解釈で間違っていないでしょうか。
これらの「子実体」や「個体」と言う用語は学会等で用語として確立されているのでしょうか。趣味の範疇として知りたいと思いますので,教えていただけると幸いです。

>kompasさまが観察した結果として、結局のところ「違い」はあったのですか? なかったのですか? 違いがあるのかないのか、自信が持てなかったのですか?

私が「微妙な違い」と表現したのは,以下のとおりです。
No1961の写真は条線が見られる。柄のササクレがほとんど目立たない。
No1962の先頭の写真には条線が見られない。僅かに条線らしきものは写真を見ると感じられるが,子実体を確認した時には気がつかなかった。
No1962の3枚の写真は同一子実体で,条線が見られる。柄のササクレが顕著。
以上を「微妙な違い」と表現しました。これらをきのこの同定でレベルの高い人達が「微妙」というのか「大きな」言うのか私には分かりません。
なお,サイズは高さ(でいいんでしょうか)が何れの子実体も10センチ程度。笠の直径はNo.1961では7センチ程度,No.1962のそれぞれの子実体4センチ程度でした。

>ミヤマタマゴタケの名は、すでに正式和名となっているはずですが…いまだに仮称として挙げている図鑑があるのでしょうか???

ミヤマタマゴテングタケ(仮称)の間違いでした。
ミヤマタマゴタケが正式和名として記載された,いわゆる全国版的な図鑑があれば,購入したいと思いますので,図鑑名をお教えいただけないでしょうか。

>具体的に図鑑名を挙げ、その図鑑の記述とどのような点で共通し、どのような点が相違しているのかを書き込んでいただくと、他の方々もコメントがいっそうやりやすくなるでしょう。

参考にした図鑑名と写真の子実体との違いに見えるところを記載します。
日本の毒キノコ150種記載のミヤマタマゴテングタケ(仮称)
傘:灰白色〜褐灰色。周辺に短い溝線を現す。
ヒダ;白色
柄;上部に膜質白色の大きいツバを持つ。表面は白色。綿くず状でささくれる。

画像の子実体は
No1961の写真は短い条線が見られる。柄のささくれがほとんど目立たない。
No1962の先頭の写真には条線が見られない。僅かに条線らしきものは写真を見ると感じられるが,子実体を確認した時には気がつかなかった。ササクレも目立たない。
No1962の3枚の写真は同一子実体で,条線が見られる。柄のササクレが顕著。ツバが無い(下記ご教示で内皮膜がツバであることは理解しました)と思ったが,ツバがある。

>3枚目の写真を拝見するかぎり、きわめて明瞭な内被膜が認められています.これを「ハッキリしません」とする理由がむしろ判りませんが(汗).
厳密にいえば、「柄の上に、リング状に残った内被膜」こそが「つば」であるというべきで、

申し訳ありませんでした。用語の意味すらよく理解できないので,「はっきりしません」と書きました。No.1962の1枚目の子実体全体を見て,「ツバが無い。」でも,切断してみると「薄膜」が見られることから,どのように判断したらよいか迷いました。

「柄の上に、リング状に残った内被膜」でツバの意味が理解できました。切断し内皮膜がある場合には「ツバがある」と表現して良いことが分かりました。ありがとうございます。

>>柄の内部のこのような状況
 >最後の写真で、子実体の柄の縦断面をみると、この状態は「柔らかい髄を有する」と表現しておくのが無難である(おそらく、子実体のさらなる生長に伴って、すみやかに中空となるでしょう)と考えます.

「柔らかい髄を有する」と言う表現は初めて聞きました。勉強になります。用語もいろいろ変わるものなのですね。

以上です。まだ,表現が不足していると思いますが,林相,子実体のサイズ等を記載し,再度投稿しました。ミヤマタマゴタケの可能性が少しは高くなったでしょうか。
よろしくお願いいたします。

さて,管理人のnivalisさま
長々の文面の投稿となってしまい申し訳ありません。なにとぞご容赦よろしくお願いします




Re: ミヤマタマゴタケでしょうか   nivalis - 2010/10/07(Thu) 07:53 No.1965

>さて,管理人のnivalisさま
>長々の文面の投稿となってしまい申し訳ありません。

いえいえ、とんでもありません。
きのこの部分的な用語や、違いを見る目、それを持ち始めた方にとって
イグチさんのコメントは厳しいと思いましたが
でも、勉強になったようで良かったです。

チョッと気になりましたのは
>なお,サイズは高さ(でいいんでしょうか)が何れの子実体も10センチ程度
タマゴから傘を出し始めた幼菌なら、10cm程度のものもありますが
ミヤマタマゴタケは大型で全体の高さが40cmに及ぶものがあり
konpasさんの見られたものは・・・小さ目のものなのかなぁ?と思いました。

なお、ミヤマタマゴタケは
「東北きのこ図鑑」2009、「北海道きのこ図鑑」2007、に載っています。




Re: ミヤマタマゴタケでしょうか   イグチ 潔 - 2010/10/07(Thu) 12:05 No.1966   HomePage

   nivalis さま・konpas さま:

   >コメントは厳しいと思いました

 入試、ではありませんが、敢えて辛めに「採点」させていただきました.きのこの観察の要点について、まったくご存知ない方でしたら甘々・揉み手、の採点を致しますが(笑)

 nivalis さまの、先日の Mycena の日本新産種の発表原稿完成までの、査読者のコメントに比べればぬるかったのではないでしょうか?
 konpas さまも、くじけないでください! まだまだ修行の道は遠く険しいですよ!(笑×2).


   >樹木があったのか

 テングタケ類については「外生菌根を形成する樹木が、発生地周辺にあったかどうか」程度を確認するだけでいいのですが、イグチ類やチチタケ類などを調べる際には、子実体の発生地点から半径30〜50mの範囲内に生えている樹木を網羅しておく必要があります.
 特に、Abies モミ属(モミ・ウラジロモミ・シラビソ.オオシラビソ、およびトドマツ)・Alnus ハンノキ属(ハンノキ・ヤマハンノキ・ミヤマハンノキ・ケハンノキ)や Betula カンバ属(シラカンバ・ダケカンバ・ウダイカンバおよびアズサ)、あるいは Salix ヤナギ属などは、孤立木であってもよく外生菌根を形成します.

 スギ林の中にぽつんと混じったモミから100m近くも離れた場所に、アカモミタケが群生している、といった状況もしばしば観察されます.


   >「子実体」や「個体」と言う用語

 子実体を指す用語としては「Fruiting-body(フルーティング・ボディ)」という語が広く知られていますが、担子菌の子実体に対して「basidiocarp(バシディオカープ)」とか「basidioma(バシディオーマ)」の語も用いられ、「担子器果(たんしきか)」と邦訳されています.
 子嚢菌類の子実体は、同様に「ascocarp(ェイスコカープ)」または「ascomata(ェイスコマタ)」と称されることがあり、「子嚢果(しのうか)」の訳語があてられています.

 菌類の「個体」を近似的に指す用語としては、最近では「genet(ジェネット)」という語が用いられる場合があります.詳しくは、レス No.1928をご参照ください.


   >柄の内部のこのような状況

 柄の中が空洞ではないが、柄の表層が堅く、内部がふわふわと柔らかい場合に「髄を有する(stuffed スタッフド)」の語が当てられますが、「海綿状に充実する」という言い方も使われることがあります.
 きのこの特徴を表現する用語は、「図解 きのこ鑑別法−マクロとミクロによる属の見分け方」を参考にしてくださいませ(笑).


   >「東北きのこ図鑑」2009、「北海道きのこ図鑑」2007

 ミヤマタマゴタケが、新種として正式に記載発表されたのが2001年ですが、店頭で入手できる一般向けの書籍に掲載されるまでのブランクがずいぶんありますよね orz

 日本菌学会の会報に掲載されて「日本のきのこ登録簿」に加えられても、菌学会に入会していないきのこ愛好者に、その情報が行き渡るまでには、時には10年以上の時間が要することもあります.

 菌類研究者の絶対数が少なく、研究に専念できる環境もきわめて限られていること・菌学関係のレポートなどを発表できるメディアが非常に限定されていること、および出版社が、きのこ愛好者にとって有意義な図鑑などの出版に消極的すぎること、の3点が絡み合って負の循環を形成しているのが現状なのでしょう.
 これは、私のような立場に在る者の怠慢が、一つの原因ではありますが.

 一方で、特に、きのこ観察会などで同定を担当する人(あるいは「担当させられてしまう人」^^;)は、「難しい本は読んでも判らない」とか「英語は読めないから Mycoscience は読んだことがない」などとは言っていられない状況に、そろそろなりつつあると感じます.
 ミヤマタマゴタケの原記載は、アメリカ菌学会のオフィシャルマガジンである「Mycologia(マイコロジア)」誌上に発表されたものですし、同じく米国で発行されている「Mycotaxon(マイコタクソン)」誌上にも、多くの日本産のきのこについて、原記載や分類学的再検討の報告がなされています.




Re: ミヤマタマゴタケでしょうか   konpas - 2010/10/07(Thu) 17:09 No.1967   HomePage

nivalisさま,イグチ 潔さま
こんにちは。

>>コメントは厳しいと思いました

nivalisさま,ご配慮ありがとうございます。

 >入試、ではありませんが、敢えて辛めに「採点」させていただきました.きのこの観察の要点について、まったくご存知ない方でしたら甘々・揉み手、の採点を致しますが(笑)

イグチ 潔さまの以前のどなたかへのコメントが厳しかったので,どのような方かなとイグチ 潔さまのサイトを拝見しました。
「きのこの世界の楽しさを,一人でも多くの方に味わっていただきたい」との思いが書き込まれていました。
私自身はほとんど初心者同然で,質問にあたって何を書き込む必要があるかも分かりませんでしたし,私の質問にもまさかこのように厳しいコメントが付くと思っていませんでした。ので,正直ビックリしました。
その上で,nivalisさま,イグチ 潔さまへ
1.言われて向かっ腹が立つ程,より知識が身につく(笑)
2.これだけの情報が瞬時に得られる。しかも無料で。(笑)
今回ご教授いただいた知識を得るには,多大な時間・労力・費用が必要。

と言うことで,厳しいと思いましたが有り難いと思っています。
私の周囲にはきのこに詳しい方がいらっしゃらないので,図鑑やネットを見ながら子実体を見比べています。が,他の趣味もあって,きのこは中途半端な取り組みになっているのが実情です。(地元の「きのこの会」にも参加したりするのですが,1〜2年で退会せざるを得ない状況にあります)

虫のいい話ですが,この掲示板の皆様には当分の間いろいろご教授いただければ幸いです。よろしくお願いします。





出てきましたよ〜。  投稿者: レオピー 投稿日:2010/09/20(Mon) 19:40 No.1949

皆さんご無沙汰していました。

やっと気温も下がり北海道もきのこが出てきました。
土日できのこの会の秋の研修会が富良野で行われ参加してきました。
一人で先に回ったときはやっぱりないな〜と思っていたのですが、やはりきのこ好きの人たちですね。出るは出るはで名前がついただけで約120種は出ていました。恐るべしです。
興味深い所では、ニオイオオタマシメジ(部屋中が臭かったですね)やこれぞシャカシメジ、マツタケ(この場所で採取してないはず?)、それと、一見オシロイシメジで、よく見ると白色が薄いのとニオイが微妙に違うきのこ、でも
釧路地方では食べてるそうで、出たな地方きのこがありました。
そして、自分がトドマツ林でみつけた、ドギツイ赤色のイグチ?
バライロ? バライロとは違うとのことでした。

きのこ情報としては今年は全道でラクヨウ(ハナイグチ)が出ていないと口を揃えていたのと、マツタケ、バカマツタケが豊作で小樽でもバカマツが出たと
情報がありました。

残り1ケ月、今まできのこに集中出来なかったのでこれからラストまで頑張らなければ。





Re: 出てきましたよ〜。   nivalis - 2010/09/20(Mon) 23:45 No.1950

お疲れ様でした。
しかし、今年は雨が多いのに、なんかヘンですよね。
120種ですか〜・・・、この時期にしては少なかったですね。
きょうは私も休みでしたのでマイフィールドに行ってみました。
今年はじめてナラタケを見ました。


>バライロ? バライロとは違うとのことでした。

どんな点が違うのか聞いてみましたか〜?




Re: 出てきましたよ〜。   初心者きのこ - 2010/09/21(Tue) 00:32 No.1951

レオピー様
富良野ではお世話になりました。
今日は川湯温泉、仁伏で観察会があり参加しました。
ナラタケが爆発していましたが、テングタケ科、イグチ科あまり見当たりません。例年とはなんか違う気がします。
明日は小学3、4年生60人の観察会手伝いですが、正直にいうと元気な子供は苦手です。




Re: 出てきましたよ〜。   har.高橋 - 2010/09/21(Tue) 13:31 No.1952

レオピー様

ドギツイ赤色のイグチ、興味深く拝見させていただきました。
傘表面が著しい粘性を帯びているように見える点で、確かにバライロウラベニイロガワリとは異なるようです。色も違っているようです。ヒイロウラベニイロガワリにも似ていますが、ヒイロは通常柄の表面がもっと黄色っぽくなります。温帯〜亜寒帯の日本産ウラベニイロガワリ節につきましては種山様の方が詳しく知っておられると思います。




Re: 出てきましたよ〜。   種山 - 2010/09/21(Tue) 13:53 No.1953

レオピーさん こんにちは

見た瞬間「あ゛ーー!」と声をあげましたー。
これは、まさに今調査中のイグチです。まだ長野県と周辺の亜高山帯でしか発生が確認できていません。

肉眼的に、バライロとの違いは幼時から傘が真っ赤である点で、ヒイロとの違いは、ヒイロのように粘性のある傘ではなく典型的にはビロード状である点です。

もっとも近い物はBoletus flammans Dick & Snellです。


もしも標本になっているようでしたらぜひ欲しいなあと思ってますが、どうでしょうか。




Re: 出てきましたよ〜。   種山 - 2010/09/21(Tue) 14:07 No.1954

追記です

高橋様
>傘表面が著しい粘性を帯びているように見える点で、

これは雨天で水滴が付いているように見えます。
その点はどうでしたでしょうか。>レオピーさん

参考
http://boletus.sakura.ne.jp/labo/kisai/bts024a.html




Re: 出てきましたよ〜。   レオピー - 2010/09/21(Tue) 15:10 No.1955

皆さんこんにちは。

高橋さん、種山さん 
赤いイグチですが、私は持ち帰らなかったのですが、イグチを中心に調べているMさんが調べて見ると持って帰っているはずなので、早急に確認してみます。

種山さんの仰るとおり雨が降っていてぬめりあるように見えますが、傘はビロード状で、青変性があり、参考資料のイグチにそっくりです。

ニヴァリスさん
相違点 傘が赤すぎるとしか聞いていませんでした。ポリポリ。
(言い訳:名前書きが忙しくて、120種でも大変でした。)

初心者きのこさん
お疲れ様でした。
明日は頑張って下さい。


追伸;ラクヨウ(ハナイグチ)も出始めたみたいです。





Re: 出てきましたよ〜。   小山 - 2010/09/21(Tue) 15:46 No.1956

 みなさん、こんにちは

 種山さんが追っかけているB.flammansに近いものは私の見ているものと同じものだと思います。私もレオピーさんの写真のものは同じだと思います。

キノコの発生、本日の南アルプス前衛1900mラインはあまり芳しくありませんでした。




Re: 出てきましたよ〜。   レオピー - 2010/09/21(Tue) 19:26 No.1957

皆さんこんにちは。

種山さん
標本ですが、札幌市のM.Kさんが種山さんと面識があるとのことだったので
直接送ってもらえる様にお願いいたしました。
それと、種山さんの資料をM.Kさに送ってあります。




Re: 出てきましたよ〜。   種山 - 2010/09/21(Tue) 23:15 No.1958

レオピーさん

早速のご連絡ありがとうございました。
Mさんとは、少しばかり前に観察資料を交換しあっています。北海道へ行った際にはぜひお会いしたい方です。宜しくお伝えください。




Re: 出てきましたよ〜。   ヒラタケ - 2010/09/22(Wed) 08:43 No.1959

レオピーさん、nivalisさん、どうもです。

先週末は20日以外は仕事でキノコ採りがままならない状況でした。それでも出張先の帯広近郊で宿泊先周辺でナラタケ、ウスヒラタケ、ヌメリスギタケモドキをたくさん採ってきました。20日は連休3日目で採られてしまっているかもしれないと思いましたが、札幌市内のいつもの場所に行ってきました。ナラタケはあちこちで爆発していました。ハタケシメジも本格的な発生が始まったみたいでかなりの収穫。ラクヨウだけは発見できず(シロヌメリは小さいのを数本発見)、採られてしまっているのか、発生していないのか定かではなかったのですが、やっぱりまだ出ていないのですね。相変わらずウスヒラとタモギも出ていて、今シーズンは夏が長かったせいで、ウスヒラとタモギは食べ飽きた感が強いです。それでも見つければ収穫してしまうのは業でしょうか。折角キノコ本番になったのに今週末は米国出張でつぶれてしまい恨めしいです。10月から本格的に頑張ろうと思っています。




Re: 出てきましたよ〜。   レオピー - 2010/09/23(Thu) 20:38 No.1960

ヒラタケさんこんばんは。

アメリカですか?
これはまた遠いですね〜。
気をつけて行ってきて下さいね。
今週は道民の森に行ってきます。





ニッケイタケ?  投稿者: konpas 投稿日:2010/09/07(Tue) 13:58 No.1938   HomePage

皆さん,こんにちは。いつも教えていただきありがとうございます。

今年の7月4日の福島県安達太良山の登山中(標高1400m付近)に見つけました。
「こんなザレた岩場にもきのこがでるのかぁ」と感心しました。周辺をよく見るとコケ状の植物やポツポツと高山植物が生えているので,それらから発生しているのかなと思ってみてきました。
でも,このきのこの発生状況を見ると,まさに岩からでているように見えます。
改めて「きのこっておもしろいなぁ」と思いました。
駄文で失礼しました。





Re: ニッケイタケ?   nivalis - 2010/09/09(Thu) 19:52 No.1941

konpasuさん、こんにちは

ついつい見過ごしてしまうキノコですが
きのこの出るような場所でないところに、キノコが出ていると
「おやっ?」って思いますよね。
たぶん、ニッケイタケでよいと思います。
下の真ん中の写真を拝見すると、岩に菌糸をはびこらせているように見え
何から栄養を吸収しているのか分りませんけど
きっとニッケイタケにとって、そこそこ住みごごちが良かったのでしょうね。





シシタケかコウタケか  投稿者: nivalis 投稿日:2010/09/06(Mon) 09:11 No.1933

 北海道で、コウタケを採取したことのある方にどんなところに発生していたのか尋ねると9割の方が「トドマツ林で」と答えます。カラマツ林で採取したという方もいます。
 これまでシシタケSarcodon imbricatusは日本新菌類図鑑などに「へそ状にくぼむだけで柄は中実である」とあり、本菌は幼菌時から柄の基部までロート状になっていることから、コウタケはトドマツ林にも出ると皆(北海道では)思っています。
 西日本では針葉樹に発生するコウタケをニセコウタケと呼んでいるようで、ニセコウタケはより大型であると聞いたことがありますが、今ひとつ分りません。大きさと発生環境の違いで別種なんでしょうかね?
 昨年発刊された東北きのこ図鑑ではシシタケとコウタケについて「比較検討する必要がある」とされていますが、すでに日本新菌類図鑑でも比較検討が望まれ、ずっとオザナリ(ナオザリ?)にされてきた種かな…と思わされています。




Re: シシタケかコウタケか   コナン - 2010/09/13(Mon) 21:05 No.1943

nivalis 様

朝晩すっかり寒くなりそろそろ暖房が恋しくなりましたが、ますますご活躍のご様子何よりです。

さて、シシタケとコウタケに関してのお話が出ましたので、若干ですがコメントを追加させていただきます。

>東北きのこ図鑑ではシシタケとコウタケについて「比較検討する必要がある」とされていますが、すでに日本新菌類図鑑でも…

同じ「比較検討する必要がある」の表現でも、日本新菌類図鑑と東北きのこ図鑑では多少意味が異なります。

ヨーロッパでは長い間 Sarcodon imbricatusと S. squamosusが混同されてきており、同一種とされてきましたが、近年、これらはそれぞれ独立種とするべき報告がなされているようです。しかし、日本新菌類図鑑でのシシタケ S. imbricatusの解説は、Sarcodon imbricatusと S. squamosusが混同されていた時代のものであり、どちらかと言えば S. squamosus に近い内容となっております。最近の報告ではヨーロッパの S. imbricatus そのものは、より日本のコウタケ S. aspratus に近いもの(生態的には違うとされるが形態的な差がほとんどない)とされていることから、「今後、いろいろな方向から比較検討する必要がある」としているものであり、決して「オザナリ(ナオザリ?)にされてきた」のではなく、日本新菌類図鑑からさらに一歩踏み込んだ意味での「比較検討」となっておりますのでご理解ください。




Re: シシタケかコウタケか   nivalis - 2010/09/15(Wed) 22:40 No.1945

コナンさん、すみませんでした〜。

これまで、シシタケの柄は中実で基部まで窪まないとされてきていましたよね。それがマツシシタケS.squamosusで、針葉樹林に発生し、ニセコウタケと言われているのがシシタケと理解して良いんですよね?

>ヨーロッパでは長い間 Sarcodon imbricatusと S. squamosusが混同されてきており

 伊藤誠哉先生がかつて報告したコウタケ(広葉樹林に発生)は、もしかしたらS. imbricatusの可能性があると理解して良いわけですね。
 従来、柄が中実なのはシシタケでマツシシタケは、そのシシタケとは別なのだろうかとよく分っていませんでした。

>一歩踏み込んだ意味での「比較検討」

シシタケとマツシシタケ(旧シシタケ)にきちんと分けた上での「比較検討」だったのですね。すみませんでした。




Re: シシタケかコウタケか   コナン - 2010/09/16(Thu) 01:52 No.1947

nivalis 様

ほぼ、nivalis 様のご見解のとおりでよろしいかと思います。

私の勉強不足で、ニセコウタケというのはよく分かりませんが、大雑把にまとめますと、ヨーロッパではトウヒ属の林に発生するものがSarcodon imbricatus(傘の中央が深くくぼむ種)、マツ属の林に発生するものが S. squamosus(傘の中央が深くくぼまない種)とされております。
これに日本の広葉樹の林に発生する S. aspratus があるわけですが、S. imbricatus と S. aspratus では、発生する林の樹種の違いを除いて極めて形態的に類似しているということでしょうか。
そのため、今後の比較検討が必要かと思っております。なお、北海道ではモミ属の林にも類似種が発生するようですが、こちらのものは確認しておりませんので、私にはよく分かりません。

日本にはこの辺を調べている研究者がいないため(失礼、昔 Sarcodon を調べたときの状況で、現在は分かりません)、特に混同されているようです。私も以前 Sarcodon をかじってみましたが、ヨーロッパでは前述の種が混同されている可能性があること、日本にこの辺の指導者がいない(何時も他力本願です)こと、大変渋いこと(?)であきらめました。

なお、上記のほかにも日本には Sarcodon の未記録種は沢山ありますが、これらまでも、上記の種と類似しているというお話になりますと(私には類似しているようには思いませんが)、きりがありませんので触れないことにします。

以上、参考にもならないことをだらだらと述べてしまいましたが、Sarcodon は私の専門外ですので、この辺でお話を終わらせていただきたいと思います。




Re: シシタケかコウタケか   nivalis - 2010/09/17(Fri) 20:45 No.1948

>日本にはこの辺を調べている研究者がいないため

研究対象なので送ってくれぇと言われれば、その方に喜んでお送りするのですけどね。残念です。

>参考にもならないことをだらだらと述べてしまいましたが、

いえいえ、とんでもありません。
日本における Sarcodon の状況がわかりました。
ありがとうございました。





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