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ヌメリササタケ?  投稿者: 種山 投稿日:2010/11/09(Tue) 22:00 No.2017

こんにちは

先日トウヒ林に、マツカサキノコやダイダイフチドリクヌギタケなど探しにいきましたが空振りでした。

ところで、ヌメリササタケ、アブラシメジモドキ、ツバアブラシメジの区別がきのこ狩りの方々の間で混乱しているようですが、山渓図鑑の写真が間違っていた事が原因であると聞いています。

写真左から、広葉樹に発生し、柄が紫色を帯び、ひび割れないものがヌメリササタケ、針葉樹に発生し、柄が紫色を帯び、ひび割れるものがツバアブラシメジ、柄が紫色を帯びないものがアブラシメジモドキと、最近自分なりに納得したばかりなのですが、あっていますでしょうか。

あくまでも「ぱっと見の」レベルの話ということで宜しくお願い致します。。





Re: ヌメリササタケ?   nivalis - 2010/11/09(Tue) 23:12 No.2020

こんばんは 種山さん

>ヌメリササタケ、アブラシメジモドキ、ツバアブラシメジの区別がきのこ狩りの方々の間で混乱しているようですが、

実は私も混乱しまくってますーー;
きょう、ヌメリササタケの写真をUPしたのですが自信なし。
ハイマツ・エゾマツ主体のガレ場に出ていました。北海道ではトドマツ林などでも見かけます。

「新潟県のきのこ」を見ると、ヌメリササタケは広葉樹林内と書かれていますね。ツバアブラシメジは針葉樹林と書かれているので、う〜ん?・・・ツバアブラシメジか?
ヌメリササタケやアブラシメジモドキ、ツバアブラシメジのほかに
マムシフウセンタケはツバアブラシメジとどう違うのだぁ?です。
それに加え、カワムラアブラシメジ、ムラサキズボタケ、ウスムラサキアブラシメジなんてのが出てきて、あぁ・・・もうダメ(><;)。

もうダメと言いつつ、種山さんの3枚目のお写真、パッと見カワムラアブラシメジに似てます。




Re: ヌメリササタケ?   種山 - 2010/11/10(Wed) 21:54 No.2023

>それに加え、カワムラアブラシメジ、ムラサキズボタケ、ウスムラサキアブラシメジなんてのが出てきて

新潟図鑑ですか。結局、まだ入手してません・・・そろそろ買おうかなっと。
やはり、この仲間はかなりややこしいことになっているようですね。




Re: ヌメリササタケ?   nivalis - 2010/11/10(Wed) 22:29 No.2025

もう一度、読み直してみると
カワムラアブラシメジは傘にシワ状条線があるのですね。
で、アブラシメジモドキは「シワがある」と記載がないのと、傘中央が暗色とあるので、種山さんの3枚目の写真はやはりアブラシメジモドキのようです。すみませーん。





初雪とキノコ  投稿者: かきちゃん 投稿日:2010/11/09(Tue) 17:23 No.2016

いや〜
写真、かわいっいい〜
待ち受け!違うな、表紙!
なんて言うんだろう
とにかく素敵な写真ですね。




Re: 初雪とキノコ   レオピー - 2010/11/09(Tue) 22:01 No.2018

こんばんは。

見た瞬間あっと思いました。
雪ときのこ撮りたくてもなかなか撮れないんですよね〜。
今年はもう終わりにしたけど、もう一度だけ見に行ってこようかな?

写真のきのこはニヴァリスさんが新産種報告したきのこですよね?




Re: 初雪とキノコ   nivalis - 2010/11/09(Tue) 22:54 No.2019

かきちゃんさん、ありがとうございます。
もしかして、ハンドルネーム変えました?
もしかして、職場では「カッキィ」さんと呼ばれてます?
人違いでしたら、ごめんなさい。

レオピーさま
>雪ときのこ撮りたくてもなかなか撮れないんですよね〜。

そうですね。サラッと降った時じゃなきゃ撮れませんものね。

>今年はもう終わりにしたけど、もう一度だけ見に行ってこようかな?

今頃、シロタモギタケが出ていますんで
シロタモギタケの写真を撮ってくださ〜〜〜〜〜い!
きょうは雨降りで出かけられず、家でHP更新してましたけど
何とか良い被写体を見つけたいなぁと思っています。
それに、ハイイロシメジの老成した子実体にモリノコフクロタケ類縁種が出るのもこの季節です(かなり珍しいきのこ)。
それと、春先同様今頃は子嚢菌の季節なので、もう一度といわず
雪が積もるまで出かけてみてくださーい。




あそぼ改めかきちゃんです   かきちゃん - 2010/11/10(Wed) 18:46 No.2021

そうなんです
しばらく前にミクシィの方で変えて
それから少しずつなじみの所で変更をお願いしていたので
すっかりこちらでもその気になっていました。

職場でかっきーで呼ばれていること話しましたっけ???
きゃ〜〜〜




Re: 初雪とキノコ   nivalis - 2010/11/10(Wed) 22:48 No.2027

>職場でかっきーで呼ばれていること話しましたっけ???

はい^ ^。私もそのうち「かっきー」と愛称で呼ばせていただけたら
いいなぁと思ってました。




Re: 初雪とキノコ   レオピー - 2010/11/11(Thu) 22:46 No.2028

皆さんこんばんは。

じゃー自分は”ヨッピー”でお願いいたします。

シロタモギタケの写真もほしいし、
それにかなりレアなきのこと言われると探しに行くしかないですね。





緑色のきのこ  投稿者: コナン 投稿日:2010/11/03(Wed) 03:36 No.2007

今年は、こんな緑色のきのこがありました。

ぱっと見の感じではアカヤマタケ属のきのこかと思いますが、名前は分かりません。小型のきのこで、傘と柄も粘性はなく緑色です。

皆様のところでもアカヤマタケ属の緑色のきのこを見かけましたら、画像でも紹介していただければ嬉しいですね〜。




Re: 緑色のきのこ   イグチ 潔 - 2010/11/04(Thu) 00:03 No.2008   HomePage

   コナン さま:

 とある事情から大きく体調を崩してしまったイグチ,でございます.再起…なるかなぁ…(ため息)辛いなぁ……


 写真で示された菌は Hygrocybe属のものではないかもしれません.根田仁・土居祥兌両氏が、東京の皇居吹上御苑からの採集記録を報じている Gerronema holochlorum (Berk. & Br.) Peglerではないかと見ました(http://ci.nii.ac.jp/naid/110004313482).

 根田仁・土居祥兌両氏による上記論文から,その記載の概略を訳出します:

 「かさは径5〜25o程度,幼時は中央部が浅く窪んだまんじゅう形,のちには次第に平たいまんじゅう形に開き,最後には漏斗状をなし,吸水性で周縁部に放射状の条線をあらわし,湿時には淡緑色,または緑色を帯びた象牙色を呈し,中央部は僅かに濃色であるが,乾くと橙色となる:ひだは疎で時に脈状をなし,全面に黄色を呈し,縁どりはない:柄は10〜25 × 1.5〜3o 程度,上下同大または上方に向かってやや太まり,円筒形・中空,帯緑黄色を呈し,基部は毛状をなす:担子胞子は大きさ 7.5-9 × 4.5-5 μm:担子器は四つの胞子を生じ,大きさ 30-40 × 5.5-6 μm:ひだの実質は類整型で無色:菌糸はクランプを備え,かさには棍棒状で大きさ 22-36 × 7-9 μmのシスチジアがある:広葉樹の腐朽材上に生える」.

 両氏は,この菌に「ミドリサカズキタケ」の新称を与えています.アフリカと南アジア(インドネシアなど)とから記録されているそうですが,日本では皇居内のほか,鹿児島県・熊本県・長崎県・東京都(港区)での採集記録があるといいます.




Re: 緑色のきのこ   コナン - 2010/11/04(Thu) 03:51 No.2009

イグチ 潔 様

メッセージありがとうございました。

>とある事情から大きく体調を崩してしまったイグチ,でございます.再起…なるかなぁ…(ため息)辛いなぁ……

ご無沙汰しておりますが、お元気じゃなかったんですか〜。
相変わらずこの欄なんかで的確で鋭い指摘をされていましたので、お元気にご活躍しているものとばかり思っておりましたが…。

最近はきのこについて広く議論できる人が少なくなってきておりますので、イグチさんのように広い分野を研究されている若い方(今ではもう若い部類に入らなくなってきましたかね?)は貴重な存在です。まだまだ頑張って後進をご指導していただかなければいけないので、じっくり体調を整えて復活してくださいね。

そう言えば、イグチさんがご指導されているkompasさんでしたっけ、東北の方らしいですけど、周りが「食えるか食えないか分かればいい」っていう人たちが多い中にあって、よく観察されていると思います。今後が楽しみですので、焦らずにうまく育ててくださいね。


さて、本題に入りますが、Gerronema属、Hygrocybe属を調べるにあたって、ぱっと見が似ていていやらしい存在ですね〜。特に小さいHygrocybe属菌の場合はいつも悩まされます。

今回の根田さんらの報告されているGerronema holochlorumは文献が手元になく見ておりませんでした。流石にイグチさんですね、相変わらず広く文献に目を通され研究されているようで感心しております。

今回のイグチさんのご指摘で、根田さんらの記載では多少説明不足の部分もありますが、Gerronema属に緑色の種があるとは初めて知りました。ただ、添付の写真では分かりにくいと思いますが、本種は「傘が窪まないこと、ひだも緑色で幅広なこと、地上生であること」で、同種と同一とするには多少違和感があります。また、説明が舌足らずだった上に、写真では分かりませんでしたが、乾燥しても子実体は緑色を保っており、このことは特筆すべき特徴かなと思っております。

なお、詳細な顕微鏡観察はこれからですが、同種は「ひだの実質は類整型」ということもあり、例え本種がHygrocybe属の菌としても多分その点は同じかと思いますので、傘のシスチジアの有無等も含め、観察の際にはその辺を念頭において注意深く観察する必要があると感じております。

この度は、詳細なご指摘ならびにご指導いただきまして、誠にありがとうございました。

どうか、今後の詳細な調査結果を楽しみにしていてください。




Re: 緑色のきのこ   nivalis - 2010/11/05(Fri) 09:03 No.2013

コナンさん 珍しいきのこ見せてくださりありがとうございます。

西日本では仮称ヒスイガサという美しいきのこもあるようですが
緑色のきのこって少ないですよね。

>皆様のところでもアカヤマタケ属の緑色のきのこを見かけましたら、画像でも紹介していただければ嬉しいですね〜。

私も見たいです〜。

>流石にイグチさんですね、

「歩く図鑑」を越えて「生き字引」って感じですね^ ^。





子実体3教えて下さい  投稿者: konpas 投稿日:2010/10/27(Wed) 11:01 No.1998   HomePage

科・属も全く見当のつかない子実体です。

樹種不明の若木と思われる樹高4m以下の疎林の雑木林で,高さが1m程の疎らな下草の中に,直径4m以上の菌輪(半円)を形成していた。


直径7p〜4p。湿時粘性無し。
表面は周辺部が明るい黄褐色で中央部に向かう程赤褐色となる。ほぼ平な丸形で縁部が内に巻いている。写真では中心付近が凹んで見えるが,子実体は凹んでいない。
ルーペで観察すると周辺部7ミリ前後を残し,不規則な網目模様が顕著で,あばた模様にも見える。中央部に棘状の繊維紋?(菌糸?)がある。
肉は淡黄白色。
柄付近が厚く傘周辺に向かい急激に薄くなり脆くはない。カッター切断時に黄褐色に変色したが,その後は変色しない。
ヒダ
淡橙黄色で長く垂生し極密。周辺から中間までのヒダとヒダの間に短い小ヒダがあり,その小ひだの間の縁に近いところに小小ひだがある。

高さ5センチから10センチ弱で直径8ミリ〜5ミリ。ほぼ上下同太さだが基部付近でやや太くなっていく。やや屈曲するものから大きく屈曲するものが多い。
橙黄色でルーペで観察すると,縦溝線が見える。また大きいものは絹糸状毛羽立ちがあり,白色と橙黄色の斑に見える。
表皮は剥きやすい。
内部は淡黄白色で充実しカッター切断時に黄褐色に変色した。6時間後には橙黄色味がやや強くなった。
ツボは無く基部に白色菌糸の塊?を付着。

教えて下さいばかりで恐縮です。よろしくお願いいたします。





Re: 子実体3教えて下さい   konpas - 2010/10/27(Wed) 11:04 No.1999   HomePage

投稿画像の数変更ボタンを押しても,うまくいかないので,返信で画像を1枚追加投稿させていただきました。




Re: 子実体3教えて下さい   nivalis - 2010/10/27(Wed) 19:55 No.2001

最初、コブミノカヤタケ(ムラサキシメジ属)かな?と思ったのですが
No1998の下の2枚目のお写真を拝見して
斑紋があるのを見て
たぶん、ヒイロイヌシメジ(ムラサキシメジ属)じゃないだろうか、と思っています。お写真のきのこの柄は少し華奢な感じがしますので、もしかしたら違うかもしれません。
 パッと見の感じです。すみません。

下はコブミノカヤタケの写真です。





Re: 子実体3教えて下さい   konpas - 2010/10/29(Fri) 11:14 No.2002   HomePage

nivalisさん,回答ありがとうございます。

ヒイロイヌシメジで調べてみたところ,私の幾つかの図鑑には写真なく,辛うじて種名と少しの解説が載っている程度でした。
ヤフーで検索したところ,2件がヒットしました。何れも北海道の情報でした。

知床で撮影されたヒイロイヌシメジの画像がありましたので,ひだを確認したところ,小ひだと孫ひだ?が確認され,「このきのこに近いかな」との印象を持ちました。ただnivalisさんがおっしゃるとおり,私の画像に比べると,柄の部分がしっかりしているように見えます。

どなたか肉眼的形態について教えていただけると有り難いです。




Re: 子実体3教えて下さい   nivalis - 2010/10/29(Fri) 12:37 No.2003

>ヒイロイヌシメジで調べてみたところ,私の幾つかの図鑑には写真なく,

国内の図鑑で写真が掲載されているのは、たぶん高橋郁夫先生の「北海道きのこ図鑑」(増補版)のみだと思います。
 ネット検索は和名のほか、学名で検索してみてください。国内ではヒット数が少なくても、世界中をネット検索すると結構ヒット数があるかと思います。

高橋先生の図鑑記載でヒイロイヌシメジ(p168)は
『 学名 Lepista gilva
生態 9月上旬〜下旬頃、広葉樹、時に針葉樹林内の地上に発生
形態 かさは径4〜10cm、初めまんじゅう形から平らに開き、中央部を広くくぼませ、縁部は内側に巻く。表面は黄褐色、外周でその色は淡い。黄土色の淡いドロップ状または湿性状で黄土色の点状のしみを生じる。ひだは淡黄色、やや密、長く垂生。柄は3〜6×0.4〜0.7cmで、淡黄色。胞子紋はクリーム黄色。胞子はほぼ球形で微細なイボを有し、3.5〜5μm。
分布 北海道、欧州。
食毒 食。
メモ 本菌はコブミノカヤタケに近似する。』とあります。
図鑑の写真では、konpasさんの柄と同じ華奢な感じですが、傘の周辺部が淡色とあり質感が若干違うようにも見え、その点がきになりますが、ネット検索で色々な写真をご覧になり確かめてみてください。

それと
ヒイロイヌシメジの胞子紋の色はクリーム黄色とありますね。
コブミノカヤタケの胞子紋は白色とありますので
胞子紋の色を確認する必要がありそうです。

ヒイロイヌシメジの写真です。
一部白飛びしていて見難いですが・・・。





Re: 子実体3教えて下さい   konpas - 2010/11/01(Mon) 09:16 No.2004   HomePage

nivalis さん,こんにちは。
形態的特徴の紹介ありがとうございます。返信が遅れてすいませんでした。土日は外出してネット環境にないので,遅れてしまいます。

学名で検索してみました。幾つかの画像を見たところでは,みなしっかりした柄がついているように見えます。
私のはやはり華奢ですね。結局結論が出せませんでしたが,また勉強になりました。
それと,わざわざ画像を探し出して,掲載していただきありがとうございます。こちらの画像もガッシリした感じですね。

今後もまたよろしくお願いします。




Re: 子実体3教えて下さい   イグチ 潔 - 2010/11/01(Mon) 14:44 No.2005

   >その小ひだの間の縁に近いところに小小ひだがある。

 「小小ひだ」という菌学用語はありません。また、小ひだがあるかどうかは、通常は分類群を区別する重要なキーとはなりません。
 通常、柄の周囲からかさの縁にまで達する長いひだを「L」と表記し、それより短くて柄に達しないひだを「ℓ」と記し、さらに短いひだ(konpas氏のいう「小小ひだ」)があれば、これを「ℓ2」として、以下のように記載します。

 →ひだはごく密(L=7〜8、ℓ=3〜4、ℓ2=1〜3)で柄に長く垂生し、淡い橙褐色を呈し、・・・

 必要があれば、ひだの縁の色や形態(全縁か? 鋸歯状か?、など)、ひだそのものの分岐の有無なども記述します。


   >やや屈曲するものから大きく屈曲するものが多い。

 屈曲するか否か、屈曲が大きいか小さいかという点を記述していただいても、種の同定に際してはまったく無意味です。
 また、柄ががっしりしているか否かも、同定のキーポイントとしては評価されていません。

 もう少し記載の練習を積んでいただいてから指摘しようと思っていたのですが、種を決定するために重要な形質(たとえば nivalisさんが指摘した、胞子紋の色など)を見逃し、「柄ががっしりしているか否か・柄が屈曲しているか否か」という点を記載していただいても、種を推測するには意味がありません。
 ひとことで申し上げてしまえば、「ピントはずれな形質記載」になってしまっています。
 どのような形質を挙げて記述すれば「ピントはずれ」にならずに済むのか、という点は、分類群ごとに異なっています。

 まずは属を特定し、保育社の図鑑などを使って、その属の中での種レベルの同定に際しては、どのような点を検討するべきなのかを確認されてから、種の同定作業にとりかかることを強くお勧め致します。




Re: 子実体3教えて下さい   nivalis - 2010/11/01(Mon) 22:11 No.2006

以前、ある方から記録をどう書けばよいのか分らないので
「書き方を教えて下さい」といわれた事があります。
最初から記録をきちんと書ける人はいないと思います。
何度か書いて、「あっそうか〜」(こんな書き方をすれば良かったんだ〜)を繰り返しているうちに、ずんずん記録のとり方って出来ていくんじゃないでしょうかね。

 書き方を「教えてください」と言われ、私が答えたことは
日本新菌類図鑑をよく読むこと、どんな書き方をしているのか
何の種でも良いので、日本新菌類図鑑をお手本にまず書いてみること
と勧めたことがあります。
でも、その人からはそれ以来何の音沙汰もありません。
たぶん実践しなかったのでしょうね。
思うに、日本新菌類図鑑に書かれてあることが、その人にはわかっていないのだと思います。よく読もうとしない、記録をとりたいと口でいうものの実践しようとしない人は、いつまでたっても進歩がないのだと思います。

そんな経験もあるせいか
私はkonpasさんなりに慣れないながら気の付いたことを一生懸命書いていらっしゃると思いました。実践されていることは偉いと思いましたよ。 
 イグチさんから辛口の評価を頂きましたが、そう言ってくださる方も実は稀有で貴重なのだと思います。
 konpasさん、めげずにこれからも頑張ってくださいね!!




Re: 子実体3教えて下さい   konpas - 2010/11/04(Thu) 09:47 No.2010   HomePage

イグチ 潔 様 コメントありがとうございます。
Nivalis さん,フォローありがとうございます。

イグチ 潔 様
小ひだや柄の屈曲が,「種の同定に重要なキーとはなりません」「種の同定に際してはまったく無意味です。」には驚きました。ほんの少しショックです。

>どのような形質を挙げて記述すれば「ピントはずれ」にならずに済むのか、という点は、分類群ごとに異なっています。

こちらのコメントにはさらに驚きです。
私の持っている図鑑類にはきのこの特徴が記載されていますが,きのこの同定に際し,観察不用な形質などは記載されていませんでした。私が気がつかないだけかもしれませんが。
しかも,分類毎に確認すべき形質が違うようなことも,初めて知りました。
他にも初心者が観察の際に陥りそうな,不用な観察点などあれば教えていただけないでしょうか。

>まずは属を特定し、保育社の図鑑などを使って、その属の中での種レベルの同定に際しては、どのような点を検討するべきなのかを確認されてから、種の同定作業にとりかかることを強くお勧め致します。

う〜ん,ここの掲示板で種の同定の質問をするには,私のレベルでは難しいようです。
イグチ 潔 様の文面からも,怒りが読み取れましたので,少し勉強してみます。

Nivalis さん
新日本菌類図鑑は持っていましたので,この図鑑で観察記録の書き方を勉強してみようと思います。ありがとうございます。
これからも,きのこに関する質問や,こんなきのこが採れました〜。等の投稿はさせていただきたいと思っていますので,よろしくお願いいたします。
でも,皆さんの投稿を拝見するとレベルが高いので,「こんなきのこが採れました。嬉しいです」的な投稿は,迷い鳥が間違って,掲示板に止まってしまったようものかもしれませんね。




きのこを楽しみましょ。   nivalis - 2010/11/04(Thu) 20:00 No.2011

>レベルが高いので

きのこは色んな楽しみ方があると思っています。
きのこの写真を撮ることが好きな人
きのこ画を描くのが好きな人
きのこを見つけることが好きな人
きのこ料理が好きな人
きのこを食べることが好きな人
このきのこ何というきのこ?と色んなきのこの名前を知りたい人
楽しみ方に優劣はないと思います。自分はこれが好きなんだ…それで良いんじゃないでしょうか。
うわぁ〜というくらいの食べごろ食用きのこの群生に出会えたらルンルン気分嬉しいじゃないですか。採り頃の立派なマツタケとかマイタケとかホンシメジに思いがけず出会えたら嬉しいじゃないですか。綺麗なきのこ写真を撮れたら嬉しいじゃないですか。本命は「きのこを楽しむ」ことだと、私は思っています。

>う〜ん,ここの掲示板で種の同定の質問をするには,私のレベルでは難しいようです。

きちんとした詳しい記録がなければ投稿できない、質問出来ないなんてことはありません。
詳細な記述も勉強になるけれど、パッと見も楽しいよね、と言う声もあります。私自身、このきのこじゃないのかと詳細な部分を挙げて的確に答える能力もありませんし、もし詳しい記録を要するなら、「このきのこ何ですか?」と管理人の私も投稿できません。
 この掲示板は、色んな方からの投稿があって、お互いの勉強になったり学んだり、こんなきのこもあるんだぁ「へぇ〜」と思ったり、「こんなところにこんなきのこがありました」も情報提供のひとつだと思っています。「こんなきのこが採れました。嬉しいです」的な投稿大歓迎です。投稿はこうでなければならないなんてものはありません。
 しばしば…敷居が高くて投稿なんてとんでもない…なんていう人もいますが、管理人としてはたくさんの方にもっと気軽に投稿して欲しいと切に願っています。皆様から投稿あっての掲示板です。




全然怒ってませんよ〜(苦笑)   イグチ 潔 - 2010/11/04(Thu) 21:53 No.2012   HomePage

   konpas さま:

 私がここの掲示板の「牢名主」というわけでもなんでもありませんので、あまり怖がらなくてもだいじょうぶですよ。

   >怒りが読み取れました…

 いえいえ、むしろ頼もしく感じております.食いついてきてくれない方には、こちらもレスのしがいがありませんので嬉しく存じます.

   >どのような形質を挙げて記述すれば「ピントはずれ」にならずに済むのか

 たとえばベニタケ科の菌については、いかに細かい記載がなされていても、「子実体を傷つけた時に、乳液が分泌されるか否か」について述べられていなくては、属レベルの分類(ベニタケ属? チチタケ属?)すらできません.

 ベニタケ属においては、かさの粘性の有無と強さ・かさの表皮が容易に剥ぎ取れるか否か・かさの周縁部に条線または条溝ないしは粒条線が認められるか否か・ひだに横ひだや分岐が認められるか否か(アカカバイロタケでは,ひだが頻繁に二叉分岐する)・肉の味やにおい(多くのベニタケ類では辛味があり,ニオイベニハツではカニの缶詰を開いた時のにおいがある)・胞子紋の色・試薬に対する変色性のパターン・発生地の樹種などが重視されますので、これらをきちんと観察しないと「ピンぼけ」記載になります^^;
 チチタケ属については、かさの粘性の有無および強さ(ベニタケ属と同様)・かさの表面における同心円状の色調の濃淡(=環紋)が認められるか否か(ニオイワチチタケやチョウジチチタケなど)・かさの周縁部において毛があるかどうか(カラハツタケなど)・乳液の色および味と分泌量に加えてその変色性・肉のにおい(ニオイワチチタケのカレーのようなにおいや,ヤミイロタケのココナツのような甘いにおい)・発生地の周囲の樹種(ベニタケ属と同様)などが着目点となります.


 また、かさの裏が針状をなす菌類については、「肉が肉質であったか? 革質であったか? それとも脆くて壊れやすい肉質だったか?」という所見と、「胞子紋の色が褐色系をおびるか、それとも白色〜クリーム色であったか」という所見との組み合わせによって、シシタケ属・マツバハリタケ属・カノシタ属・イボタケ属およびクサハリタケ属の区別がなされるので、上記の2点についての観察を怠っていては「ピント外れ」になってしまうのです.

 一方で、保育社の図鑑においては、「〇〇タケと△△タケとは、小ひだの有無によって区別される」とか「〇〇タケは××タケに酷似するが、前者は柄が屈曲することで異なる」という記述は恐らくまったくないはずです.
 また、日本では一種の樹木からなる純林は非常に少ないため、「広葉樹林に生えるか、針葉樹下に発生するか」という所見も、採集したきのこを同定するためのキーポイントにならないことがしばしばあります.

 konpas さまには、これからも積極的に投稿していただきたいと思います.「〇〇属のきのこのようですが」とか「△△タケか××タケか、どちらかだと思うのですけれど」という風な投稿をお待ちしております.




Re: 子実体3教えて下さい   konpas - 2010/11/08(Mon) 09:33 No.2014   HomePage

Nivalis さん  イグチ 潔 様

相変わらずの遅レスで恐縮です。
諸般の事情で土日とその前後は,ネット環境から外れてしまいます。

Nivalis さん
皆さんの投稿内容レベルが高いと感じていて,つい余計なことを書き込んでしまいました。
これからも時々投稿させていただきますのでよろしくお願いします。
と言ってもこれからはきのこが余り発生しませんね。

イグチ 潔 様
詳細なご教示ありがとうございます。
内容を何度も読み込んで参考にさせていただきます。





子実体2教えて下さい  投稿者: konpas 投稿日:2010/10/22(Fri) 12:36 No.1994   HomePage

ホテイシメジでしょか?
ブナ,アカマツ,コナラの混生林で,下草はあまり生えていない登山道脇に群生。
子実体全体の高さは4p〜5p。
図鑑と見比べてホテイシメジと思ったのですが,
ルーペで観察すると,中央部付近にクロムメッキ状に光る点々が見える(中央部程より顕著)ので,ホテイシメジにこのような特徴があるのでしょうか。


直径6.5p〜3p。湿時粘性無し。
灰褐色で中央部がやや濃い。ルーぺで観察すると,中央部付近にクロムメッキ状に光る点々が見えるが(中央部程より顕著),デジタルカメラで撮影すると確認できない。拡大部分で白く見えるのが光っているようだ。

ヒダ
柄に長く垂生。やや粗で白に近いクリーム色で,老成するとクリーム色になる。


ツバ無し。
大きい方の子実体は傘と同色。小さいものは傘よりやや薄褐色。大きい方は光沢があり縦筋が顕著。
基部に向かって太まる。
内部は充実しているが,指でつまんでみるとマシュマロのような弾力がある。

ツボ
無し。基部に白色菌糸付着。

子実体の情報不足で恐縮です。





Re: 子実体2教えて下さい   イグチ 潔 - 2010/10/22(Fri) 21:49 No.1995   HomePage

 提供いただいた所見だけからですと、これが真のホテイシメジかもしれないと感じました.

 ホテイシメジのかさ表皮は、かさの表面に沿って水平に菌糸が走る匍匐性の構造を有しており、その構成菌糸の末端がしばしば斜めに立ち上がりつつ、互いにゆるく絡み合った束となり、肉眼的にはやや毛羽立った外観をなします.
 また、私の経験のみに基づくものではありますが、真のホテイシメジはブナの樹下でよく見つかるような気がします.

 カラマツ樹下で見出されるもの(仮称でホテイダマシなどと呼ばれたりしているもの)では、幼時においても,かさが,その周縁部において内側に巻き込まないこと・かさの表皮の構成菌糸が斜めに立ち上がることはなく(従って、かさの表面はほぼ平滑で毛羽立たない)、かさの表面がやや吸水性を示すこと・子実体の生長に伴って柄がすみやかに中空になること・カラマツ林でよく採集されることなどから、個人的には別種ではないかと考えています.

 なお、かさの肉の色や質や厚みなどについても、今後は必ず観察されるようにお奨め致します.




Re: 子実体2教えて下さい   konpas - 2010/10/25(Mon) 11:22 No.1996   HomePage

イグチ 潔 様

ご回答いただきながら,お礼が遅れて申し訳ありませんでした。

傘や柄についての詳細なご教示ありがとうございます。
クロムメッキ状に光る現象も菌糸が蛍光灯の光を受けて反射?しているのではと納得しました。
カラマツ林でホテイシメジを見かけたら,傘や柄の特徴を確認したいと思います。
いつも勉強になります。ありがとうございました。





登山道で  投稿者: konpas 投稿日:2010/10/19(Tue) 14:56 No.1981   HomePage

こんにちは。
ブナ林の登山道でいろいろなきのこと出会えました。
特にツキヨタケは倒木や立ち枯れ巨木にビッシリ発生しているものが何本もありました。
ツキヨタケを採ってきて,暗くなってから撮影して見たら,思いの外うまくいきました。
デジカメと画像処理ソフトの力は素晴らしいですね。
撮影後に胞子紋取れないかなと軽い気持ちで,一晩茶封筒の上に置いていたら,白の胞子紋がしっかりと落ちていました。チョッとビックリ,かなり嬉しい。でも,チョッと後悔です。

登山道には他にヌメリスギタケ(モドキ?),ヒラタケ,ナメコ,キツブナラタケ,エノキタケ(小)などがありました。他に不明種多数ありました。





Re: 登山道で   nivalis - 2010/10/20(Wed) 01:48 No.1986

ツキヨタケ、ステキに撮れましたですねぇ!
お見事です!!

>でも,チョッと後悔です。

ん?。そう言われれば、全部白色で綺麗にヒダの様子がそのままに胞子紋が取れていれば、ステキな胞子紋になっていたかもですね。茶色くなった部分はヒダが直接ついて水分が茶封筒にしみたのでしょうね。長時間露出と胞子紋が同じに取れていたら、確かにステキさ倍増でしたね。
 また挑戦ですね^ ^。

konpasさんのところも、きのこがいっぱいですね。
今年のきのこは不作と囁かれていましたが
この季節になり挽回している感じですね。




Re: 登山道で   konpas - 2010/10/20(Wed) 10:49 No.1987   HomePage

>ん?。そう言われれば、全部白色で綺麗にヒダの様子がそのままに胞子紋が取れていれば、

そうなんです。今度はヒダが潰れないように慎重に持って帰ろうと思います。

>茶色くなった部分はヒダが直接ついて水分が・・・

あれ,そうなんですか。直接おいてはダメなんですか。知りませんでした。浮かせておくのでしょうか。

今年のきのこは知人の話ですが,こちらの地方では9月頃から大豊作だったらしいです。ウラベニホテイシメジ,ハエトリシメジが大発生していたようです。
ハエトリシメジをいただいて初めて食したところ,その濃厚な味に驚きました。

ヒラタケも賑やかしにハリコしていきます。





Re: 登山道で   nivalis - 2010/10/21(Thu) 01:16 No.1989

>あれ,そうなんですか。直接おいてはダメなんですか。知りませんでした。浮かせておくのでしょうか。

胞子紋を取るのは、胞子の色を見ることや胞子を検鏡する場合が大半ですが
柄のあるきのこならヒダが直接つかない高さに柄を切ったり、丸山形になっている場合はそのまま置いてもヒダが直接つくことがないので特に浮かせる必要はないと思います。でもツキヨタケやヒラタケのように柄がなく、絵画的に胞子紋を作ろうとするなら、ヒダが直接紙につかないほうが綺麗な胞子紋が取れると思いますよ。

>ハエトリシメジをいただいて初めて食したところ,その濃厚な味に驚きました。

ハエトリシメジの旨み成分もすごいと聞いたことがありますけど、食することはおろか実際に見たことがありません。東北は色んなきのこが出ますものね・・・ちょっと羨ましいかも^ ^。




Re: 登山道で   konpas - 2010/10/21(Thu) 08:49 No.1990   HomePage

こんにちは。
胞子紋の取り方勉強になりました。
近いうちに股胞子紋を,また撮ってみようと思います。ありがとうございました。

ハエトリシメジは濃厚な味もそうですが,イメージしていたより大きく,ガッシリとした子実体だったので,いつか自分でも見つけられると良いなぁと思いながらご馳走になりました。





チョッと気になったきのこ  投稿者: nivalis 投稿日:2010/10/17(Sun) 21:09 No.1975

秋も深まり、皆さまのところのきのこの出具合はいかがですか?
私は、チャナメツムタケ(いっぱい)やモミタケ(3こ)などきのこ狩りをしてきました。羊蹄山麓では雪虫が飛んでいました。早い年なら初雪が降る頃で、北海道はきのこシーズン終盤突入でしょうか・・・。
 
 きょうは小さいので見て見ぬふりしようか、イヤやっぱり気になる・・・と変わったきのこの写真を撮りました。何だかさっぱり分りませんが、こんなきのこもあるんだなぁ〜と思いました。





Re: チョッと気になったきのこ   レオピー - 2010/10/17(Sun) 22:37 No.1976

ニヴァリスさん
今晩はです。

またぁ〜それは見ないふりするきのこでしょ〜(>_<)。
柄の毛羽立った感じとても面白いですね。なんですかね?

自分は近所で、ツバナラタケ(オニナラタケ)、エノキ、ブナシメジ、ムラサキシメジx2’トビイロノボリリュウ、シワカラカサタケ、他いろいろで忘れちゃいました。
今年は10月になってもきのこの数が減りませんね。ざっくりですが100種類を軽く超えています。驚きです。

最後の写真ですが、シラガモミウラモドキですかね?
胞子だけでもと思い持って帰ってきたつもりがどこかで落としてしまたみたいです。m(__)m

そうそう、今になってラクヨウが少し出てきたみたいですがかなり少ないみたいですね。

皆さんも気楽にどんどん情報交換しませんか\(^o^)/
Sさん本○○○かなり採ったみたいだしね。写真みたいです。(笑)





Re: チョッと気になったきのこ   har.高橋 - 2010/10/18(Mon) 04:19 No.1979

ニヴァリス 様

お写真を大変興味深く拝見しました。

柄が総状分岐(racemose branching)しているようにも見えるので、もし根元に黒色の菌核が着いていれば、Dendrocollybia の可能性が高いと思われます。

Dendrocollybia については下記のサイトをご参照ください。

http://en.wikipedia.org/wiki/Dendrocollybia




Re: チョッと気になったきのこ   nivalis - 2010/10/18(Mon) 09:46 No.1980

レオピーさま
レオピーさんのところもきのこがいっぱい出ているようですね。

>最後の写真ですが、シラガモミウラモドキですかね?

通常、傘はアセタケ形で傘が開いても中丘があるのが普通ですが
見た感じはシラガモミウラモドキですね。
子実体の形状が全く同じで、胞子が角ばっていないのもあるので
今度見つけたら、ぜひ乾燥させておいてくださいね。

har.高橋さま
ありがとうございます!!

胞子の形態からEntolomaではないと分かっただけで全く見当がつきませんでした。仰るように菌核があります。柄の基部は細根の様に分岐し、胞子はアミロイドで、時々大きい分生胞子と思われるものが散見されます。ご紹介いただいたページのDendrocollybia racemosaの特徴によく似ているように思います。
Dendrocollybiaという属名ははじめて知りました。
迷宮入りのきのこだろうと内心思っていましたが、Dendrocollybia racemosaかまたは類縁のきのことわかり、感謝です!

追記
担子胞子サイズ
(2.9)3.7-5.3(7.0)×(2.0)2.4-2.9(3.4),n=50,Q:1.2-2.2(平均1.7)


柄の総状分岐している部分です。
2枚目は分生胞子、3枚目は非アミロイドの様子です。





Re: チョッと気になったきのこ   har.高橋 - 2010/10/19(Tue) 20:50 No.1982

ニヴァリス 様

ニヴァリス様の標本は Dendrocollybia racemosa (Pers.) R.H. Petersen & Redheadと基本的特徴においてほぼ一致しているようです。ただ、柄の総状分岐が欧州産に比べてやや繊細に見えるので、変種レベルで分化している可能性も考えられます。

Dendrocollybia は一属一種の単型属で、ヨーロッパおよび北米の寒帯〜温帯に分布し、柄の分岐物先端の球状(傘状)部分に分生子(アナモルフ)を形成するユニークな分類群です。分類学的に大変重要ですので、今後更にデータを集めていただき、日本新産種または新変種としてぜひ正式に発表していただきたいと思います。

Dendrocollybia racemosa の詳細なデータに関しては、以下の文献をご参照ください。

1) Antonín, Vladimír & Machiel E.. Noordeloos (2009) A monograph of marasmioid and collybioid fungi in Europe. IHW-Verlag

2) Flora Agaricina Neerlandica 3 (1995) p.109-110.

3) Hughes, Petersen, Johnson, Moncalvo, Vilgalys, Redhead, Thomas & McGhee, Mycol. Res. 105(2): 169 (2001)

4) Lennox, JW (1979) Collybioid genera in the Pacific Northwest. Mycotaxon 9:117-231




Re: チョッと気になったきのこ   種山 - 2010/10/19(Tue) 22:48 No.1984

なんかすごいです。どんな環境だったのでしょうか。ひょっとしたら長野にもあるかもしれません。

>柄の総状分岐している部分
未知の世界ですね。なんじゃこりゃあ!って感じです。




Re: チョッと気になったきのこ   nivalis - 2010/10/20(Wed) 01:18 No.1985

har.高橋 さま
種山 さま

>分類学的に大変重要ですので

チョッと気になるきのこだったのが・・・ビビッてます(@_@;
私の手に負えるきのこではないような・・・
でも、データは出来るだけ集めたいと思います。
参照文献を紹介してくださり、ありがとうございます。

>未知の世界ですね。なんじゃこりゃあ!って感じです。

ホント、なんじゃこりゃあ!って感じです。
以前虫草のアナモルフをのぞいた時やカビの分生子柄を見たときに
形としては初めてではないのですが
傘のある子実体の柄に分生子柄?、ですよね。
ヤグラタケもたしかあの茶色い粉は分生胞子(分生胞子とは言わないのかな?)なので、
Collybiaにしてみると形成場所が違えど、もしかしたら決して不思議じゃないことなのかなぁと思いはじめていますが、あらためて、きのこの不思議さを垣間見ています。

>どんな環境だったのでしょうか。ひょっとしたら長野にもあるかもしれません。

トドマツ林内の散策路で、トドマツ(モミ属)の落ち葉の上にコケが生えているような場所でした。小さいので、きのこ写真を撮るのにしゃがみこんでいるときなど偶然あるいはヒョンなきっかけで目が行かなければ、見過ごされてしまいがちなきのこです。きっと長野にもありますよ、ぜひ見つけてください!




Re: チョッと気になったきのこ   K.Y - 2010/10/21(Thu) 13:58 No.1992

初めまして。冬虫夏草に興味がある大学生です。
Dendrocollybia、すごいですね。このアナモルフはTilachlidiopsisなのですが、この仲間がちょっとだけ冬虫夏草とも関係があるので書き込ませていただきました。
関東地方に多いオサムシタケは Tilachlidiopsis nigraとして1930年に植物学雑誌に記載されました。この学名は今も多くの図鑑で採用されているので聞いたことのある方も多いのではないでしょうか?
ところでTilachlidiopsisは、Dendrocollybia racemosaのアナモルフであるTilachlidiopsis racemosaをタイプとして記載されたようです。つまりTilachlidiopsisは担子菌のアナモルフを指しており、オサムシタケの所属には問題がありそうです。
もっともオサムシタケとオサムシタンポタケの関係も単純なアナモルフとテレオモルフの関係でなく、前者が後者に重複寄生しているという意見は古くからあります。PetchはHirsutella eleutheratorumをオサムシタンポタケのアナモルフとし、海外ではこの考えが主流のようです。
少し脱線してしまいましたが、オサムシタケがTilachlidiopsisとして掲載されている図鑑を見ると、研究者のあいだでは常識になっているであろうことがきのこ好きの人々のもとまで伝わるのに時間がかかる現状を如実に現している気がします…




Re: チョッと気になったきのこ   nivalis - 2010/10/21(Thu) 23:20 No.1993

K.Yさん、ようこそ!です。
もしかしたら支笏湖で(7・8年前)お会いしたことがあるかもしれませんね^ ^。

>オサムシタケの所属には問題がありそうです。

なるほどです。オサムシタケの学名は外国で主流とされているHirsutella eleutheratorumが妥当なのかもしれませんね。図鑑を見てもネット検索をしてもオサムシタケはTilachlidiopsis nigraになっているので、きのこ好きな私たちには全く(殆ど?)伝わってはいないです。なんでまた担子菌のアナモルフを?・・・と、これまた不思議ですね。
お教えくださりありがとうございます。

-----
話は変わり
(私の頭は混乱しているかもしれません)
例えばCordyceps takaomontana(ウスキサナギタケ)のアナモルフはPaecilomyces tenuipes(ハナサナギタケ)で、全く子実体の形状がちがいますよね。
Dendrocollybia racemosaのアナモルフがTilachlidiopsis racemosaならば、T. racemosaとはどんな子実体なんだろう?と思ってしまいました。けれど落ち着いて思い起こしてみると
見つけたときに、傘のない柄だけのものがあり
これは傘が老成して落ちてしまったのかな?と最初思っていたのですがWikimediaに書かれている中に、しばしば傘のない子実体を発生させるとあり、下の写真の赤い⇒部分

これがT. racemosaなんだろうなぁと思っています。





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