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文献検索  投稿者: イグチ 潔 投稿日:2010/04/15(Thu) 23:35 No.1762

 No. 1761のスレッドからこちらにつなげさせていただきます m(_ _)m

 環境アセスメントでは、同定した標本のリストを作成する際、個々の分類群をどの文献によって同定したのか、文献目録をいっしょに提出することを求められますので、私も日本産菌類のリストおよびその同定に役立つ文献のリストを個人的に作成しております。

 兵庫きのこ研究会の「買うとく」さん(HN)が作成されたリストは、書店で購入できる図鑑(必ずしも同定が正確かどうかは不明)や、「日本きのこ図版」とか「北陸のきのこ図鑑」において、近似の分類群との区別が明らかでないままに「仮称(〜 sp.)」の下に日本産の菌類として記録されたものが含まれているのが、個人的にはやや不満なのですが、利用価値は高いと思います(必ずしも、書店に並ぶ書籍や、「日本きのこ図版」ならびに「北陸のきのこ図鑑」にケチをつけているわけではないのはもちろんですが)。


 文献入手が難しい、とおっしゃる方に、一つアドバイスtです。
 http://www.cybertruffle.org.uk/cyberliber/index.htm(菌学関係電子図書館、といったところか?)はなかなか有用です。
 上記URLを開き、左側のフレームの中から「Journals」を選んでクリックすると、閲覧できる雑誌の名称リストが出ます。
 このリストの中から役に立ちそうな雑誌名を選んでクリックすると、その雑誌の閲覧可能な「号」・「巻」のリストが現れますので、読みたい号または巻の番号をクリックすると、その号もしくは巻の総目次が表示されます。

 この電子図書館の難点は、各論文がPDFで提供されるのではなく、一ページごとに「画像を保存する」でいちいちとりこまなければならない点なのですが、「PDF Designer - Image Edition(PDFデザイナー:イメージエディション」というフリーソフトを使えば、PDFに変換できるのだそうです。

 このソフト(http://www.vector.co.jp/soft/win95/writing/se268384.html
からダウンロードできるという)、私自身はまだ使ったことがありません(汗)。
 自分で試していないのに、ここで紹介してしまうのも何だかなー、とも思いますが、どなたか試してみて結果をこちらで紹介してくれるといいかも。

 以上、みなさまのご参考になれば。


 PS:もちろん、基本の英語読解力と「菌類分類学用語」をある程度消化している、というのが文献利用の前提にはなりますが・・・ (^_^;)




Re: 文献検索   nivalis - 2010/04/17(Sat) 18:13 No.1763

>もちろん、基本の英語読解力と「菌類分類学用語」をある程度消化している、というのが文献利用の前提にはなりますが・・・

外国語のページはめまいのする私には無理ですね^ ^;

>一ページごとに「画像を保存する」でいちいちとりこまなければならない点

DLして、いちファイルづつ見るのは確かに不便かもしれませんね。
何かの折に、こんなことが出来る機能として覚えておくのも便利かもしれません。ご紹介のDL先のアプリケーションは簡単でしたので
こちらは私にも説明可能です。

下の4枚のjpgファイルで試した説明をしてみます。


ソフトをDLします。


画像を、pdfi.exeにドラッグ&ドロップ重ねます。


選択ダイアログフォームが出ますので、追加ボタンをクリックしながら
後の3枚の画像を開き、目的の画像が表示されたらokをクリック


保存先にtest.pdfファイルが出来ました。


そのpdfファイルを開くと、スクロールし4枚のファイルを見ることが出来ます。
Download:1763_6.pdf1763_6.pdf

以上です。

<追記>
画像DL先から、画像を直接pdfi.exeに重ねpdfファイルで取り込むことは出来るようですが(任意のフォルダに取り込み出来ず不便)、1枚づつみたいです。まとめることが出来るのは自分のPCに取り込んでからなので、JPGまたはBMPのまま取り込んだ方が良いようです。




Re: 文献検索   買うとく - 2010/04/19(Mon) 00:08 No.1764

nivalisさん

ご紹介いただきありがとうございます。
確かこちらの掲示板での投稿ははじめてだと思います。
よろしくお願いします。

ご紹介いただいた日本産きのこ目録は以下のURLに引越しました。
http://koubekinoko.chicappa.jp/
それに伴って少し種数が増えただけですがバージョンアップしました。

>エクセルファイルは読み取り専用になっていますが、・・・
読み取り専用となっているのですね。
知らなかったです。
ダウンロードされた方は自分の使いやすいように自由に編集してください。


日本産のきのこが海外の雑誌で報告されていると文献を入手するのが難儀するのですが、イグチさんご紹介のCYBERLIBERにはMycotaxonやMycologiaの論文が掲載されているのでこれは便利です。
こんなサイトがあるなんて知らなかったです。
おかげさまでミヤマタマゴタケの論文をはじめてみることができました。




Re: 文献検索   nivalis - 2010/04/19(Mon) 09:37 No.1765

買うとくさん ようこそ!
こちらこそ宜しくお願いいたします。

バージョンアップのお知らせを頂きありがとうございます。
このファイルについては
文献検索だけではなく新分類がわかり、よくここまで調べ上げたと
ブッタマゲタァ〜!(北海道弁^ ^?)です。
おかげさまで重宝に使わせていただいており、これから沢山の方に役立つ資料だと思います。作成してくださり感謝です!

>ご紹介のCYBERLIBERにはMycotaxonやMycologiaの論文が掲載されているのでこれは便利です。

「日本産きのこ目録」に有りますQ列の外国文献、これから幅が広がっていきそうですね^ ^。

*****

眺めていてわからないことがあります。
エゾカワキタケについてlentinus からNeolentinusに変わったんだなぁと見ていました。Neolentinusの基準種はNeolentinus kauffmanii (A.H. Sm.) Redhead & Ginns (エゾカワキタケ)になっていますので、属和名エゾカワキタケ属になるのでは?と…。
 でも、フウセンタケ属も「フウセンタケ」と言うきのこがあるのか?ということになって、Cortinariusの基準種はCortinarius violaceus (L.) Gray、ムラサキフウセンタケ。マツオウジ属もフウセンタケ属もこれまでの俗称で良いのかも…とか、でもでも…クリタケ属はニガクリタケ属になったし…???です。




Re: 文献検索   種山 - 2010/04/19(Mon) 21:51 No.1766

買うとくさん

こんにちは
これを機に、ちょくちょく顔を出して下さい。
兵庫きのこグループ合宿に行きますので宜しくお願い致します。

日本産きのこ目録を書き上げた労力は大変な物だったと想像します。こういった有用なものを公開することは素晴らしい事ですね。本郷博士論文選集の索引なども有効に利用させて頂いてます。

>ご紹介のCYBERLIBERにはMycotaxonやMycologiaの論文が掲載されているのでこれは便利です。

なぜか、欠番になっている号があって、それこそが欲しかったやつだったりします。文献へのアクセスの幅が広がれば日本新産種の発見、同定へも意欲がわきますね。




Re: 文献検索   買うとく - 2010/04/21(Wed) 00:12 No.1767

nivalisさん

>エゾカワキタケについてlentinus からNeolentinusに変わったんだなぁと見ていました。Neolentinusの基準種はNeolentinus kauffmanii (A.H. Sm.) Redhead & Ginns (エゾカワキタケ)になっていますので、属和名エゾカワキタケ属になるのでは?と…。

エゾカワキタケではなくエゾナミハタケではないでしょうか?
新菌類図鑑p.33を見るとNeolentinusの基準種はNeolentinus lepideus=マツオウジとなっています。
多分それでNeolentinusはマツオウジ属という和名になっているのだと思います。
国内の図鑑でNeolentinus=マツオウジ属という属名が出てきたのは幼菌の会のきのこ図鑑がはじめてではないでしょうか。
ただ、Index fungrumで検索をすると確かに基準種はNeolentinus kauffmanii =エゾナミハタケになっていますね。
一体どいうことなのでしょうか?
私にもわかりません。
lentinus関連の属は研究者によって解釈がいろいろとあるみたいで、それが原因かと思うのですが推測の域です。

基準種との属和名に関してはご指摘のとおり混乱のもとになるものが多々あると思います。
フウセンタケ属もそうですが、ヒトヨタケ属もややこしくなっていますね。
個人的にはネオレンチヌス属のように学名をそのまま読むのは好きではないのでできれば属和名をつけて欲しいと思っています。

属や科などの和名に関しては目録を作成するにあたっていろいろと思うところがありますね。

目録作成にあたってよくわからないまま作成しているので今回みたいになぜそうなのか作っている本人はまったく理解していませんので、100%信用せずに参考として使っていただけると助かります。
目録に対してできればどんどんつっこんでいただけると、より正確な目録になるので助かります。


種山さん

欠番があるとは残念なことですね。
合宿で会えるのを楽しみにしています。




Re: 文献検索   nivalis - 2010/04/21(Wed) 01:50 No.1768

>エゾカワキタケではなくエゾナミハタケではないでしょうか?

間違えましたですね、すみませーん。

>混乱のもとになるものが多々あると思います。

HPに掲載しているきのこは少ないのですが、掲載のきのこを分類別にしてみようと、簡単ですが分類表を作成してみたんですよね。そのときに基準種は?とIndex fungrumで調べていて、ズレが結構あると思っていました。たぶん調べなければ何の疑問にも思わなかったのでしょうけど。
 今は新しい分類の過度期で、フウセンタケ属がムラサキフウセンタケ属だよって言い出されたら更に混乱を招くことになるんだろうなぁ…とか、取り留めのないことが頭をよぎったわけで、取り留めのない話を出してしまいすみません。

>属や科などの和名に関しては目録を作成するにあたっていろいろと思うところがありますね。

私は調べる規模が小さいですが、それでも色々と思うところアリでした。
買うとくさんは尚更のことと思います。

>目録に対してできればどんどんつっこんでいただけると、より正確な目録になるので助かります。

つっこめる所を探してみたいと思います^ ^。





赤くないコナカブリベニツルタケ  投稿者: gorosuke 投稿日:2010/04/10(Sat) 19:22 No.1743

良い機会なのでもう一つ紹介させて下さい。3年前、やはり家の近所のコナラ、アラカシを中心とする雑木林で見つけたのですが、よく分かりません。地元きのこ会の仲間に見て貰うと、未登録種と言う人とコナカブリベニツルタケの色が赤くない物でこれは変異の内だと言う人の、二つに意見が別れました。この時はまだ、仲間から強く薦められてしぶしぶレイマ-の単眼鏡を買ったばかりで、顕微鏡写真は撮っていません。胞子を見る事は見たのですが、特に特徴はありませんでした。





Re: 赤くないコナカブリベニツル...   gajin - 2010/04/10(Sat) 20:07 No.1744   HomePage

gorosukeさま

ヒメコガネツルタケ(Amanita melleiceps Hongo)は検討されましたでしょうか?
私には普通にヒメコガネツルタケに見えてしまいます。
gorosukeさんの写真ではサイズが良く分かりませんが、ヒメコガネツルタケだとかなり小型のはずです。




Re: 赤くないコナカブリベニツル...   gorosuke - 2010/04/10(Sat) 22:59 No.1746

>gajin様
ヒメコガネは見た事がありますが、このきのこはもっと大型で、傘の直径が7〜8センチありました。また見たいと思って毎年同じ場所に通っているのですが、シャイなきのこなのか一向に姿を現してくれません。私が海華さんの掲示板に投稿した大ベニウスタケの例もあるので、ヒメコガネの大型種と言うの有りなんですかねえ。




Re: 赤くないコナカブリベニツル...   イグチ 潔 - 2010/04/10(Sat) 23:23 No.1747

 写真がやや白とびしているように見え、かさの表面の外被膜片の形質がふめいりょうなのでなんともいえませんが、被膜が膜片状(パッチ状)ないしいぼ状であればヒメコガネツルタケ、被膜が粉塊状をなしているならコナカブリベニツルタケの可能性が、それぞれ否定できないかと思います。


   >特に特徴はありませんでした。

 テングタケ類の胞子については、アミロイド性の有無と胞子の「長さと幅との比率(一般にE値と呼ばれる)」ぐらいしか種の特徴がない、とみなされています。

 むしろ、かさの表面の被膜(外被膜片)を検鏡し、球形〜長円筒形〜ソーセージ形の嚢状細胞がメインの構成要素となっているか、それとも糸状の通常菌糸が主体を占めているか、が重要な特徴と考えられます。
 嚢状細胞が主な構成要素になっている場合は、つぼの破片は崩れやすくて粉状〜微粒状となり、糸状の菌糸が主体となって絡み合っていれば、膜片状の崩れやすいものになります。
 
 なお、外被膜片の組織の中に、普通の菌糸(無色)よりやや太く、黄褐色の内容物を含んだ異型菌糸が見られるか否かについても、重要な種の特徴とされています。

 テングタケ類の顕微鏡的観察については、子実体の構成菌糸の隔壁部あるいは担子器の基部におけるクランプの有無(およびその出現頻度)も調べる必要があります。




Re: 赤くないコナカブリベニツル...   gorosuke - 2010/04/11(Sun) 13:02 No.1749

>イグチ様
露出を変えて傘表皮のもう少しわかり易い写真があるので見て下さい。




Re: 赤くないコナカブリベニツル...   gajin - 2010/04/11(Sun) 20:09 No.1751   HomePage

gorosukeさま

この写真を見るとなぜヒメコガネツルタケでないとされたか良く分かりました。傘の表面全体が粉状になっているようですね。

添付画像は、我が家の近くの栗畑に発生するヒメコガネツルタケと思っている菌ですが、傘表面は粉状でないつるんとした部分があることがわかります。サイズも傘径3cm〜5cmくらいの可愛らしいきのこです。




Re: 赤くないコナカブリベニツル...   コナン - 2010/04/12(Mon) 03:23 No.1753

gorosuke様の用いている「コナカブリベニツルタケ」とは、Amanita croceofarinosa ined.のことでしょうか?
もしそうでしたら、同種は「傘の色は初めは基本的に赤色で橙色の粉状外被膜に覆われている」「柄の基部は球状に膨らまない」などの特徴から比較して、写真の子実体は同種の変異というよりも明らかに別種と思われます。
また、傘の縁に同種では見られない内被膜の名残と思われる白色の破片が付着していることも気になります。
ちなみに、同種の胞子は写真のように楕円形です。

以上、ご参考まで。





Re: 赤くないコナカブリベニツル...   gorosuke - 2010/04/12(Mon) 20:39 No.1754

>コナン様
私がコナカブリベニツルタケと言っているきのこは、山渓のフィ-ルドブック「日本のきのこ」に載っているA.parcivolvataです。私はまだ現物を見た事がないので、見た経験のある仲間3人に確認すると、2名が否定、1名は前述の意見でした。また胞子の形は、非科学的表現ではありますが、森永のチョコボ-ルみたいな形でこの写真の物に良くに似ています。ただ嘴状突起(hilar appendix)はもっと小さかった気がします。




Re: 赤くないコナカブリベニツル...   コナン - 2010/04/12(Mon) 21:10 No.1755

gorosuke 様

>私がコナカブリベニツルタケと言っているきのこは、山渓のフィ-ルドブック「日本のきのこ」に載っているA.parcivolvataです。

 gorosukeさんの言っておられる本は、もしかしたら「山渓フィ-ルドブックI きのこ」のことでしょうか。もしそうでしたら、残念ながらコナカブリベニツルタケに対するA. parcivolvataの学名は誤りです。かってH先生が間違って学名を付けられたものが訂正されずにそのまま紹介されているようです。コナカブリベニツルタケについては、青森で初めて発見された菌であり、H先生ご了解の下、1999年の日本菌学会で新種A. croceofarinosaとして発表されています。その発表では確かA. parcivolvataとの違い(主に外被膜の構造の違い)も論じられております。

以上、ご参考まで。




Re: 赤くないコナカブリベニツル...   gorosuke - 2010/04/13(Tue) 20:43 No.1756

>コナン様
学名についての御指摘ありがとうございました。早速、今持っている図鑑を訂正させて頂きます。ところで、このコナカブリベニツルタケは載っている図鑑が少なく、調べるのに苦労しました。また図鑑の解説の中でも「日本ではまだ数回しか採集されていない」と書いてあります。しかしその割には他所のきのこ会の方に伺うと結構観察されていると聞きます。主にどんな所に分布しているのでしょうか?




Re: 赤くないコナカブリベニツル...   コナン - 2010/04/14(Wed) 01:55 No.1757

gorosuke 様

>このコナカブリベニツルタケは載っている図鑑が少なく、調べるのに苦労しました。

申し訳ありません。みんな「おじさん」が悪いのです(--;)。
地方のきのこ会の情報誌では、1990年発行の「青森県きのこ会会報2号」(青森県きのこ会)の中で未記録種として紹介されております。
図鑑類では、翌年の日本菌学会での新種発表を前提に、1998年発行の「青森のきのこ」(グラフ青森)で紹介され、A. parcivolvataとの違いが簡単に述べられております。
また、2009年発行の「東北きのこ図鑑」では、前述の日本菌学会の発表で提案された学名で新種として紹介されております。
ただし、この種(だけでなくほかにもたくさんありますが・・・)はぐうだらな「おじさん」の怠慢でまだ論文が公表されておりませんので、この学名は正式なものではないことをお断りしておきます。

>主にどんな所に分布しているのでしょうか?

東北の北端、八甲田などではブナ林に普通に見られます。

以上、お知らせまで。




Re: 赤くないコナカブリベニツル...   イグチ 潔 - 2010/04/14(Wed) 13:23 No.1758

     gorosuke さま:

    >傘表皮のもう少しわかり易い写真・・・

 コナンさんがおっしゃる通り、「柄の基部が弱い球状に膨らむ」ことと「かさの縁にフリンジ(内被膜のなごり?)が認められる」こと、および「まったく橙黄色を帯びない」ことから、コナカブリベニツルタケとは異なる未知種ではないかと思います。

 「かさの表面の外被膜片が微粒状〜微粉状で、いぼ状とならず、かさの地色も黄色みが淡すぎる」点から、ヒメコガネツルタケと見なすにも無理があるように感じます。


    >嘴状突起(hilar appendix)はもっと小さかった

 hilar appendix は、射生型の担子胞子(すなわち、旧「腹菌類」以外の菌の担子胞子)であれば例外なく認められますし、その大小も、分類学的所見としては価値がほとんどありません。
 「どの部分の違いが、分類学的な違いとして重要なのか」、は、分類群によってまったく異なりますが、せっかく顕微鏡をお持ちなのでしたら、テングタケ類の検鏡(およびそれに基づく分類学的問題提起)に際しては、No. 1747を参考にしての観察をおすすめ致します。


    >かってH先生が間違って学名を付けられたものが訂正されずにそのまま紹介されているようです

 山と渓谷社に限ったことではないのですが、学名がはっきりしていないのに和名が先行して名づけられ、しかも、その菌の詳しい形質が明らかにされずに「暫定発表される」ケースが多すぎて危険だなー、と日々感じております。

 H先生はじめ「大家」の専門家といえども、学名の選定などについては誤りを犯すこともある、と考えて盲信しないように心掛けるべきでしょう(ましてや、自称「大家」、自称「専門家」、自称「指導者」による暫定発表は、なおいっそう危険でしょうし)。

 図鑑を作成する著者の側も、「仮称〇〇タケ(・・・・ sp.)」をたくさん紹介するよりは、既知種についての詳しい解説(望むらくは、青木実氏の「日本きのこ図版」レベルの!)を示しておいたほうが、世のきのこ愛好家の水準向上には結局プラスになると感じています。



    >論文が公表されておりませんので、この学名は正式なものではない

 命名規約にのっとっての正式発表はまだだが、正式に記載するおりにはこの学名を使いたい・・・という段階で、新学名を紹介する時には、学名の末尾に命名者名を附さず、代わりに「ined.」または「ad interim」の語を附するのが作法となっています。
 「仮称〇〇タケ(学名は・・・ sp.)]という形式の暫定発表よりも、「△△タケ(学名 ×××× ◇◇◇◇ ad interim)」という暫定発表のほうが、常識的に考えてより信頼性が感じられるものであるはずです。

 もちろん、仮称と仮学名とをリストに加えるだけでは無責任であり、青木氏レベルの詳細な記載を添え、既知種とは「この部分が異なる」ことを、信頼性のある文献上での記載を引用しつつ説明しておくのが望ましいことです。

 逆にいえば、「将来、この学名をつけて正式に発表する」という現実的見通しと、それに際して必要となる「観察結果の完成」および「類似種についての、過不足ない照合(およびそのために必要な文献の蓄積ならびに読破)」がされてない場合、あるいは最初からそれを行っていない場合(「とりあえず整理しておく」などと称して、いつまでも「とりあえず」の状態が解消されない場合など)は、みだりに「仮称」や「仮学名」を公にするべきではないと思います。




Re: 赤くないコナカブリベニツル...   gorosuke - 2010/04/14(Wed) 20:20 No.1759

>イグチ様
この時はまだ、大阪の博物館で使い方を教わる前で、訳も分からず顕微鏡を覗いていました。今見れば結果は違っていたかもしれません。次に観察する機会があれば、イグチさんのアドバイスに従って検鏡したいと思います。

>コナン様
コナンさんのコメントを見て、あわてて本棚を捜しました。私も「青森のきのこ」初版第一刷を購入しておりました。改めて見せて頂くと、やはりこのきのこはコナカブリベニツルタケではないようですね。ツバがなくて条線がある事は共通していますが、ご指摘の通りでこの写真を見るとはっきりわかります。久しぶりに一通り目を通させて貰うと、私達東海地方の人間とは比較にならない、東北地方の方々のきのこに対する思い入れを感じます。
>皆様
ありがとうございました。




Re: 赤くないコナカブリベニツル...   コナン - 2010/04/15(Thu) 03:29 No.1760

 イグチさんに学名に関することや諸問題の私の舌足らずな部分を補足していただきお礼申し上げます。

 (なぜかここから突然コナン調で〜す!)

 おじさんもイグチさんのご意見に賛同していました。アマチュアの出版する図鑑類(と言っていいのかどうか・・・)にはそれぞれ執筆者の思い入れがあるので批判はできないけど、詳細な比較検討の記載もないまま仮称で紹介されているのを見た後は、欲求不満に陥るよね〜って言ってました。

 また、イグチさんの図鑑類に対する思い入れも昔から良く知っていて、詳細な記載に基づく種の掲載された図鑑の出版を実現を首を長くして待っているんだって。でも、多分、現実とのギャップに苦労していると思うよとも言ってたよ。
 詳細なデータを掲載した専門的な図鑑類は購読層が限定されるため出版社に敬遠され、結局は自費出版の道を歩むことになるんだけど、それなりのものを出版するにはウン百万円程度では足りなくて、仕事で研究をしている人は別としても趣味でやっている人はおじさんのような貧乏な人が多いから、宝くじにでも当たらないと無理なんじゃないかなだって。

 おじさんも顕微鏡写真や最近の研究報告などを紹介した地元のきのこ図鑑の出版を計画したんだけど、出版間際になって出版をお願いした某新聞社から「内容が難しすぎる、きのこの採り方と食えるか食えないか、そして料理の方法が分かればいいんだ」と言われて出版を断念したんだって。
 それで、諦めて某出版社から「T北きのこ図鑑」を出版することになったらしいんだけど、ここでも同じ過ちを繰り返したくなかったから、前もって編集者に「本のレベルをきのこ採りの素人向けを1としてアマチュア研究者を5とすれば、どの辺を想定して執筆すればいいですか」と確認したところ、やはり帰ってきた返事は1レベルかせいぜい1.5レベルということだったそうです。「ここで断るとまた出版が出来なくなるので、取り敢えず了解しておいて、原稿引渡しの段階では黙って3レベルの内容にしておいたけど」ていってた。
 でも、結局、よく売れているのは1レベル程度の本なんだよねと残念がっていました。

 昔の話を聞くことができたのでついでに紹介するけど、「A森のきのこ」は全然出版する予定はなかったんだけど、以前からN先生からは「地元のきのこは地元の人が調べなさい」とか、H先生にはお会いするたびに「A森からは写真もひどく間違いだらけの本が出ているが、一体どうなっているのか」と叱れるので、仕方なく当時としてはなるべく分かりやすい写真を多用して出版したんだって。で、その時に色気を出して今まで他の図鑑類で紹介されていなかった未記録種も掲載したんだけど、ちょっとやり過ぎたかなって反省しているみたい。
 それで、今回出版した「T北きのこ図鑑」の中で新種として紹介したものは、既に日本菌学会大会で発表して未公表ながら論文ができているもの、または近々論文発表予定のものに限定したんだって。
 でも、おじさんはもう年なんで、発表はいつにのことやら。おじさんも「今後はイグチさんのような人を中心として少しでも若い人にモノグラフレベルの図鑑の出版を実現してもらいたいな」といっていたよ。


gorosuke 様

>私も「青森のきのこ」初版第一刷を購入しておりました。

 おじさんが「本屋さんで購入できない幻の本をお持ちいただいているとはとても嬉しいね」と大変感謝しておりました。

>東北地方の方々のきのこに対する思い入れを感じます。

 いやいやとんでもないです。東北はきのこの種類が多い割りに研究者がほとんでいなかったため、今まで調査されていなかっただけなんですよね。
 gorosukeさんはこれから、コナカブリベニツルタケの顕微鏡観察をされる機会があると思いますが、おじさんの古い論文から無断で図のコピーをもらって(?)きましたので参考にしてください。でも、おじさんの未公表の論文の図ですので、みんなには内緒にしてね。


 という訳で、長くなってしまいましたが、今回は皆様といろいろお話でき嬉しく思っております。また仕事が多忙になってきましたので、今回のコメントでしばらく皆様とはご無沙汰になりそうですが、時間が出来ましたらまた参加させていただきたいと思います。どうもありがとうございました。





Re: 赤くないコナカブリベニツル...   nivalis - 2010/04/15(Thu) 22:15 No.1761

イグチさん
ご教示ありがとうございます。テングタケ類においてかさ表皮構造が重要とのこと。なるほどと思いながらも、検鏡したとして、それがいかなるものか照合するものがなければ、文献や資料に乏しい私(たち)には難しい…と思いました。

コナンさん
お忙しい中、コナカブリベニツルタケについてご教示くださりありがとうございます。貴重なお写真をありがとうございました。また出版にこぎつけるまでご苦労があった秘話など分かり易くお聞かせくださり、思い通りの出版は難しい現実があることが分かりました。どうか「おじさん」にこれからもご活躍くださいと宜しくお伝えください^ ^。また、コナンさんにはお時間の許すときにご教示いただくこともあるかと思いますが、今後ともどうぞ宜しくお願いいたします。このたびは私も勉強させていただきました。

gorosukeさん、皆様
このきのこは、どの文献(図鑑)にあるか分からないことってありますよね。
そんな中で、兵庫きのこ研究会の「買うとく」さん(HN)が作成された『日本産きのこ目録2010』が参考になります。
http://www.hyogo-kinoko.jp/modules/newbb/viewtopic.php?topic_id=950&forum=1
エクセルファイルは読み取り専用になっていますが、DLして和名を五十音順に並び替えをして自分用に見やすく使わせていただくことも出来ます(ありがたい資料です)。この種名のきのこは?と、どの図鑑・文献に掲載されているのかがわかり、便利です。





コナカブリテングタケ?  投稿者: gorosuke 投稿日:2010/04/02(Fri) 21:58 No.1706

お世話になります。これは昨年、近所の公園で撮った写真で、今までコナカブリテングタケのファイルに入れてあったのですが、改めて見ると以前観察した物と違うような気がします。滅多に見ないきのこなのにこんな時に限って検鏡してありません。傘に条線が無いのでハイカグラでもないし、喪失し易いとはいえ角錐状のイボも見当たりません。本郷図鑑を見ると「1、2の近縁種があり」と書かれているのでその線も考えられます。このきのこについて何かご存じの方がいらっしゃれば教えて下さい。




Re: コナカブリテングタケ?   nivalis - 2010/04/03(Sat) 21:28 No.1719

画像投稿不具合、申し訳ありませんでした!

もし、可能でしたら
以前観察したお写真はありますか?
画像投稿テストを兼ねて見せていただけましたらありがたいです。




Re: コナカブリテングタケ?   gajin - 2010/04/04(Sun) 08:33 No.1720   HomePage

gorosuke様

見た感じ私が「ティラミステングタケ」と呼んでいるもの(↓)に似ているような気がします。gorosukeさんのはちょっと柄が短いようですが・・。
http://gajin.sblo.jp/archives/20090712.html
薄暗い神社のシイ林に発生しておりました。クロタマゴテングタケが発生するのと同じような環境です。gorosukeさんのはどんな環境だったでしょうか?
非常に特徴のあるテングタケ属ですが、未記載種ではないかと疑っております。

> イグチさま

ついでに質問ですが、上の私のページで2番目に掲載している赤変するテングタケ属はミドリガンタケとは別物でしょうか?
日和田高原で採集され、イグチさんがミドリガンタケとされたものは、もっとガンタケに近い形態のものだったと記憶していますので、これはミドリガンタケとは違うと思っているのですが、赤変するところが気になります。
この写真だけでは分からないと思いますが・・。




Re: コナカブリテングタケ?   gorosuke - 2010/04/04(Sun) 20:13 No.1721

>nivalis様
残念ながら前の物は写真を撮っていません。その時覚えているのは、山渓のカラ-名鑑「日本のきのこ」に載っている写真のきのこと全く同じだったという事です。こんな経験を度々したので最近はきっちり写真を撮るようになりました。只、カメラ、三脚、銀レフ、白い傘と段々荷物が増えて行くので困っています。
>gajin様
実は今回、私がこのきのこをコナカブリではないと思うようになったキッカケは鳥居さんの「月刊 きのこ人」を見たからなのです。私もこのきのこがgajinさん達が見たものと同じだと思います。発生していた場所も愛知県三河地方のコナラ、アベマキ林なので、その可能性は高いと考えられます。発生時期が7月なので熱帯地方との共通種かもしれません。




Re: コナカブリテングタケ?   nivalis - 2010/04/06(Tue) 06:44 No.1722

北海道ではハイカグラテングタケもお目にかかれませんが(たぶん)
コナカブリテングタケもあってもかなり稀だと思います。
ところ違えば発生するきのこは違うと言えど
ホントに色んなきのこがあるんだなぁと思わされています。

>カメラ、三脚、銀レフ、白い傘と段々荷物が増えて行くので困っています。

わかります、わかります(^^;
荷物を持って歩き回るのは疲れるので、歳の私はいかに減らそうか少なくしようなんていつも思います。日本のアマチュアのきのこ撮影レベルは諸外国に比べて高いと思っているのですが、白い傘と聞くと伊沢効果が浸透しているんだってあらためて思います。

>鳥居さんの「月刊 きのこ人」

写真がとっても綺麗で、文章も面白いですね。ついついしばらくアチコチ読んでしまいました。
http://blog.goo.ne.jp/kinokobito




Re: コナカブリテングタケ?   種山 - 2010/04/06(Tue) 21:06 No.1723

gorosukeさんはじめまして

コナカブリテングタケもグッドネーミングな「ティラミステングタケ」も見た事が有りません。ハイカグラテングタケは定点観察地にわらわらと発生しますのでおなじみとなっています。

スレッドは違いますがNo.1700子嚢の検鏡写真は、輪帯照明と暗視野の中間になっているようで、どの程度暗視野よりにするか、またその逆にするか、といったチューニングはきのこ観察(特に写真撮影)に有用な方法だと思っています。

>カメラ、三脚、銀レフ、白い傘と段々荷物が増えて行くので困っています。

エスカレートするとライトまで持ち歩く事になります・・・・
海外のサイトを見て思う事は「分類上重要な箇所のアップをなぜ撮らないのだ!」と歯がゆく思います。

「月刊 きのこ人」は我が家の巡回コースに加わりました。




Re: コナカブリテングタケ?   イグチ 潔 - 2010/04/07(Wed) 15:13 No.1724

  >傘に条線が無いのでハイカグラでもないし、喪失し易いとはいえ角錐状のイボも見当たりません。

 ハイカグラテングタケ・コナカブリテングタケ・ハイイロオニタケは、野外ではなかなか見分けにくいのですが、地下部を見るとわりあい簡単に区別できそうです。
 ハイカグラテングタケでは、長イモ状に深く地中に入るのに対し、コナカブリテングタケでは僅かに膨らんで浅く、ハイイロオニタケではいったんカブラ状に膨れた後で急に細まって地中深く入り込む(しかしハイカグラテングタケの地下部ほどには深くはない)のが普通のようです。


  >「ティラミステングタケ」と呼んでいるもの

 私も、これは未記載種ではないかと思っています。


  >2番目に掲載している赤変するテングタケ属

 日和田で採集されたものは、私見としてはあまり「ミドリ」ではなかったように思うのですが・・・
 日和田で当てた Amanita rubescens var. annulosulphurea Gillet の変種形容名は「イオウ色のつばの」の意ですので、むしろ「キツバガンタケ」と呼んだほうがいいのではないかと考えています。
 Gajin さんの挙げた画像では、かさの表面に残存している被膜片が暗色で、かつ粉状〜粒状をなしているように見えますので、少なくとも日和田産のものとは別種ではないかと感じます。


  >熱帯地方との共通種

 日本の図鑑やネット上などで「熱帯系」の菌、として扱われているものの中には、分布の中心が熱帯〜亜熱帯に偏っている種は意外に少ないのではないかと考えています。

 ダイダイガサやビロードエノキタケ・カブラテングタケなどは、単に、タイプロカリティー(世界で最初に採集された場所)が熱帯圏であっただけのもののような気がしています。
 宿主の分布が熱帯圏に限定される(ビロウなどのヤシ類や、ヘゴなどの木生シダ類など)場合は別ですが。


  >「分類上重要な箇所のアップをなぜ撮らないのだ!」

 日本のサイトや図鑑でも、「生態写真オンリー」という時点で赤点、っぽいかも(笑)。
 かさの縁の条線の有無・ひだにおける分岐や連絡脈の有無・柄の表面の粒点などの有無や、地下部の形態などが示されていない図鑑作りは、そろそろ卒業してもよいと感じるのですが、やはり「綺麗でファンタジックな生態写真」じゃないと売れないのかもしれませんね。




Re: コナカブリテングタケ?   gajin - 2010/04/07(Wed) 21:56 No.1725   HomePage

gorosukeさま

> 実は今回、私がこのきのこをコナカブリではないと思うようになったキッカ
> ケは鳥居さんの「月刊 きのこ人」を見たからなのです。私もこのきのこが
> gajinさん達が見たものと同じだと思います。発生していた場所も愛知県三河
> 地方のコナラ、アベマキ林なので、その可能性は高いと考えられます。

鳥居さんが撮影されたものも私のものと全く同じきのこだと思います。
gorosukeさんのものも三河地方とのことですので、今のところ愛知・三重の特産種といったところでしょうか?

イグチさま

ご回答ありがとうございました。

> >「ティラミステングタケ」と呼んでいるもの
> 私も、これは未記載種ではないかと思っています。

うむむ。これはえらいことですね。誰か記載をしないと・・。

> > 2番目に掲載している赤変するテングタケ属

> 日和田で採集されたものは、私見としてはあまり「ミドリ」ではなかった
> ように思うのですが・・・
> 日和田で当てた Amanita rubescens var. annulosulphurea Gillet の変種
> 形容名は「イオウ色のつばの」の意ですので、むしろ「キツバガンタケ」と
> 呼んだほうがいいのではないかと考えています。
> Gajin さんの挙げた画像では、かさの表面に残存している被膜片が暗色で、
> かつ粉状〜粒状をなしているように見えますので、少なくとも日和田産のも
> のとは別種ではないかと感じます。

ありがとうございます。だんだん思い出してきました。ガンタケの変種ということでしたね。
日和田で採集された個体の写真がありましたので添付しました。「青森仮称」となっていますね。
ついでに、これもガンタケの色違いのような個体を津市の公園で昨年見つけましたので写真を添付しておきます。形態的には先の伊賀市のものと普通のガンタケの中間くらいになるのではないかと思います。
テングタケの仲間もなかなか面白いですね・・。





Re: コナカブリテングタケ?   gorosuke - 2010/04/07(Wed) 23:01 No.1726

>nivalis様
思いがけず、話が盛り上がって投稿した甲斐がありました。何時も見るだけだったのですが、私も参加できて嬉しかったです。私は自分のサイトを持っていませんが、今年初めから海華さんの「自然に乾杯」掲示板に写真を投稿しています。昨年の分だけですが、結構面白い物があるので良かったら見てください。
>種山様
初めまして。何時も種山さんのH.Pはチェックさせて貰っています。ご指摘の通り私の検鏡写真は未完成です。他の写真がイマイチだったので、あえて批判は覚悟でアップしました。自分では輪帯照明のつもりですが、まだセッティングがうまく行きません。私は地域のきのこ講師をしていて、その資料として利用しているのですが、明視野で撮った写真より照明を変えた写真の方が子供達の食い付きが良いので色々工夫をしています。輪帯板を何度か作り変えてチャレンジ中ですが、いよいよ困ったらまた相談にのって下さい。




Re: コナカブリテングタケ?   種山 - 2010/04/07(Wed) 23:41 No.1727

>ご指摘の通り私の検鏡写真は未完成です。

いえいえ、未完成と指摘したつもりではないです・・・
輪帯板の大きさをも色々試されているようですが、コンデンサの高さを微妙に変えてみるのも面白いです。

>うむむ。これはえらいことですね。誰か記載をしないと・・。

発生地の近くに住んでいる方がやるというのはどうでしょう?




Re: コナカブリテングタケ?   nivalis - 2010/04/08(Thu) 00:03 No.1728

>今年初めから海華さんの「自然に乾杯」掲示板に写真を投稿しています。

(^^)
はい、存じておりましたよ〜。何年か前、○○ナバの会で日本きのこ図版が頒布された折の索引を送って頂いたのをご縁に、海華さんのサイトは時々拝見しております。2年前には海華さんにもお会いしました。写真は上手い、料理のセンスは抜群、きのこの種名をよく知っている・・・私はもうもう脱帽です。

>明視野で撮った写真より照明を変えた写真の方が子供達の食い付きが良いので色々工夫をしています。

私も興味があります!
工夫されている顕微鏡写真、ぜひ見せてくださーい。

>>うむむ。これはえらいことですね。誰か記載をしないと・・。
>発生地の近くに住んでいる方がやるというのはどうでしょう?

ティラミステングタケなんて和名のきのこが登場したら
ス・テ・キ!、ですよねぇ。

ガンタケはどうもガンタケ1種ではないのですね。
これまで、少し形態が違うんじゃないかというのに出会ったことがあるのですが(圧着状の褐色っぽい鱗片)、gajinさんとイグチさんのお話から、チョット興味を持ちました。今年は通り過ぎず、立ち止まってちゃんと見てみようと思います。




Re: コナカブリテングタケ?   gorosuke - 2010/04/08(Thu) 19:47 No.1729

>イグチ様
私がこのきのこを熱帯との共通種では?と考えたのには伏線があります。
私にはこの十数年、名前が分からなかったニガイグチ属のきのこがありました。7月から9月に発生するのでもしかして熱帯地方との共通種ではないかと想像していた所、南米コスタリカから新種として発表されたT.alkalixanthus(
アルカリキゾメニガイグチ)だという事が判明しました。この時はまず最初イグチさんのH.Pで見つけ、最終的には京大会館で開かれた講演会で、講師のMさんから直接お話を伺い、確認をしました。この経験があったので、このきのこもそうなのか?と思っただけで、深い意味はありません。




Re: コナカブリテングタケ?   きらら - 2010/04/08(Thu) 22:52 No.1730

皆様

遅くなってしまいましたが、京都で撮影したものです。コナカブリテングタケと同定されてました。相棒がハイカグラテングタケより小型だ、と言ってました。

>ティラミステングタケなんて和名のきのこが登場したら
>ス・テ・キ!、ですよねぇ。

うわ〜こういうの触りたくない・・・と思っていましたが、ティラミステングタケなんて名前だったら平気かも。





Re: コナカブリテングタケ?   コナン - 2010/04/08(Thu) 23:23 No.1731

ご無沙汰しております。
束の間の時間ですが多忙から開放され、久しぶりにこのコーナーを拝見させていただいております。

>日和田で採集された個体の写真がありましたので添付しました。「青森仮称」となっていますね。

さて、昔々に命名した青森産「ミドリガンタケ(仮称)」が一人歩きしているようですが、写真のきのこは青森産「ミドリガンタケ(仮称)」とは傘の色が多少ともオリーブ色を帯びていない(写真からだけですので断定できませんが)点で別物のように思われます。
勿論、未発表種ですので、この和名を何に付けられても仕方ないのですが、「ミドリガンタケ(青森仮称)」となれば少々検討の余地があるようです。

取り敢えず、お知らせまで。




Re: コナカブリテングタケ?   イグチ 潔 - 2010/04/09(Fri) 00:18 No.1732

  gorosuke さま:


   >南米コスタリカから・・・

 確かにコスタリカの位置は赤道に近いのですが、Tylopilus alkalixanthus の原記載によれば、その分布はコスタリカ国内でも比較的標高が高い地域であるとのことですので、気象学的区分からはむしろ暖帯〜温帯のきのこというべきであると思います。

 ニューギニアでも、きのこの発生はむしろ標高2500〜4000mの地域に多いとされ、ニューギニアから記載されたというだけで「熱帯系」とひとくくりにするわけにはいきません。

 「熱帯」・「亜熱帯」・「暖帯」・「温帯」という用語にはそれぞれ簡潔な定義がなされているのですが、原産地(=タイプロカリティー)が日本より低緯度にあるということだけでは、安易に「熱帯系の菌」として扱わないほうがよいと個人的には考えています。


蛇足ながら、アルカリキゾメイグチはあくまで仮称のようですが、某書店主に酷評された拙著の中では「ウスキニガイグチ」と名をつけて公に出版してしまいました(あまり思い出したくない本、ですが・・・)。

  
  きらら さま:

   >京都で撮影したもの

 私も、確実にコナカブリテングタケと考えられる菌は、自分では二度しか採集したことがありません。二度とも、都内の公園のスダジイとコナラを主体に少数のアカマツを混じえた林内で見つけたものです。
 採集した標本は2度ともに、かさの径は10cm以下、全体の高さも15cmには達しないもので、ずいぶん小さなテングタケ類だという印象が先に立ちました。

 ハイカグラテングタケは、東大千葉演習林内のシラカシ・スダジイ・モミ・アカマツなどの混交林で夏(7月中旬〜9月中旬)によく見かけますが、かさの径25cm、高さは地上部だけでも40cmに達するものがザラ(地下部も含めると、高さは60〜70cmにもなる)で、サンプルの持ち帰りにも乾燥にも手間がかかるきのこだというイメージです^^;



  ☆「ティラミステングタケ」については、ガンタケ節とシロオニタケ節との中間の形質を持っているように思えます。
 Bas の「シロオニタケ節のモノグラフ」などを当たっていますが、なかなか一致するものが見当たりません。

 何人かで協力して、北海道からそろそろ公にされる予定の『北海道産ハラタケ類の分類学的研究:特にザラミノシメジ属,ツエタケ属,ビロードツエタケ属,フクロタケ属,ウラベニガサ属』にならい、「日本のテングタケ類(その1)」とか「日本産イグチ属(T)」なんていう資料が将来は作れないかな、などと、らちもないことを考えています(汗)。




Re: コナカブリテングタケ?   NAVA - 2010/04/09(Fri) 00:59 No.1733

nivalis様
皆様

ご無沙汰しております。

とりあえず情報提供です。
山口にも2種類似たのが出ます。
全体が綿毛状になる方は、海華さんのお膝元、江汐公園で見ています。
これは、きららさんの写真と同種に見えますね。
林相は、シイ・カシ・コナラで、夏季に発生。
一過的なものか、高さは6〜15cmほどの物7,8本が束生してました。
色は灰色というよりも、灰色がかった黒褐色。
全体に華奢なイメージでしたが、かさの裏、ひだは白色ですが妙に無骨な感じだったのを記憶しています。
これが、コナカブリテングタケなんですかね?

もう一つは、ハイカグラテングタケとヘビキノコモドキを足して割ったようなきのこ。
こちらは、我が田舎のC峡、コナラ混じりのカシ林で。
単生で、高さは15cmほど、初秋に発生。
全体が灰色の付着物で覆われ、ひだは白色、つばは無し、柄の基部は粉状で膨らんでいました。
標本用に採集したのですが、帰って見たら溶けちゃってました。

イグチさんが山口に来られる頃は、時期的にまだ早いでしょうね。

>熱帯地方との共通種 
私も、宿主等の環境要素に依存する所が大きいというイグチさんの意見に賛同します。
熱帯性といわれるチャオニテングタケやオオタマバリタケと思しききのこは山口県でも観察されています。
T. alkalixanthusは一時期某有名アマチュアカメラマンの苗字から、Oイグチと呼ばれたくらいで、関東では普通に見られました。岡山、山口でも濃アンモニア液でちょんとやっています。(※もっとも、幾つかの類似種もありそうですが。種山さんならお詳しいかな?)
オオオニテングタケ(仮称)も、シイ・カシ常緑広葉樹林のきのこのイメージが強いですが、最初の標本はコナラ・アカマツ林で採集されたそうで、私自身コナラ林でも観察しています。
「場所は離れていても、同じ又は類似する環境に同じ又は類似するきのこが発生する。」、「求めるきのこが菌根菌であれば、探査域を同属・同科の樹林林床にまで広げるべき。」という思いを持っています。
実の所、これは私の、マツタケ探し、トリュフ探しのモットーでもあります。




Re: コナカブリテングタケ?   海華 - 2010/04/09(Fri) 19:29 No.1734

nivalis 様
皆様

敷居が高くてなかなか上がりこめなくていましたが、何やらお声が聞こえましたので・・・(笑)
私もgorosuke さんの撮られているきのこと同じものと思われるきのこを2度ほど観察していますが写真が見つからず別の写真を投稿します。3年前の10月2日、県央部(山口県)の赤松交じりのシイ、カシ林で撮ったものです。




Re: コナカブリテングタケ?   海華 - 2010/04/09(Fri) 19:32 No.1735

画像が投稿できませんでしたのでもう一度。




Re: コナカブリテングタケ?   gajin - 2010/04/09(Fri) 20:29 No.1736   HomePage

おお!
なんだかオールスターキャストという感じになってきましたね。(^^)

海華さんの画像もティラミス・・と同じではないかと思えます。
そうなると、これはもっと広範囲に分布しているのではないかと思えますね。

> 発生地の近くに住んでいる方がやるというのはどうでしょう?

新種記載から逃れられて嬉しいです!




Re: コナカブリテングタケ?   gajin - 2010/04/09(Fri) 20:54 No.1737   HomePage

追伸です。

私がコナカブリテングタケと思っているきのこの写真を添付します。
携帯のカメラなので写りがいまいちですが・・。





Re: コナカブリテングタケ?   種山 - 2010/04/09(Fri) 22:05 No.1738

Tylopilus alkalixanthusは標高800m付近でも採集されています。コスタリカからの新種報告と聞いて、標高の高いところなのだと想像していました。和名に関しては、M講師には申し訳ないですがウスキニガイグチで通す事にしています。

>幾つかの類似種もありそうですが。

強いて言えばニガイグチモドキかも知れない菌が良く似ていました。最近は、イグチの中でもsect. Luridiに興味がでてきて、関東や西日本に発生するような種はほとんど分かりませんし、手も頭も回りません・・・

8月初旬には西日本での採集会に参加します。ティラミステングタケにひょっとしたら出会えるかもしれません。

>新種記載から逃れられて嬉しいです!

そんな・・・




Re: コナカブリテングタケ?   gorosuke - 2010/04/09(Fri) 23:18 No.1739

>新種記載
私が何時もお世話になっているT先生がミカワクロアミアシイグチを調査している時、鳥取のN先生から菌糸が何の木に繋がっているか調べるようにと言われたそうです。東海地方にお住まいの方はご存知と思いますが、家の近所の里山の樹相はとても複雑です。結局、地元教育委員会から5名の協力を仰ぎ、やっとヒサカキの根に付いている事を確認したそうです。私も最初この世界に頭を突っ込んだ時、ちょっとそんなスケベ心を持った時期があるのですが、この話を聞いて、きっぱりあきらめました。




Re: コナカブリテングタケ?   nivalis - 2010/04/10(Sat) 09:41 No.1740

gorosukeさんのティラミステングタケから花が咲きましたね^ ^
皆様、ありがとうございます

きららさん
コナカブリテングタケのお写真ありがとうございます。
見たことがなければコナカブリテングタケはゴツイ感じにも思うのですが、意外と華奢なのですね。(あとでティラミス・ティラミスと何度もその語を目にしているせいかティラミスが食べたくなっちゃいました。食べられそうなきのこのような錯覚もしてきて、これは危険かもって思いました^ ^;)

コナンさん
イグチさんも「ミドリ」ではなかったように思うと言われていますが、ミドリガンタケ(仮)の本家はもっとオリーブ色を呈しているのですね。青森で見られると言うことは北海道にも発生している可能性有りってことですよね。気をつけて見てみたいと思います。

NAVAさん
北海道では、シイ類やカシ類がありません。
コナカブリテングタケやティラミステングタケ(仮)は、シイ・カシ・コナラの混生林のようで、北海道では代替となる樹種は(?)と想像していました。たぶんコナラやミズナラが有力かなぁ・・・いや・・やっぱりシイ・カシがないと無理なのかなぁ、案外とんでもない所に出るかも・・・とか思いをめぐらしています。だって、北海道はトリュフ(黒)が、ウラジロモミ(植生)に出ますし^ ^;.

海華さん
貴重な情報とお写真ありがとうございます。
山口県にも発生していることがハッキリして、gajinさんが胸をなでおろしているようですね^ ^。

このように、樹種や分布域が見えてきたり
イグチさんからタイプロカリティーのお話を伺えたりと、とても勉強になっています。『何人かで協力して「日本のテングタケ類(その1)」とかの資料』と言うと遠い感じがしますが、コナカブリテングタケ類似種比較とかなら可能なのかもしれませんね。




Re: コナカブリテングタケ?   イグチ 潔 - 2010/04/10(Sat) 14:12 No.1741

   海華 さま:

 ときどきサイトにお邪魔しております(m(_)m)。アップされた菌は「ティラミステングタケ」で間違いないようですね。
 かさの表面のココア色の粒状物が脱落性なのか否か(被膜片なのが、それともかさの表皮が細かくひび割れたものなのか)と、かさの縁に内被膜片が残るか否か、それに柄の基部の状態が気になります(私自身は、この菌を実見したことがありません)。
 さらに、菌糸の上や担子器の基部におけるクランプの存在も確かめたいところです。


   gajin さま:
 
 狭義の(真の)コナカブリテングタケについては、「かさのサイズが掌ぐらいにしかならない、比較的小型の子実体を形成し、かさや柄の表面の被膜片は柔らかく、むしろ絡まり合った繊維状であり、柄の基部が僅かに膨れるかまたはほぼ上下同大(地中深く、根状に入り込むことがない)となる」で、おおむね定義できるように思います。


   gorosukeさま:

  >ヒサカキの根に付いている・・・

 ヒサカキはツバキ科に所属させられており、一般的に外生菌根を形成しない植物のひとつであるとされています.
 ヒサカキは、関東ではカシ類やコナラ・クヌギなどからなる森林の下層植生として出現することが多いようですので、ミカワクロアミアシイグチも、暖帯のブナ科植物の細根に外生菌根を作って生活しているのではないかと想像しています。
 「××タケの子実体の基部が〇〇の根につながっていた」ということだけで、「××タケの外生菌根形成の相手は〇〇である」とはいえないのが、菌類生態学の困った点かもしれません(^^;)。

 ただし、ミカワクロアミアシイグチについての形態的特徴のうち、新鮮な(採りたての)胞子紋の色調が何色なのかが気にかかっています。もしオリーブ色であったりするならば、むしろ Boletus(ヤマドリタケ属)に入るのではないか、とも思えるのですが。



   nivalis さま:

 きのこの基質として樹木(の細根、ないしはリター)をとらえる場合、樹木の分類学も心得ておくことは非常に重要であると考えます。
 ヌメリイグチ科がイグチ目の中で独立させられたのも「外生菌根の形成相手はマツ科(Pinaceae)の樹木に限られる」点と、「子実体ないし菌糸体に含まれる二次的代謝物質に、この科のきのこに特異的に認められるものがある」点とが、もっとも大きい着眼点だったようです。

 小川眞博士は、「カラマツの外生菌根形成菌は、ほかの針葉樹に外生菌根を形成する菌との間の共通種はほとんどない」とし、「同じブナ科(Fagaceae)に属する樹木とはいえ、スダジイ・コジイ(Castanopsis)林の外生菌根形成菌と、コナラ・ミズナラ(Quercus 属 Quercus亜属:落葉性)林のそれとは、共通する種が少ない」と述べておられます。

 テングタケ属の菌は、外生菌根を形成する相手(=樹木)の選択性が比較的ゆるいともいわれており、北海道で「ティラミステングタケ」やコナカブリテングタケが出現するとしたら、盛夏のミズナラ・コナラ林で見出される可能性がもっとも高いのではないかと想像しています。




Re: コナカブリテングタケ?   種山 - 2010/04/10(Sat) 20:12 No.1745

スレッド違いになっていたので軌道修正です。

gorosukeさんが書きました。
>>イグチ様
>>ヒサカキの根
>少し説明が足りなかったのですが、T先生も折角6人がかりで掘ったのにN先生から同じ事を言われがっかりしてしておられました。


>「××タケの外生菌根形成の相手は〇〇である」

これを実証するためにもDNA解析が有効だと最近聞いた記憶が有ります。菌根菌の新種記載に上記述が必須かというと、そうでも無いのではと思ってます。解明できれば当然ベストでしょうけれど、比較的新しい新種記載でそれにふれられたものは無いような気がします。単に私が知らないだけかもしれませんが。




Re: コナカブリテングタケ?   イグチ 潔 - 2010/04/11(Sun) 01:12 No.1748

    >これを実証するためにもDNA解析が有効だと・・・

 外生菌根化している樹木の細根を掘り出して洗浄し、それからDNAを抽出して塩基配列を解析するわけですが、樹木のDNAと外生菌根形成菌のDNAとが入り混じり、さらに根の表面に存在している「外生菌根形成菌以外の微生物」のDNAも混ざってくるのが普通ですので、目的とする「外生菌根形成菌」のみと特異的に結合するプライマーを、いかに上手に調製するかが問われるそうです。

    >菌根菌の新種記載に・・・

 実際のところ、「〇〇タケは△△という樹木に外生菌根を作る」といった文献上の記載は、「〇〇タケは、△△の周囲によく見出される」という経験則をもとにしているのが大半のようです。

 DNA解析が比較的簡単にできるようになる以前は、樹木を種子から無菌的に育てて(外生菌根形成菌が根の内部にいない状態にする)、それに目的の菌を植え付け、根が菌根になるかどうかを確認する・・・という手間のかかる方法で調べていたようですが、この方法で確認された例も、あまりないようですね。




Re: コナカブリテングタケ?   nivalis - 2010/04/11(Sun) 19:12 No.1750

>「同じブナ科(Fagaceae)に属する樹木とはいえ、スダジイ・コジイ(Castanopsis)林の外生菌根形成菌と、コナラ・ミズナラ(Quercus 属 Quercus亜属:落葉性)林のそれとは、共通する種が少ない」

つまり、シイ類に出るきのこでナラ属にも出るきのこは少ないと言うことですよね(相互に)。テングタケ属菌についてどの程度の選択性が緩いのかは計り知れませんが、北海道では普通に白樺樹下で見られるベニテングタケが、白樺と同様トドマツにも出ます。トドマツ林ではテングタケ科のほか、ベニタケ科やフウセンタケ科など結構な数の科の菌根菌が発生します。案外とんでもないところ・・・というのはトドマツなんですけどね、期待は薄いですけれど^ ^;
 西日本では発生しても北日本では発生しない、それとは逆があるわけで、樹種帯が違うので見かけられないのは仕方ないかな...と思っています。




Re: コナカブリテングタケ?   コナン - 2010/04/12(Mon) 02:52 No.1752

>コナンさん
>イグチさんも「ミドリ」ではなかったように思うと言われていますが、...

大変失礼しました。
途中参加で経緯も分からないまま、つい、写真に写っている子実体と名前に反応してしまいました。





コナカブリテングタケ?  投稿者: gorosuke 投稿日:2010/04/02(Fri) 22:03 No.1707

写真がうまく送れなかったのでもう一度送ります。




Re: コナカブリテングタケ?   nivalis - 2010/04/03(Sat) 10:44 No.1710

こんにちは gorosukeさん

このbbsでは
写真のサイズが1200ピクセル以上だと、UPできない設定になっています。
もし、メール添付で直接送っていただけましたら
こちらでUPいたしますので、私のほうまで送ってください。
nivalis(@)snowy.memail.jp @のカッコを削除してください




Re: コナカブリテングタケ?   イグチ 潔 - 2010/04/03(Sat) 15:50 No.1711

nivalis さま:

 「おしゃべりボード」入り口の『画像縮小参考編』へのリンクファイルが削除されており、現在、おしゃべりボードへの「アップ可能なファイルサイズの上限=1199 pix」というインストラクションが確認できない状態にあります。

 上記のインストラクションを再度設置していただくとよいか、と思います。




画像投稿不具合   nivalis - 2010/04/03(Sat) 18:25 No.1716

申し訳ありません gorosukeさん
ありがとうございます イグチさん

掲示板に画像投稿不具合が発生しておりましたが
サーバー移設で大丈夫かと思われます。
投稿不具合またそれ以外の不具合もありましたら、お知らせください。
宜しくお願いいたします。




Re: コナカブリテングタケ?   gorosuke - 2010/04/10(Sat) 19:04 No.1742

>イグチ様
>ヒサカキの根
少し説明が足りなかったのですが、T先生も折角6人がかりで掘ったのにN先生から同じ事を言われがっかりしてしておられました。





クラタケの胞子について  投稿者: gorosuke 投稿日:2010/03/06(Sat) 20:13 No.1687

こんばんは。いつもこちらのコ-ナ-を見て勉強させて貰っています。私も少し前から顕微鏡を覗いているのですが、まだまだ初心者のレベルから抜けられません。以前、子嚢菌のクラタケと思われるきのこの胞子を観察したのですが、本郷図鑑の検鏡図と随分違います。普通にカバ-グラスの上に胞子を落とし水でマウントして見たのですが、どうも納得行きません。私の観察の仕方に問題があるのか、それともこのきのこがクラタケに似た別種のきのこであると考えるべきなのか私には判断がつかないのです。ご意見をお聞かせ下さい。





Re: クラタケの胞子について   nivalis - 2010/03/06(Sat) 21:55 No.1688

ようこそ♪ gorosukeさん

このタイプの胞子って、隔壁が後から出来てくることもあるので
お写真を拝見しただけでは、私もクラタケなのか別種なのかわかりません。
スイスの菌類図鑑を見ると、一番近そうなのがCudonia circinansです。
ネット検索で似ている写真は
http://www.flickr.com/photos/19369983@N06/2196986543/
でしょうか・・・。
胞子は[cylindrical-clavate, smooth, sometimes curved.]と記載があります。しばしば曲がっているようで、C.circinansも可能性ありですね。
こちらのほうにスイスの菌類図鑑の図が載っていますので
参考になさってみてください↓。
http://www.flickr.com/photos/10538476@N07/2526519452/in/photostream/

たぶん子嚢サイズや胞子サイズ、側糸の形態などの記載がなければ
クラタケかどうかというのもコメントし難いのではないかと思います〜。




Re: クラタケの胞子について   gorosuke - 2010/03/07(Sun) 20:08 No.1689

ありがとうございました。私は今まで、落下胞子は全て成熟した胞子だと思い込んでいて、隔膜を持つ胞子は落下した時点で多室になっている物だと考え違いをしていました。改めて本郷図鑑でテングノメシガイの胞子についての解説をよむと、“初め一室だがのち十五隔膜を生じ”とあり、このきのこの胞子もこの後隔膜が生じて多室になると考えれば納得が行きます。この次に観察する時はその事も考慮に入れて見てみたいと思います。また何かあったら宜しくお願い致します。




Re: クラタケの胞子について   nivalis - 2010/03/08(Mon) 07:53 No.1690

>この後隔膜が生じて多室になると考えれば納得が行きます。

良かったですぅ。
今年もぜひ採集され、もう一度観察確認してみてくださいね。
報告待っていますよ〜^ ^/~
これからも宜しくです。




Re: クラタケの胞子について   イグチ 潔 - 2010/03/09(Tue) 23:25 No.1691

 山と渓谷社が刊行している図鑑は顕微鏡的な所見にほとんど触れていないので、買った方からのこのような疑問が生じるのではないかと思います.

 gorosukeさんがアップされたものは、子実体そのもののサイズなどが判らないので断定はできませんけれども、クラタケではなくゴンゲンタケである可能性が高いのではないでしょうか?

 ゴンゲンタケの子嚢胞子について、今井三子博士は、『Geoglossaceae Japoniae(日本産テングノメシガイ科)』と題するモノグラフ(1941年公表)の中で「asco-sporidis aseptatis, hyalinis, filiformibus(子嚢胞子は無色・糸状で隔壁を欠く)
」と記述し,「この点でクラタケやホテイタケと区別される」としています.

 なお、ゴンゲンタケに限ったことではありませんが、Cudonia 属では、糸状〜棒状の子嚢胞子が発芽して複数の二次胞子(類球形で無糸・単細胞)を形成することがあります.
 http://www.ne.jp/asahi/mushroom/tokyo/Helotiales.htm にて、ゴンゲンタケの子実体と、その子嚢胞子(および子嚢胞子が二次胞子を形成した状態)とをご覧になれます.
 ちなみに、上記のサイトで「Cudonia sp.」としてアップされているものも、私としてはゴンゲンタケの幼い子実体ではないかと考えています.




Re: クラタケの胞子について   nivalis - 2010/03/11(Thu) 09:37 No.1692

イグチさん、ありがとうございます。

ゴンゲンタケの原記載部分(子嚢胞子は無色・糸状で隔壁を欠く)に触れている図鑑類がなく分かりませんでした。隔壁がないものがゴンゲンタケであるならgorosukeさんのお写真のきのこは、確かにゴンゲンタケの可能性が高いですね。
 
クラタケ・ホテイタケ・ゴンゲンタケは外観が似ていて、検鏡しなければ同定の確証は得られないということですね。勉強になりました。
ありがとうございました!!




Re: クラタケの胞子について   gorosuke - 2010/03/12(Fri) 20:46 No.1697

改めて色々ご助言ありがとうございました。胞子の隔壁の有無に気を取られて肝心の大きさの測定を忘れていました。検体が少ないのでおおよそですが長手方向に80ミクロン前後です。青木図版に拠るとゴンケンタケは50〜78ミクロン、本郷図鑑ではクラタケは40〜60ミクロンという事なので、やはりゴンゲンタケに軍配が上がるようです。今、私は地元自治体の生物分布調査に関係していてそれで今回の質問もさせて頂きました。また宜しくお願い致します。




念のため・・・   イグチ 潔 - 2010/03/13(Sat) 19:46 No.1698

 青木氏がきのこ図版(No. 195)で示した「ホテイタケ」は、子嚢胞子の中ほどがくびれている(コメントでも「私が採集したものでは胞子が中ほどで細くなってくびれたようになっているが、他の参考書では一方が細まっているだけである、とされている)ことから、ホテイタケやゴンゲンタケ・クラタケなどと同属の「オオホテイタケ(保育社:原色日本新菌類図鑑U,第149 図版+243 ページ)」を誤同定したものと考えられます.

 きのこ図版に収録された菌には未知種が多いのは周知のことですが、青木氏によって既知種と同定されたものの中にも、現在の分類学的知見の上からは別種を誤ったケースが少なくありません.

 「〇〇タケについて、青木図版にはこのように記述されていた」とか「△△タケについて、青木図版には、保育社図鑑では触れられていないこんな記述がなされている」という論法は、かなり危険である場合があり得ることを認識しておいたほうがよいと思います.

 「南方熊楠菌類図譜(新潮社)」においては、南方氏の同定結果に対して、各分類群の専門家のコメントが附されていたか、と思うのですが、青木図版についても、同様に補遺がなされていればもっとよかったのに・・・と感じています.




Re: 念のため・・・   nivalis - 2010/03/13(Sat) 22:15 No.1699

なるほど・・・ですね。
仰るように、日本新菌類図鑑のオオホテイタケを見るとオオホテイタケはくびれた胞子ですが、青木図版ではそれをホテイタケとしていますね。
青木図版を持っていらっしゃらない方のために、図版画像を添付します。


ついでにゴンゲンタケの図版も^^;


>青木図版についても、同様に補遺がなされていればもっとよかったのに・・・

南方熊楠は著名な方でその名もよく知られています。彼の記録を本にすれば、それは売れる見込みもあるのでしょうが、青木図版は本として出版されれば、膨大な金額になり入手できる人はごくごく更にごく一部の人が購入可能性があると見込まれるだけです。売れる本ならば、補遺を手掛けるプロの方もいらっしゃるのでしょうけどね。
 今現在は「青木実の記録」がどんなものであったのか、ありのままを現存するのが精一杯で、検証・補遺となると、これまた別問題のようにも思います。でも、こうして同定違いがひとつひとつ明らかにされ、それを集約していくと、やがて出来ることも可能なのかな?って思わされました。

 同定違いについては青木図版ばかりでなく、他の図鑑類においても往々にしてあるわけで、文献収集力の乏しいアマチュアの私たちは余程その種に執着して調べることがなければ図鑑・資料の記載右倣えで誤同定のままです・・・よね・・・。

<追記>かつて(1978年ごろ)、1000番までの図版が相良先生らによって製本された経緯があります。そちらのほうでは補遺がなされていて、ホテイタケについてもオオホテイタケに訂正されています。1000番以下の図版については、補遺・補足がありますので参照する必要がありそうです。




Re: クラタケの胞子について   gorosuke - 2010/03/14(Sun) 00:12 No.1700

イグチさん ありがとうございました。私の未熟な発言が元で青木図版の間違いにまで発展してしまって、とまどっています。私がこの世界に入った動機はきのこ狩りの時にきのこの食毒がわかれば良いという低い志でした。しかし地元のきのこ会設立に誘われて幹事になり、その内きのこ講師の依頼が来るようになってから自分の実力不足を痛感して関西菌類談話会へ入会し、顕微鏡も買いと、只の趣味で始めた事なのに、この先自分が何処まで行くのか不安になる事さえあります。従って、まだ孫引きばかりで、自分から直接原記載にあたる実力が無いのでお許しください。
ところで話は変わりますが、昨年、私のきのこ仲間のけ-た君がブログ「気ままにきのこ」にアップした写真のきのこがウツロイモタケ(吉見仮)ではないかとご指摘を頂き、大変助かりました。青木図版に載っているウツロイモタケ(青木仮)は知っていましたが、まさか吉見先生が全く別のきのこに同じ名前を与えているとは思いもしませんでした。このきのこは私が住む愛知県では、岐阜県や長野県との県境地帯でしばしば観察されていて、しばらく謎のきのことなっていました。盤菌が地下性菌に進化する途中のきのことの説明は納得できます。早速、吉見図版に当たってみましたら記載内容と矛盾はありませんでした。遅くなりましたが重ねて御礼申し上げます。






ありがとうございます  投稿者: 渓一郎 投稿日:2010/02/25(Thu) 20:45 No.1682   HomePage

キヌメリガサはアカマツ林にもまれに出るのですね。
知りませんでした。
ただ、私もキヌメリガサはカラマツ林で見ているのですが
ちょっと違うな〜って思ってました。
でも木が違えば多少の違いは当然ですよね。
白人と黄色人種の違いくらいかもです。

そうそうnivalisさんは「東北のきのこ図鑑」に調査協力なさっているんですね。敬服いたします。
これからも色々教えてください。




Re: ありがとうございます   nivalis - 2010/02/26(Fri) 21:21 No.1683

>ちょっと違うな〜って思ってました。

そうでしたか〜!
白人と黄色人種の違いくらいだと結構な違いかもしれませんね。
どのような点が違うのか
もしお聞かせ頂けましたら
Hygrophorusは国内第一人者のK藤さんにお会いした折にお聞き出来るかもしれません。

>調査協力なさっているんですね。

クチキフミズキタケやフサハリタケ(レオピーさん発見)が検鏡などによって、明らかに北海道にもあるといった情報発信になったことや、今後はヤチヒロヒダタケなど北海道で見つかることがあれば、ぜひK藤さんに報告したいと思っています。調査協力といっても、ささやかでチョット気恥ずかしいです〜_ _;

>これからも色々教えてください。

私個人の分かることってタカが知れてますけど、たくさんの人が集まれば
分からないことも、きっと分かるかもしれない・・・と信じてます。
これからも宜しくで〜す。




Re: ありがとうございます   渓一郎 - 2010/03/03(Wed) 23:01 No.1685   HomePage

私も素人なので見た目だけですがキヌメリガサとの大きな違いは
柄に不完全なつばがあり(段差程度にしか見えません)つばより下はかなり粘性が強くつばから上は粘性が感じられません。
傘も相当粘性が強くヌルヌルです。
シモフリヌメリガサのほうが近似ですが傘の色はオリーブ色ではなくレモン色で中心が赤いものもありました。





Re: ありがとうございます   nivalis - 2010/03/04(Thu) 00:25 No.1686

こんばんは 渓一郎さん

1枚目のお写真と3枚目のお写真のきのこは別種じゃないんでしょうか。
1枚目はオレンジ色が強く、柄の感じからもコガネヌメリガサHygrophorus speciosusかもしれませんね↓。
http://youyoukinoko.com/arubamu/02ka/ko/koganenumerigasa01.htm
http://www.svims.ca/council/illust/Hygrophorus%20speciosus%201%20Michael%20Beug.htm

3枚目のお写真はどーもキヌメリガサに見えるのですけれど・・・^ ^;。
原色日本新菌類図鑑のキヌメリガサでは、柄の表面の詳細な記述はありませんが、図を見るとキヌメリガサにも不完全なツバがあるようですよ。




Re: ありがとうございます   渓一郎 - 2010/03/11(Thu) 22:22 No.1693   HomePage

コガネヌメリガサの写真を見せていただきました。
ドンピシャって感じです。
3枚目の写真も同一場所です。
写真では違うようにみえますが完全に傘が開いたものです。
コガネヌメリガサは図鑑には載っていないですよね?




Re: ありがとうございます   nivalis - 2010/03/12(Fri) 09:21 No.1694

>コガネヌメリガサは図鑑には載っていないですよね?

「石川のきのこ図鑑」(絶版)に仮称として掲載されているみたいですね。
その図鑑は私も持っていないので確かめられませんが
「北陸のきのこ図鑑」のウコンヌメリガサの記載に文献59(石川のきのこ図鑑)にコガネヌメリガサ(仮)を載せたと書かれています。

これまで、キヌメリガサと疑いもしなかったきのこが
実は別種であった・・・と認識をあらたにしなければならないかもしれませんね。
下の画像はこれまで、キヌメリガサと思っていたのですが
かさ中心部にオレンジ色があって、キヌメリガサではないかもしれないと思い始めています。






教えていただけませんか?  投稿者: 渓一郎 投稿日:2010/02/05(Fri) 22:47 No.1665   HomePage

リンクさせていただきながらご無沙汰しております岐阜県東濃在住の渓一郎です。
この真冬の時期に先日周りにアカマツのある未舗装の道を歩いていましたら見慣れないきのこが有りました。
例年フユヤマタケが出るところですがどう見てもフユヤマタケには見えません。
めったに真冬でも積雪の無い地域ですがそれでも最高気温は10度前後です。
最低気温は−2度〜2度です。
傘、ひだ、柄を見てもいつも採集するフユヤマタケとは違うようです。
大きさは傘の直径は2〜4cmです(幼菌は1cmほど)。なんでしょう?





Re: 教えていただけませんか?   nivalis - 2010/02/06(Sat) 20:12 No.1666

ご無沙汰しておりま〜す

そちらでは、この季節にも傘と柄のあるきのこが見られるのですねぇ!
羨ましいです。
こちらは大寒を過ぎてから、厳しい冷え込みと降雪に見舞われています。
明日から冷え込みも緩むらしいので少しづつ春に向っていくのではと思いますが、春までは・・・まだまだです。

さて、投稿頂いたお写真のきのこは何でしょうね?
さっぱり分りませんが
http://mycologie-somiva.fr/hygrophorus_marzuolus.htm
↑のきのこに似てもいるかなぁとか・・・
大きさが違うか〜???です。
どなたか、分ると良いのですけどね。




Re: 教えていただけませんか?   puriusu - 2010/02/07(Sun) 12:04 No.1669

このきのこと似ていませんか?
07.12.9海岸の松林で採集されたものです。壊れやすくもろいきのこで、ひだがグレーを帯びていたと思います。





Re: 教えていただけませんか?   レオピー - 2010/02/07(Sun) 12:43 No.1670

皆さんこんにちは。

この時期のきのこ・・・?
北海道は雪の中です。(>_<)

全く根拠もなく見た目だけですけど、
ハマシメジやクマシメジにも似てるような気がしますが、
どうでしょうか?

ちなみに、写真のきのこて、凍っていますか?




Re: 教えていただけませんか?   puriusu - 2010/02/07(Sun) 12:53 No.1671

puriusu の写真は、くもの巣膜がありましたのでハマシメジと同定されているものです。夜間に零下になったことがあるかもしれない季節の事ですが、きのこ全体が凍ってはいませんでした。




Re: 教えていただけませんか?   渓一郎 - 2010/02/07(Sun) 22:41 No.1672   HomePage

皆さん感謝です。
nivalisさんの写真も大きさは別として似てますが何ていうきのこでしょうか?
キシメジ科のきのこには違いないようでクマシメジ、ハマシメジにも似ているようです。
今日二週間ぶりにもう一度見てきました。
大きい傘で5cmあり傘の表面もハッキリしました。
夕食でおろしポン酢で食べましたが2時間して2回トイレに駆け込みました。
たいした毒性は無く単に繊維質のためかとも思われます。
味、食感はフユヤマタケにも似てましたがきのこにはヌメリ感はありません。





Re: 教えていただけませんか?   nivalis - 2010/02/08(Mon) 07:20 No.1673

>クマシメジ、ハマシメジにも似ているようです

ホントだ!似ていますね。

>大きさは別として似てますが何ていうきのこでしょうか?

紹介した先の写真は、本邦未報告菌で和名がありません。
イタリア名でドルミエンティというきのこらしいです。
張替きのこ菜園というブログ(下記URL)に、昨年の8月19日と9月4日付けで
ドルミエンティの採集様子が動画で掲載されています。
http://blog.canpan.info/kinoko-saien/category_5/




Re: 教えていただけませんか?   渓一郎 - 2010/02/08(Mon) 20:52 No.1674   HomePage

ドルミエンティの動画見させていただきました。
しっかりした大型のきのこですね。
しかしながらドルミエンティとは全く異なるようです。
オオヒメノカサにも似ているかなと思ったのですが不快臭は無く
また傷つけても赤変もしません。
まあ、この時期きのこ採集に行く人も少ないでしょうし
まだまだ無名のきのこは2000や3000種はあるようですから
新種かもしれません。
因みに冬場によく見るフユヤマタケともう一種不明菌(黄色)を見てください。
この不明菌はアカマツとコナラの混生林に生えていましてキヌメリガサでは無いと思います。
私はキシモフリヌメリガサと名づけました。





渓一郎さん、はじめまして   あそぼ - 2010/02/09(Tue) 12:08 No.1675

もうあいさつがすんでいたら失礼しました。
面白いキシメジ科のキノコ写真見せていただいてありがとうございます。すごいですね〜(食べちゃうのもすごいと思います(^^;)
さて、1674の記事の写真ですが、渓一郎さんは3枚ある写真のうち、どのキノコをキシモフリネメリガサと名付けたのでしょうか?また、フユヤマタケと何となく違うな〜と思われているのはどのような点でですか?補足してもらえると調べやすくなります。よろしくお願いいたします。

と言ってもこの後出張とパソコンの調子が悪いので再度レスできるのは早くて14日になります。
では




Re: 教えていただけませんか?   渓一郎 - 2010/02/09(Tue) 22:31 No.1676   HomePage

あそぼさん、はじめまして
お世話になります。
1674の写真で(仮)キシモフリヌメリガサとしたのは3枚目のきのこです。ダイダイヌメリガサの可能性も有ると思いますが橙色ではなく黄色なのです。ただし、なかには幼菌でかなり橙色のものもありました。
傘は黄色で粘性があり、柄は白く目立たないつばがありつばより下は粘性がありました。ひだは垂生です。
また左の2枚はフユヤマタケと確信していますが傘が4cmくらいのものも有りシモフリヌメリガサの可能性も有ります。
問合せのきのこは
@傘も柄も粘性はない
A傘が黒褐色で傘の中央が突起している
Bひだは白色〜淡灰色
Cひだのつき方は垂生ではなく湾生でやや疎
D食べたら下痢をした(フユヤマタケでは下痢はなかった)
以上からフユヤマタケやシモフリヌメリガサではないと思いました。

フユヤマタケの写真を貼り付けます。





Re: 教えていただけませんか?   nivalis - 2010/02/15(Mon) 01:46 No.1677

こんばんは〜
北海道はいつもの2月より雪がとても多いような気がしています。
皆様の所はいかがでしょうか?

渓一郎さん
フユヤマタケの画像をありがとうございます。
私はフユヤマタケを見たことがないので(北海道にもあるのかな?)
しげしげと拝見させていただきました^ ^。
このきのこの仲間はシモフリヌメリガサといい、結構冷涼な季節を好むのかもしれませんね。

さて、冒頭の写真のきのこは私には分かりませんが
No1674の3枚目のきのこは、キヌメリガサで良いんじゃないでしょうかね。
日本新菌類図鑑に発生場所は(通常カラマツ林、まれにマツ林)とありますのでアカマツの根に菌根を作ることもあるのではないでしょうか。
私もキヌメリガサはカラマツ林でしか見たことがありませんけど・・・。




渓一郎さん、遅くなりました。   あそぼ - 2010/02/18(Thu) 05:22 No.1679

すいません。
そして、ニヴァリスさん、フォローありがとうございます。

キノコ、図鑑を見てみましたが、はっきりしたことが言えません。
写真を見る限りではキヌメリガサのように見えるのですが、渓一郎さんの観察特徴を読むと??です。

さんざん待たせておいてごめんなさい。
これからも色々な情報を交換できればと思っています。よろしくお願いいたします。





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