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何属?  投稿者: nivalis 投稿日:2009/08/22(Sat) 02:54 No.1494

先日(16日)、さっぱり分からないイグチに出会いました。
トドマツ林内の散策路にポツンとひとつ、管孔面が暗い茶色で始めて見る色合いです。ニガイグチ属かな?と少し齧ってみると全く苦くありません。半分に割ってみるとその場では柄の付け根がかすかに青変したのみでした。家に帰ってから見てみると黒っぽく変色していました。カバーガラスに胞子はいくらか落ちたものの、胞子紋の色を特定するほど落ちてはくれませんでした。
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縁シスチジアが大きいもので120μmあり特徴ある形なので,もしかしたら分かるかもしれないと思ったのですが、属もさっぱりわかりません。
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Re: 何属?   har.高橋 - 2009/08/22(Sat) 19:06 No.1498

胞子紋を知りたいところですが、子実体の色、柄の表面の特徴、管孔周辺の肉に認められる弱い青変性、縁シスチジアの類型などから判断すると、クロイグチ近縁群(Porphyrellus aff. porphyrosporus) の可能性が高いようです。ただお写真の担子胞子は未成熟の可能性もあるので、成熟した子実体が採取されましたら、またお知らせください。

尚、Porphyrellus porphyrosporus につきましてはいくつかの亜種および変種に分けられており、詳しくは下記の文献をご参照ください。

Wolfe, C. B. 1979. Austroboletus and Tylopilus Subgenus Porphyrellus, with Emphasis on North American Taxa. Bibl. Mycol. 69: 1-132.




Re: 何属?   レオピー - 2009/08/23(Sun) 00:32 No.1499

ニヴァリスさん
har.高橋さん  こんばんは。

同じきのこでしょうか?
写真は、昨年の 9月28日(1枚目)と
       10月 5日(2枚目)に千歳の広葉樹林(主にミズナラ)の同じ場所で採取し調べたのですがわからずにお蔵入りになったきのこです。

1枚目は青変性確認できず、2枚目は傘の下の一部分だけが青変しました。
苦味はどちらもありませんでした。




Re: 何属?   har.高橋 - 2009/08/23(Sun) 00:43 No.1500

レオピー様、こんばんは。

お写真のきのこは管孔上部の肉に青変性が認められるので、これもクロイグチの仲間と思われます。




Re: 何属?   nivalis - 2009/08/23(Sun) 19:42 No.1501

har.高橋 様

お教えくださり、ありがとうございます。
har.高橋さんの【日本産ニガイグチ属の最新データ 】を拝見し、広義ではニガイグチ属に所属していることもあるけれど、クロイグチの仲間はクロイグチ属なのですね。クロイグチという種があることも初めて知りました。私が見た種はクロイグチやアイゾメクロイグチの変種ということもあるわけですね。私はイグチに関する文献を全く持っていませんが、いつか入手して検証することができれば良いなぁと考えています。文献名を紹介してくださり感謝します。

レオピーさん、同じきのこみたいですね。
見せてくださり、ありがとうございます。
私のは1個のみ発生していただけで、結構歩いている散策路なのですが始めての発見でした。(目立たないだけで、しばしば発生する種なのかもしれませんね)
今度、レオピーさんの見られたきのこと同じきのこか、確かめられたらと思っています。どうぞ、宜しくお願いいたします。

 成熟した同種を見つけることが出来ましたら、再度観察記録を付けてアップすることが出来たらと思っています。今後とも宜しくお願いいたします。




Re: 何属?   レオピー - 2009/08/23(Sun) 23:11 No.1503

ニヴァリスさん
har.高橋さん 

ありがとうございます。
見つけたらお送りいたします。





ヒマラヤスギ+ドイツトウヒ林の...  投稿者: イグチ 潔 投稿日:2009/08/21(Fri) 20:19 No.1486

 茨城県下での打ち合わせのついでに、外来樹種の植林地を歩いたら、中型の Boletusが発生してました.

 帰宅してから日没まぎわに慌てて撮影したので、ろくな写真ではありませんが、本物のヤマドリタケでもヤマドリタケモドキでもないような気がします.

 1)かさは粘性がほとんどなく、ルーペの下ではかすかにビロード状(亀裂は、乾燥した発生環境の影響によるものか否か不明):

 2)管孔面は、最初は白色の菌糸でふさがれる:

 3)柄の網目の隆起はむしろ弱くて繊細であり、柄の上半部に限られる(大きく深い網目の内側に小さく低い網目が組み込まれた「二重網目」状に非ず):

 4)かさの表面や管孔面(孔口)は、手で触れると弱く褐変する:


 これから胞子紋を作成します.検鏡などは、明日以降になるかと.

 なお、カビたものも多数ありましたが、イグチ類の子実体上にはおなじみの Sepedonium(真っ黄色の分生子を作る、「タケリタケ」類の一種のアナモルフ)ではなく、光の加減で蒼白く輝いてみえる Syzygites(フタマタケカビ属)でした.
 酷暑に弱いこんなカビが、平地で盛夏に見出されるところをみると、やはり今年の夏は「冷夏」といわざるをえないようです......




Re: ヒマラヤスギ+ドイツトウヒ...   nivalis - 2009/08/22(Sat) 01:26 No.1493

この手のきのこは、(私は)みぃ〜んなススケヤマドリタケにしちゃっているのですが、イグチさんがススケヤマドリタケにしていないのには、それなりの理由があるのかな?って思うのですが。





赤変するイグチ  投稿者: 種山 投稿日:2009/08/21(Fri) 14:58 No.1485

妻がブナ林で赤変するイグチを採集してきました。
これって、指名手配の「赤変イグチ」と同じものなのでしょうか。

>切断直後は断面が真っ赤になるほど赤変性が強く、

とのことですが、この標本はカッターで切断するとそれほど赤変しませんが、ピンセットの先などで傷つけると褐色っぽく変わり、数分後には真っ赤に変色します。柄表皮にはシスチジアの固まりと思われる黄色い粒状のものが多数付着しています。

かさ表皮は細かい凹凸と弱い粘性があり、ひび割れることもあり、鱗片状、毛状のちいさな付着物をまとうこともあります(見あたらない物もある)。胞子紋はBrown、検鏡はかさ表皮のみですが、風船型の細胞が縦に連なっており、毛状付着物と思われる若干細い菌糸の束は風船型細胞の間から表面に飛び出しています。匂いは唾液が乾いたときの様な、ハーモニカのような感じ(ムラサキヤマドリタケ、ウツロイイグチに似ている)、味は酸味があります。

指名手配のものとは赤変の所見が異なるようですし、掲載された写真からは、黄色い粒を付着してるのか判断できないので同じものとしていいのか悩んでいます。

またクロヤマイグチも赤変するようですが実物を見たことがないので判断できません。よろしくお願いいたします。




Re: 赤変するイグチ   har.高橋 - 2009/08/21(Fri) 20:49 No.1487

田中さんの赤変イグチにつきましては、私もまだ実物を拝見したことがないのでなんともいえませんが、お写真のイグチは柄の表皮と胞子紋の特徴からヤマイグチ属の所属種と思われます。

尚、クロヤマイグチは写真のように明らかな黒変性があります。




Re: 赤変するイグチ   田中 - 2009/08/21(Fri) 21:55 No.1489

赤変イグチということで出てきました。田中@秋田の山奥です。
種山さんはじめまして。
har.高橋さん、その後赤変イグチのサンプルをお送り出来ず申し訳ありません。
種山さんのイグチは、私が以前har.高橋さんにお送りしてクロヤマイグチと鑑定頂いた個体に良く似ていると思います。傘表皮の特徴もご記載のとおりです。
私が追いかけている赤変イグチは、著しい赤変ののち黒変します。乾燥や冷凍した小片でも水で戻すと赤色を呈するほどですが・・・・昨年・今年と発生を見てません。
いつか良いサンプルが採れましたら、har.高橋さんにお送りしたいと思いますので、よろしくお願いします。

ついでに nivalisさん。安比は2日目だけの日帰りで参加したいので、当日受付のほどお願いします。なんとか仕事を調整して頑張ります。




Re: 赤変するイグチ   har.高橋 - 2009/08/21(Fri) 22:43 No.1490

田中さんのおっしゃるとおり、お写真の子実体の傘の色及び柄の小鱗片の性質は、クロヤマイグチの特徴と一致します。肉が赤変したのち、黒変性が認められれば、クロヤマイグチに近い種類と考えられます。




Re: 赤変するイグチ   種山 - 2009/08/21(Fri) 23:52 No.1491

高橋さん、田中さんありがとうございます。

残念ながら黒変に関しては未確認です。
が、乾燥標本を改めて見てみると黒ずんでいます。
一年前、知人が採取しこの掲示板で報告した
赤変するイグチも今回の物と同じであることが判明しています。

参考までにかさ表皮と胞子の写真を。KOH封入です。
Fungi Europaei掲載のLeccinum nigrescensと同じとされている
Leccinum crocipodiumの検鏡図と少し似ていますが、
完全に同じではないようです。




Re: 赤変するイグチ   har.高橋 - 2009/08/22(Sat) 00:54 No.1492

傘の表皮構造を示す顕微鏡写真は、末端部に近い菌糸細胞がやや膨大している点が気になりますが、短形の菌糸細胞からなる柵状毛状被 (trichodermial palisade)を形成しているように見えるので、pileipellis の解剖学的性質については本郷・長沢両氏の報告(Rept.Tottori Mycol. Inst. 15:50-54, 1977.)による鳥取産 L.nigrescens と大体一致しているようです。

赤変性を持つヤマイグチ属の仲間は通常赤変したのち黒変する性質があり、お写真の柄の表皮の粒状小鱗片などからも黒変を示唆する特徴が伺えるので、おそらくクロヤマイグチに近い種類と考えて良いのではないかと思います。(写真だけの判定ですので断定はできませんが)




Re: 赤変するイグチ   種山 - 2009/08/22(Sat) 07:54 No.1496

高橋さん、ありがとうございます。

NorthAmericanBoletesでLeccinum nigrescensを見ると
類似種としてL.rugosicepsが挙げられており、
記載には黄色い粒状小鱗片の事や変色性ゆっくり赤変、
その他所見がぴったり一致しています。

Singerの記載も手元に有り、
胞子の大きさが14-17x4.8-5.2程度と大型のようですが
まだ、測定をしていませんのでそこが確認できれば
L.rugosicepsとして良さそうな感じです。

ちなみにL.rugosicepsの写真をみると「まさにこれだ!」
という物でした。

これから八ヶ岳方面にB.rubrus?を探しにいきます。
状態のいいものがあったら、お送りしましょうか?





帰ってきました。  投稿者: あそぼ 投稿日:2009/08/18(Tue) 07:31 No.1469

ネットカフェからつなぐと大嘘でした。アップしたままですっかりご無沙汰、お返事もできず、話題にも乗り遅れ、本当に申し訳ありませんでした。
新ネタアップに乗じて、新レスでみなさんに少しだけごあいさつを!!(nivalisさんごめんなさい)
りょうこさん、僕もオフ会すごく楽しみにしております! よろしくです。
レオピーさん、実はウスタケまたまた試してまたまた下痢しました。写真のはアカジコウですよ!アシベニイグチを入れたらまず苦くて食べられないですよ〜!(ニセアシベニイグチは旨いけど)
種山さん、食べちゃいましたか〜自分だけではないので少し嬉しい!(あっ人の不幸を、、ごめんなさい)
小山 明人さん 、八ヶ岳はきのこ採りに良いところですよね〜僕もよく行っていたのだけど、、そこでのニガイグチは記憶に残っていないのです。
NAVAさん、やっぱりネットってすごいですよね。僕もアップして良かったです。
天然エノキタケさん、Candycapさん、きららさん、nivalisさん、そしてみなさん、ありがとうございました。
長くなりましたが、本ネタです。
[画像移動=1左]←これが悩みの種、かさ 表面はクリーム色若干微毛状、表皮のすぐ下に赤色の層があり、虫食いや、なんとなくそこらへんから赤色が透けて見えています。傷つくと速やかに帯赤褐色〜暗褐色に変色。
菅孔は垂生、鮮やかな黄色成長したのもは中心部が柄と同色。傷つくとかさ表面と同様の変色。長さ非常に短く、1ミリぐらい。孔口も非常に小さい。
柄 黄色い地に赤色細流点。上部はかなり細かい網目があり、根元は白色菌糸。肉の断面は淡い青色にすみやかに変色後しばらくすると赤くなる。
[画像移動=2左]←右の方のキノコを見ていただけるとわかると思いますが、採取するときに力が加わり管孔の下の方がなんとなく帯赤褐色になっています。また、柄が傘からとれたところですが、実は前の日の夕方に自分で蹴飛ばしてしまったときにもげて大分時間が経っている断面です。(この日は薄暗かったので翌日写真&採取しました)時間の経った断面はご覧のように赤変します。(家に持ち帰ったものも、12時間ぐらいすると赤変しそのままとまりました。)
僕はバライロウラベニイロガワリやバライロアミアシイグチとは変色や網目、傘の色などからどちらも違い、Bruno CettoのPILZE Band1 に乗っているB.splendidusの写真が一番近いように思っています。どうでしょうか??




Re: 帰ってきました。   種山 - 2009/08/18(Tue) 21:59 No.1471

あそぼさん、こんにちは
ものすごいのを発見しましたね!

B.splendidusはスイス図鑑に記述が有り、Fungi Europaeiでは、Boletus
legaliaeと同じとされているようです。いずれも孔口が赤い写真が掲載されてます。Fungi EuropaeiのBoletus legaliaeは幼菌の写真に孔口の黄色い物もちらりと写っています。全体的には似ているといっていい感じです。が、記述がスペイン語のため、さっぱり分かりません。持っている以上読めるようにならなくてはと思うのですが。

スイス図鑑では青変後、赤くなるという記述はないです。

どんな環境かを教えていただけますか。長野の亜高山帯にも有るのかもしれません。




Re: 帰ってきました。   イグチ 潔 - 2009/08/19(Wed) 00:11 No.1472

  >Boletus splendidus は B. legaliaeと同じとされている…

 たまたま手元にあったイギリスのきのこ図鑑をめくってみると,B. satanoidesなどとも混同されていたようです.

 その本の記載を,以下に訳出しておきます:

 「 かさは径5〜14センチ,幼時は類白色〜淡灰褐色(カフェオレ色)であるが、すみやかに帯オリーブ灰色となり,特にかさの周縁部ではしばしば赤色を帯び,傷ついた部分は青変する:肉は白色〜淡レモン色で,傷つけると青緑色に変わるが,柄の基部では赤変し,不快な味と刺激臭とがある:孔口はオレンジ赤色であるが次第に暗赤色となり,かさの周縁部ではより淡色,管孔層は鮮黄色であるが傷つくと青変する:柄は長さ8〜16センチ,径2〜4センチ,上部は帯赤オレンジ色,中間部では赤みが強く,下方に向かってレモン色〜橙黄色(珊瑚色)を呈し,特に柄の上部では繊細で暗オレンジ色を呈する網目状隆起をこうむるが,下部では網目は不明瞭となり,傷つければ青変する:胞子紋は帯オリーブ灰褐色を呈し,胞子は紡錘形で大きさ 10.5-12.5×4.5-5μmである:夏季に,ブナ科の広葉樹下に生える」

 あそぼさんがアップされた写真からは,ブナ科(カシワかミズナラ?)の広葉樹が混じった林相のようにみえます.

 バライロウラベニイロガワリはトウヒ属などの針葉樹林で見出されるものだといいますが,林内に混じっていた広葉樹との間にも外生菌根を形成する能力があるのかないのかはまだ断定できませんので,今回の菌とはさらに詳細に比較する必要があると思います.

 私は,最近ではイグチ類の分類についてはあまりよく勉強していないのですが,バライロウラベニイロガワリや B. legaliaeを含め,孔口が赤色を呈する大型イグチも各地の標本を集めて全面的に見直す必要を感じてはいます.
 高橋春樹氏も「照葉樹林以外の環境を主な生育地としているイグチ類(ヌメリイグチ属やヤマイグチ属、あるいは亜高山帯の針葉樹林に生えるヤマドリタケ属など)にまでは、なかなか手が回らない」とおっしゃっていたことがありますし,北海道勢力や種山氏のさらなる観察・検討に期待をかけたいと思っております. m(_)m




みなさん、おはようございます   あそぼ - 2009/08/19(Wed) 07:00 No.1473

種山さん、イグチさん、早速のレスありがとうございます。
種山さん、スイスの図鑑見ていたのですが写真と印象が違うため気が付かずにいました。Boletus legaliaeで検索し調べてみるとまさに(読めないので絵合わせですが)これだ!という感じですが、イグチさんの引用にあるような不快な味と刺激臭はありませんでした。むしろ、温和でおいしかったです。発生環境をもらしていました。トドマツ、カラマツの混生林です。広葉樹はわずかですが、シラカバ、それとブナ科の木も若干ありましたが、同一林内の二カ所で採取したのですがどちらもハリギリが50〜100pのところにありました。湖の湖畔で朝晩は涼しく霧が立ちこめるそんな感じの所です。種山さん、松原湖から麦草峠、また、(しら○○小屋周辺)とかそんな雰囲気です。
種山さん、イグチさん、このあとも変なの出しますがよろしくです。今ヤマイグチの仲間に変な子達がいるので観察に力を入れていまぁ〜〜す。




Re: 帰ってきました。   har.高橋 - 2009/08/19(Wed) 17:04 No.1474

あそぼさん、はじめまして。

お写真の子実体は全て幼菌のようですので、成菌の傘の色と表面の状態を見てみないとはっきり言えませんが、バライロウラベニイロガワリの幼菌に似ているようです。

イグチ類は通常赤変性を持たない種類でも、柄の基部などの一部または虫食い穴の周辺だけ赤変することがしばしばあります。しかしながら、もしお写真の子実体において赤変性が肉全体もしくは広範囲に及んでいる場合は、バライロウラベニイロガワリとは異なる別種の可能性も考えられます。

ちなみにバライロウラベニイロガワリの傘の表面は最初灰白色で、間もなくバラ色になり、成熟すると全体が黒褐色の圧着した小鱗片に被われます。この成菌の傘に見られる小鱗片は幼菌の傘を被っていた灰白色の被膜の層が成長とともに壊れて、傘の表面に断片的に残存したものと考えられます。

>バライロウラベニイロガワリや B. legaliae を含め,孔口が赤色を呈する大型イグチも各地の標本を集めて全面的に見直す必要を感じてはいます.

イグチ氏のご指摘のとおり、日本産ウラベニイロガワリ節の分類については私も再検討の必要性を痛感しています。




バライロウラベニイロガワリ   nivalis - 2009/08/19(Wed) 19:20 No.1475

 毎年ほぼ同じ場所(トドマツ林)に出ているバライロウラベニイロガワリが、今年も出ているんじゃないかと8月上旬に行ってみました。一個も出ていなくて、先日16日に行ってみるとすでに流れていて綺麗な状態に今年は出会えませんでした。
 HPで下の写真は不明種扱いにしていますが、その後の検鏡結果でバライロウラベニイロガワリと判断しました(傘表皮菌糸は未検鏡)。
[画像移動=1]
上の傘表面は、har.高橋さんが仰るように灰白色の皮膜の層が成長と共に壊れて(割れて)きている状態なのだと思います。

[画像移動=2][画像移動=3][画像移動=4][画像移動=5]
断面を見ると、虫食い部分は赤変しています。

下は2006年に撮っていた成菌の画像です。右は断面の一部ですが、傷の付いた一部分が赤変しています。
[画像移動=7][画像移動=6]

あそぼさんのきのこの状態では胞子も出来ていない状態ではないかな?と思います。網目の感じはお写真からわかりませんが、一部の変色性でバライロではないと判断するには難しいのではないかと思います。B.splendidusの胞子はバライロよりも若干大きいみたいなので、もう少し成長を待って検鏡してみてはいかがでしょうか?
(追記、スイスの菌類図鑑とイグチさんが訳してくださったイギリスの図鑑では胞子サイズが若干違うようで、イギリスの図鑑だとバライロと同じですね)

 あそぼさん、先日はスパム投稿のお知らせありがとうございました。8月に入ってから、ポツポツと投稿されどうしたものか思案しています。皆様には不快な思いをされていることと思います。申し訳ありません。




少しデーターを大きくしてみまし...   あそぼ - 2009/08/19(Wed) 22:15 No.1477

har.高橋さん、はじめまして。でも、ロムっていたので初めましてと言う感じではないですが(照)。レスをいただき感謝です。
柄の感じと傘の表面がわかるようにデーターを大きくしてみました。切り取りの仕方がわからないので全画面のアップです。すいません。
柄の拡大情報としていただければ幸いです。右のキノコの柄を参考にしてください。左奥の方も写真のせいでつぶれていますが、同じでした。
har.高橋さん、ニヴァリスさん、バライロウラベニイロガワリの実物を手にしていないのでわからないのですが、この写真から見てどうでしょうか?
尚、成菌(老菌)もあったのですが、その傘の色はこの幼菌と全く同じでした。少しバクされていたので、写真も採取もしていませんでいた〜ごめんなさい。でも、成長にともない管孔の色は変化しますが中心部分が赤くなりますが管孔全体ではなかったです?。それから変色は僕の書き方が悪かったのですが、その場で切断し、家に帰り、さらに観察を続けたら、12時間ぐらいで、断面が全て青変から赤変しました。
しっかぁ〜〜し、結果を見届けたのは次の日の朝でバタバタしていたので、その写真は撮っていないのです。
イグチさんがおっしゃっていたイグチの観察では胞子紋が重要、、ごめんなさい。ニヴァリスさん、更に胞子の大きさ!!平謝り!
がび〜〜ん。
穴だらけの観察ですね。僕の気持ちと同じに字の大きさを小さくしたいです。
では
消え入るように、、、、、、しつ れ い  し ま す




Re: 帰ってきました。   種山 - 2009/08/20(Thu) 00:05 No.1478

>12時間ぐらいで、断面が全て青変から赤変しました。

どの種だったか記憶があいまいですが、このように変化するものが
私の標本にいくつかありました。赤変というよりも青が退色した後
酸化で赤褐色を帯びるというような感じですが・・・・
正直、あまり気にしていませんでしたが、
これが重視すべき性質なのかはわかりません。実際どうなのでしょうか。

なお、私もバライロウラベニイロガワリ実物を見たことが無いので
写真に関するコメントはなにもできないです・・・・




がび〜ん   nivalis - 2009/08/20(Thu) 06:11 No.1479

>穴だらけの観察ですね。僕の気持ちと同じに字の大きさを小さくしたいです。
>では
>消え入るように、、、、、、

消え入らないでくださいねぇ〜(^^)!
私も数年前(2003年)、インパクトの強い幼菌をみて「このきのこはなに?」と思ったものの幼菌の写真のみでした。その後、バライロウラベニイロガワリとするまで3年かかっています。1度の観察でそのきのこの全てが分かっちゃうなんて、私らアマチュアには滅多にないんだと思います。投稿することによって自分自身の勉強になりますし、見ている方にも「(そこに)こんなきのこがあるんだぁ〜」と情報ですし、観察にはこんなことも必要なんだと分かることもあります。「がび〜ん」となったり、思うような情報を得られないこともあると思いますが、出してみることでお互いの勉強になるって信じて臆せず出してください。お願いいたします。




Re: 帰ってきました。   har.高橋 - 2009/08/20(Thu) 17:12 No.1481

>成菌(老菌)もあったのですが、その傘の色はこの幼菌と全く同じでした。

成菌の傘も幼菌と同じ(灰白色)であれば、別種ということになります。
むしろウラベニイグチ B.satanas に近縁かもしれません。

>赤変というよりも青が退色した後
酸化で赤褐色を帯びるというような感じですが・・・・

青変したのち赤褐色に変わったのであれば、単なる色の褪色と思われます。




予習   イグチ 潔 - 2009/08/20(Thu) 18:36 No.1482

  >1度の観察でそのきのこの全てが分かっちゃうなんて・・・滅多にないんだ と思います。

 一回の観察で、採取した標本からできるだけ多くの(可能であれば「すべて」の)情報を引き出すには、予習と下準備とが大切です.

 1)記載用語を正確に理解しておくこと.
 2)色の表現に使えそうな見本(包装紙の断片などでもよい!)をふだんから集めておくこと.
 3)試薬・濾紙(胞子紋作成用)・ナイフ(断面の変色確認用)などの小道具を、いつでも使用できるように準備しておくこと.
 4)樹木の同定についての勉強を充分にしておくこと.

  なお、イグチ類の子実体の青変に係る成分は単一ではありませんが、そのほとんどは酸化によって青色となった後、今度は子実体に含まれる酵素によって分解されて灰黒色となります.
 灰黒色となった状態で、子実体そのものに含まれている赤色〜橙色系の色素と混ざって「赤っぽい淡褐色」になります.

 虫食い跡などでは、虫の唾液などに含まれる酵素の働きで、酸化(=青変)することなく直接に褐色となるのが普通のようです.




Re: 予習   種山 - 2009/08/21(Fri) 14:19 No.1484

高橋さん、イグチさんありがとうございます。

文献を見ていてもworm holeに関しての所見があったり、
分類の要素の一つに味という項目があったり、菌類はやはり面白い!

引き続き別スレッドで投稿しますのでよろしくお願いいたします。




Re: 予習   nivalis - 2009/08/21(Fri) 21:28 No.1488

har.高橋 さん イグチさん 本当にありがとうございます。

2)色の表現に使えそうな見本(包装紙の断片などでもよい!)をふだんから集めておくこと.

これは観察シートに色見本として貼り付けるのですね・・・なるほどなぁと思いました。
 ご覧になっている方で、観察シート?と思われる方もいらっしゃると思いますので、近日中に観察シートをDL出来るよう工夫してみたいと思います。




みなさん、ありがとうございまし...   あそぼ - 2009/08/22(Sat) 06:41 No.1495

種山さん、イグチさん、har.高橋さん、そしてニヴァリスさんありがとうございました。
みなさんからいただいたアドバイスをしっかりメモしこれからもアップしますのでまたお付き合い下さい。では





ボコボコ3  投稿者: オリミキ 投稿日:2009/08/12(Wed) 17:06 No.1455

北海道は爆発ですね。
シャカシメジは8月1日に富士山で採りました。富士山2000m付近と北海道は気候がよく似ているような気がします。

今日はヤマドリタケの収穫です。黄土色の傘も有りますがたぶん苦くない予定、不安があるとすればドクヤマドリか・・・




Re: ボコボコ3   nivalis - 2009/08/13(Thu) 21:05 No.1457

オリミキさん こんばんは!

きのう・今日は、お墓参りで出かけていました。
途中、羊蹄山麓に寄ってきました。
羊蹄山にはレンズ雲がかかっていて(12日)、案の定きょうは雨模様でした。
[画像移動=1]

>富士山2000m付近と北海道は気候がよく似ているような気がします。

標高2千m付近だと、亜寒帯になるのでしょうね
でも・・・北海道にシラビソとかコメツガがないんですよね
シラビソやコメツガはもう少し標高の低い所なんでしょうか

>今日はヤマドリタケの収穫です。
>たぶん苦くない予定

いっぱい収穫できましたね(^ ^)v.
ヤマドリタケは、バターでソテーがもっとも美味しいような気がするのですが、これが1番という料理がありましたら、ぜひ教えてください。
苦いきのこを間違って入れないよう気をつけます(_"_);;;。

羊蹄山麓の針葉樹林では6月の下旬頃からヤマドリタケが結構出ていて、今もススケヤマドリタケとそこそこ出ています。でも6・7月は雨が多く、カビ菌もいつになく勢力旺盛、半分以上のヤマドリタケやススケがカビにやられています。8月に入り、テングタケ類も旺盛。
下は羊蹄山麓の針葉樹林で見かけたヤマドリタケ、イボテングタケです。
[画像移動=2][画像移動=3]

実家の方で
コウタケ(ニセ?)、ハナビラタケを収穫してきました。
[画像移動=4][画像移動=5]
それと、下はこれまでコガネヤマドリと思っていたのですが
もしかしたら、これがキアシヤマドリかな?と写真を撮ってみました。
[画像移動=8]

北海道は、今のところ、きのこがいっぱい出ているのですが
ある日ある時、パタッと「きのこがない」なんてことになってしまうんじゃないかと心配。




Re: ボコボコ3   nivalis - 2009/08/14(Fri) 12:12 No.1459

後から気がついたのですが(すみません)
富士山のヤマドリタケの発生する環境(樹種)って北海道と違いますよね。
オリミキさん、もし残りがあるようでしたら
ぜひ、北原さんに送ってあげてください。
宜しくお願いいたします。




Re: ボコボコ3   種山 - 2009/08/14(Fri) 20:16 No.1462

こんにちは

安比のお知らせが下に行かないよう書き込みを控えておりましたが
もういいかな。ここに集う皆様と安比でお会いできることを
楽しみにしています。

>もしかしたら、これがキアシヤマドリかな?と写真を撮ってみました。

柄の網目がキアミアシイグチと間違えそうになるくらい
隆起していることが特徴です。
写真ではそう見えないのでコガネヤマドリだと思います。
傘がオレンジを帯びた物から焦げ茶っぽいものまで
種内変異があるのではと考えてますが、まだ未検鏡、未検討の種ですので
そのうち手を付けたいと思ってます。




Re: ボコボコ3   イグチ 潔 - 2009/08/14(Fri) 23:39 No.1463

   >もしかしたら、これがキアシヤマドリかな?と写真を撮ってみました。

 柄の全面が帯褐オレンジ色で縦に走る繊維状をなし,隆起した網目がない(もしくは管孔層の湾入部に隠れる程度に,柄の頂端にのみ繊細な網目状隆起がある)ようでしたら,種山さんのご指摘の通りコガネヤマドリではないかと思われます.

 私が調査している範囲(関東南部)では B. aurantiosplendensはごく普通に見られるのですが、B. auripesはまだ見出したことがありません.前者は暖帯系でスダジイ・シラカシ・ウラジロガジ・コナラ・クヌギなどの林内(あるいはこれらとアカマツ・モミなどとの混交林)に多いように思われますが,後者はあるいはブナ・ミズナラ帯のきのこなのかもしれません.




Re: ボコボコ3   nivalis - 2009/08/15(Sat) 11:54 No.1464

>写真ではそう見えないのでコガネヤマドリだと思います。
>種山さんのご指摘の通りコガネヤマドリではないかと思われます.

コメントありがとうございます。
やっぱコガネヤマドリだったんだぁ(顕著な網目がないので)と、ガックシ。
北海道でコガネヤマドリというと、もっぱらトドマツ林で全く苦味はありません。イグチさんがご覧になっているコガネヤマドリはどうでしょうか?

種山さんのお写真をあらためて拝見して、傘の色はこげ茶で
傘表面の感じも違っているんですね。(↓種山さんのお写真)
http://boletus.sakura.ne.jp/labo/kisai/image/bts002aimage/bts002a-03.jpg
キアシヤマドリタケがコガネヤマドリに似ているらしいと変に思い違いしていたようです。何節なのかなと見てみると北陸のきのこ図鑑で、ヤマドリタケ節なのですね・・・。あらためて・・・ヤマドリ節のきのこはもっとあるんだ・・・と思わされているところです。




Re: ボコボコ3   種山 - 2009/08/15(Sat) 23:19 No.1465

>後者はあるいはブナ・ミズナラ帯のきのこなのかもしれません.

長野県内では比較的標高の低い500から800mくらいの
コナラ、アカマツ混成林で見かけます。
富山、石川、兵庫などでも同様な環境で採集されているようです。

今年はよく発生しているようで、比較的普通種なのではという感じです。

コガネヤマドリは標高1000m以上のウラジロモミ、ドイツトウヒで
見かけることがほとんどで、関東で見られる物と同種なのか
興味深いところです。




Re: ボコボコ3   きらら - 2009/08/15(Sat) 23:53 No.1466

兵庫県では B. auripes は珍しくなく、B. aurantiosplendens と B. auripes が同じフィールドで同時に観察されることもあります。
写真は、数年前の観察会で長澤先生から教えていただいたB. auripes ですが、キアシヤマドリタケ(北陸図鑑)によく似ていると思います。




Re: ボコボコ3   nivalis - 2009/08/16(Sun) 22:47 No.1467

>今年はよく発生しているようで、比較的普通種なのではという感じです。
>兵庫県では B. auripes は珍しくなく、

比較的普通種・・・そうですか。
北海道の場合、ムラサキヤマドリタケが普通種ではないことからも
本州とは発生状況がやはり違うのでしょうね。柄の黄色いヤマドリタケ・・・見たことありませんです(でも、あるような気がします)。

>B. aurantiosplendens と B. auripes が同じフィールドで同時に観察されることもあります。

混生林なのでしょうか?
ヤマドリタケモドキはどちらかといえば、シラカバに。シラカバにヤマドリタケと思われるものも発生しますが、ヤマドリタケは概ね針葉樹(トドマツ、アカエゾマツ)です。ムラサキヤマドリタケはシラカバ混生林またはミズナラ混生林。節は違いますが、広葉樹林でコガネヤマドリが発生するとすれば、北海道と本州はやはり、なぁ〜んか違うぞって感じてます。

>関東で見られる物と同種なのか興味深いところです。

種山さん、課題がいっぱいあるかと思いますが
そのうち、ぜひ手を付けてください。宜しくお願いいたしますです。





安比へのお誘い  投稿者: nivalis 投稿日:2009/08/09(Sun) 05:42 No.1445



皆さんの参加をぜひお待ちしています。
参加申し込み・問い合わせ先は
おしゃべりボードの文字の下「安比高原フォーレのご案内」を
ご覧ください。




Re: 安比へのお誘い   レオピー - 2009/08/09(Sun) 21:57 No.1448

参加した〜い。
皆さんにもお会いして、話聞きた〜い。
でも、仕事休めないしお金もな〜い。
今度、北海道でお願いしま〜す。
その時は絶対参加しま〜すので。m(__)m




Re: 安比へのお誘い   nivalis - 2009/08/10(Mon) 09:21 No.1452

>今度、北海道でお願いしま〜す。

毎年、南・北・南と交互にやっているので来年は南ですね。
でも、もしかしたら来年は某会の恒例観察会が北海道かもしれませんので
楽しみです。

田中さぁ〜ん ご覧になっていますかぁ?
以前、安比へは行くと聞いていたように思います。
参加されると見込んでお願いがあります。メールさせていただけたらと思っています。





ボコボコ2  投稿者: nivalis 投稿日:2009/08/08(Sat) 21:48 No.1443

 きょうは、ホンシメジ・シャカシメジがどうなっているか見に行ってきました。
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晴天続きでベニタケ科のきのこは干からびていましたが、それでもまだ色んなきのこが出ていました。下はフタイロベニタケ、シロアンズタケ、オオワライタケ。
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採取はしませんでしたが、ウスヒラタケ。
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針葉樹林ではイボテングタケが出ていましたが、これはたぶんテングタケダマシ。
[画像移動=7][画像移動=8]

きょうは、ホンシメジ・シャカシメジ・ハナビラタケ・ヤマドリタケモドキの入ったチョット贅沢なきのこ汁をたべました。シャカシメジは歯切れが良くてとっても美味。ヤマドリタケモドキは汁物よりやっぱ炒め物の方が合うみたい。モドキを入れたのは失敗かな^ ^;。




Re: ボコボコ2   レオピー - 2009/08/09(Sun) 21:53 No.1447

ニヴァリスさん今晩は。

ふふふ、行って来ました。
乾燥していて状態が悪く苦労しましたが、シャカ&ホンを少しずついただき
炊き込みご飯にしました。
明日の朝は楽しみで〜す。

シロアンズは見つけられませんでした。





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