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名前を教えてください  投稿者: fu 投稿日:2016/08/09(Tue) 11:02 No.2966

8月6日 白山山系 中宮温泉手前で見かけたきのこです。
名前をご存知でしたら教えてください。
よろしくお願いします。





Re: 名前を教えてください   nivalis - 2016/08/09(Tue) 14:38 No.2968

はじめまして fuさん

傘表面のみの画像では分かりにくいですね。
1枚目のきのこは、傘裏がヒダでしょうか? それとも管孔(スポンジ状)でしょうか?
2枚目は、おそらくアケボノドクツルタケではないでしょうか(猛毒菌です)。
3枚目はチチタケのように見えます。

こんど写真を撮るときは、傘表面の他に裏面のヒダの様子や柄の様子も撮っていただくと
名前がより確実になるかもです




Re: 名前を教えてください   fu - 2016/08/09(Tue) 16:28 No.2969

きのこの名前のみならず撮影の際のポイントまで教えていただき
ありがとうございました。
傘の表面・裏面・柄の3方向から撮影すべし!!ですね。
また不明な点を教えてください。
よろしくお願いします。





ツバのあるPluteus  投稿者: nivalis 投稿日:2016/07/21(Thu) 22:49 No.2958

以前、きのこ仲間とお話ししていて
Pluteus にはツバがないと豪語していたのですけれど
きょうはA川市のFさんから写真が送られショック・・・
これまでPluteusにはツバがないと思い込んでいましたが、思いを新たにしました。

調べてみると、どうやらPluteus mammillatusという種のようです。
とても稀だと思います。Fさんから了解を頂いたので写真を掲載いたします。

皆さん、ツバのあるPluteusってご存知でしたか?





Re: ツバのあるPluteus   フジタケ - 2016/07/22(Fri) 08:38 No.2959   HomePage

ご無沙汰しています。

山梨県の里山で2回見つけているきのこですが同じものでしょうか。
コナラと思われる倒木に9月初旬に発生し傘径5p前後でとてもきれいです。
傘周辺の条線はほとんど見えませんが、学名検索すると同様なものが見受けられました。





Re: ツバのあるPluteus   nivalis - 2016/07/24(Sun) 22:46 No.2960

フジタケさん、ご無沙汰しています。

出かけていたため、レスが遅くなりすみません。山梨県にもあったのですね!

私は現物を見たことがありませんけれど
フジタケさんが見つけられた種も
同じPluteus mammillatusのように見受けられます。
この種のツバは、中央より下につく特徴があるみたいですね

今のところ、北海道と山梨県から見つかっているということになりますね。




Re: ツバのあるPluteus   イグチ 潔 - 2016/07/26(Tue) 23:47 No.2961

Pluteus fenzlii (Schulzer) E. Malysheva et al. なんていうのがロシアから見つかったそうです(http://agro.icm.edu.pl/agro/element/bwmeta1.element.agro-ef734fdb-b0fc-4338-96af-c130bec6dc6d/c/b153-160.pdf)。

「ベニヒダタケに似るが、つばを備える点・かさがより滑らかな点・側シスチジアが顕著で多生する点で異なる」とされています。

 また、「アメリカ産の P. mammilatus とは、発生環境・かさの色とその表皮構造。シスチジアの所見などにおいて類似しているが、後者と異なり、ひだが黄色く縁どられる」と述べられています。


 また、イタリアからも、柄に内被膜片を備えた Pluteus の一変種が報告されています(http://www.mycologia.org/content/103/4/904.short)。




Re: ツバのあるPluteus   フジタケ - 2016/07/27(Wed) 19:58 No.2962   HomePage

情報ありがとうございます。

発生が少ないようで、また見つけられるかわかりませんが
今度見つけたら、胞子や組織の観察もしたいと思っています。

とりあえず不明菌のフォルダから出してPluteus mammillatusのフォルダに入れておくことにしました。





ウツロイイグチ属?  投稿者: nivalis 投稿日:2016/07/17(Sun) 20:18 No.2952

No2948でウツロイイグチの種名があがり
ウツロイイグチそのものではありませんが、ウツロイイグチ属ではないかと数年前から気になっているキノコがあります。ミズナラ主体の広葉樹林ですがところどころエゾマツが植樹されています。そのエゾ松林にも発生します。検鏡しているわけでもなく、数年前の写真しかありませんが…。

ウツロイイグチ属ではないかと思う根拠は何もないのですが、ムラサキヤマドリタケがしばしばシワというか凹凸があり、ムラサキヤマドリタケに近いのではないか、そんなことを思ったりしています。


下はムラサキヤマドリタケです。





Re: ウツロイイグチ属?   種山 - 2016/07/19(Tue) 20:31 No.2953

北米産のムラサキヤマドリタケ姉妹群であるB. separansは、一時期ウツロイイグチ属に移されましたが、現在ではBoletusに戻されています。胞子紋が黄褐色である点がウツロイイグチ属に似ていますが、Stuffed poreである点、柄の網目が顕著である点などが異なっています。狭義のBoletusのすぐ隣に位置するクレードで、いずれ新しい属が提唱されるものとにらんでします。

で、写真の不明種ですが、ムラサキヤマドリタケ姉妹群に含まれるのではと思います。形態的には、かさの質感、管孔の長さ、柄の網目の様子に共通点を見いだすことができます。




Re: ウツロイイグチ属?   nivalis - 2016/07/20(Wed) 02:25 No.2954

種山さん、ありがとうございます。

>現在ではBoletusに戻されています。

そうでしたか。ウツロイイグチ属に置かれたのはもう過去のことだったのですね。

>Stuffed poreである点、柄の網目が顕著である点

これまで、アワタケなどの管孔は荒いと思っていましたが他のイグチの管孔に関して、じっくり比較して見ることはありませんでした。ウツロイイグチ属の管孔はどうだったろうか、と過去の写真を見てみました。

確かに、下のBoletusとは違うって感じです。


>いずれ新しい属が

きっと、ムラサキヤマドリタケにとってはスッキリなのかもしれませんね。




Re: ウツロイイグチ属?   konpas - 2016/07/20(Wed) 06:20 No.2955

こちらのスレッドと私の立てた「イグチ2種」のスレッドを数回読み直してみました。

お二人のレベルの高い書き込みに、初歩的な質問で恐縮ですが、nivalisさんの「ウツロイイグチ属」は私の「ウツロイイグチ?(ニガイグチ属?)」に比べ、孔口が少し大きい、管孔が短めのように感じましたが、ウツロイイグチ属の見立て(同定材料)として合っているでしょうか。

種山様
牛肝研究所の記事「あんもにがイグチ」を再度読み直してきました。

決してツッコミではなく,何も分からないので教えて欲しいのですが、
傘や柄の色合いは変化に富んでいるのでしょうか。私の「ウツロイイグチ?」としたものと、色合いが違うような気がしました。
ご教示よろしくお願い致します。




Re: ウツロイイグチ属?   nivalis - 2016/07/20(Wed) 14:14 No.2956

こんにちは konpasさん

イグチ類は私も初心者同然(他のきのこもそうですが)です。
ニガイグチ属とウツロイイグチ属を比較しての管孔の大きさや長さは、あまり当てにはならないような気がしています。なぜならニガイグチ属も幼菌時はかなり薄く短いです。成長に従い管孔も伸びてきますし…。ただ、ヤマドリタケ属と比較した場合に、ウツロイイグチ属やニガイグチ属よりヤマドリタケ属の管孔は長い感じです。
1枚目ニガイグチモドキの仲間、2枚目オオクロニガイグチ、3枚目ウツロイイグチ、4枚目ヤマドリタケモドキ


No2954の2枚目の画像は、はじめて出会った時ニガイグチ属だろうと思いました。けれど齧ってみると味は温和、それでしばらくは「???」きのこでした。そのうち何度も見かけ、ネット検索などでの画像を見たり、胞子を見て、ああウツロイイグチ属だったんだと思いましたが、最初は分かりませんでした。konpasさんがウツロイイグチと思われたニガイグチ属菌は、私も見かけたことがありますが、同じだとすればかなり苦いです。ニガイグチ属でも苦くないものもあるので、味での判断は出来ませんが、ウツロイイグチ属(私の知るウツロイイグチ属)は苦みがありません。

下はオクヤマニガイグチかな?と思っているきのこです。





Re: ウツロイイグチ属?   konpas - 2016/07/20(Wed) 20:56 No.2957

nivalis様

何枚もの画像を使っての説明ありがとうございます。
確かに管孔の大きさや長さは同定の決め手にはならないようですね。
結局は胞子の色や味などで総合的に判断するしか無いのかなと思いました。

一度ウツロイイグチの現物を見ると感覚が分かると思うのですが、近々の観察会で期待したいです。





イグチ2種について  投稿者: konpas 投稿日:2016/07/15(Fri) 16:24 No.2948

先日ウツロイイグチ?とヤマドリタケモドキ?を採取しました。
ご意見を頂きたく投稿いたしました。

ウツロイイグチの柄の網目について
ウツロイイグチと思われるきのこを採取し観察したところ、柄の頂部に5o前後の細かい網目とその下に縦長の網目がありました。一昨年に別な場所で採取したウツロイイグチと思われるものにも網目がありました。
「原色日本新菌類図鑑」などには網目があるともないとも記述されていません。また、ネットで検索したところ、柄の頂部が明確に映し出されているものが見つけられずにいます。
ウツロイイグチの柄頂部には、時に網目があるのでしょうか。


以下はヤマドリタケモドキ?です。
幼菌を見るとヤマドリタケモドキやムラサキヤマドリタケのような、二重の網目というか入り組んだ網目が見られます。これはヤマドリタケモドキだなと思ったのですが、成熟した子実体は、傘がひび割れだらけになっています。周辺に数本発生していましたが、成熟した子実体は全て傘がひび割れています。
「原色日本新菌類図鑑」には時にひび割れると記述されていますが、このような状態なることはあるのでしょうか。




Re: イグチ2種について   種山 - 2016/07/15(Fri) 20:01 No.2949

ウツロイイグチとされたものは、どうやらニガイグチ属のようです。私が「あんもにがイグチ」とよんで調べているものに良く似ています。今日の牛研記事にそのことをちょっと書きましたのでご覧下さい。

かさのひびわれは乾燥により、たいていの種で起こりうるものです。




Re: イグチ2種について   種山 - 2016/07/15(Fri) 20:08 No.2950

ウツロイイグチ Xanthoconium affine には基本的に網目はありません。が、北米産Xanthoconium affine var. reticulatum が知られています。国内にもウツロイイグチの範疇に含まれそうなものに網目があるものが存在します。





Re: イグチ2種について   konpas - 2016/07/16(Sat) 08:36 No.2951

種山 様

早速のご教示ありがとうございます。

ウツロイイグチにはやはり網目が無いのですね。これで納得できました。ニガイグチ属の可能性が高いとのことで、勉強になりました。
私自身は、ウツロイイグチとニガイグチ属の違いがよく分からないです。今まで見たのは全てニガイグチ属だった可能性が高いことに少しショックです。ひょっとしたウツロイイグチを見ていないのかもしれません。

北米産Xanthoconium affine var. reticulatumについて、暇を見つけていずれ和訳して勉強してみます。


>かさのひびわれは乾燥により、たいていの種で起こりうるものです。

そうなんですか。こんな基本的なこともよく分かっていないので、回答いただき有り難いです。ありがとうございます。





退化系きのこ   投稿者: nivalis 投稿日:2016/07/14(Thu) 00:04 No.2942

別スレッドを立てました。

har.takah. さま

この画像は13年前に撮ったものです。うちわのような形で傘径5o程度です。
柄があり脈状ヒダがあるものの通常のヒダがありません。
(元画像は、残念ながらPCの故障などで失くしてしまいました)
柄があるので、ヒダフウリンタケとは全く別属になると思いますが、ヒダがないという点で一種の退化系きのこになるのかも、と思ったりしています…。

テナガフウリンタケ(仮)見せていただきありがとうございます。
スケッチを拝見して、子実層が退化というと、どんな風に担子器があるのだろうと
不思議な感じがしました。




Re: 退化系きのこ    har.takah. - 2016/07/14(Thu) 09:55 No.2946   HomePage

Nivalisさまのお写真のキノコは柄の表面の著しい粉状帯が特徴的ですね。

側生の柄を持つ団扇の様な子実体の類型は熱帯産 Skepperiella属を想起しますが、子実層托がヒダ〜脈状に発達する点で異なるようです。

熱帯〜亜熱帯を中心に分布する退化系 Gloiocephala属も時にへら形(spatulate)なります。日本産既知種としてスギノオチバタケ Marasmius capitatus Har. Takah.(先頭画像)とスギカワタケ (= スギシロホウライタケ)Gloiocephala sp.が知られており、メチュロイドまたは頂部頭状形の皮嚢体を持つ性質があります。

Twitterにも写真とデータをアップしておきましたのでご参照ください。
https://twitter.com/har_takah

ウガンダ産 Skepperiella cochlearis (Pegler 1973)の図を添付します。傘は平滑で、子実層托は脈状隆起を形成します。昨年報告された宮崎産サカズキアンズタケと同様柄の付いている側の反対側に子実層が形成されているように見えます。





Re: 退化系きのこ    nivalis - 2016/07/14(Thu) 23:49 No.2947

>アップしておきましたのでご参照ください。

ありがとうございます。拝見いたしました。
最初にムラサキヤマンバが出てきて、貞子の髪…「確かに」と思わず笑ってしまいました(^ ^)。
さてスギノオチバタケのヒダの感じがよく似ているように思いました。

 このきのこ(No2942)は団扇形の小さな可愛らしいきのこで印象に強く残っています。裏か表かよくわからないきのこだと思いました。もしかしたら、どちらにも子実層があるのではないか、そんな気がしています。
 それと時期が全く違うのですが発生場所はさほど離れていない場所(広葉樹の混じるトドマツ林)で
やはり団扇形のきのこに出会っています。

ホストがどうも同じようで、もしかしたら同じきのこなのかもしれませんが
柄の色が違うので、うむむと首を傾げています。
今年は何の材に出ていたのか確かめようと思います。子実体を見つけることが出来ましたら
(初めて出会った後、2〜3度見かけているので、丹念に探せばあるような気がしています)
もちろん検鏡し、ご報告したいと思います。





クロサイワイタケ?  投稿者: nivalis 投稿日:2016/07/04(Mon) 17:38 No.2921

いよいよ、きのこ本番少し前になりましたが
皆様のところはいかがでしょうか?

きょうは、ちょっとドキッとしたきのこに出会いました。
広葉樹腐朽木から発生していて、最初ハマキタケ?と思ってしまいました。
もしそうなら北海道初発見じゃないか?なんてドキドキしたのですが
ネット検索でハマキタケを見ると、柄が黒くない…
なんか違うみたい、いったい何だろうと、さらに検索してみると
http://www.koreamushroom.kr/bbs/board.php?bo_table=mushroom_data&wr_id=3193
クロサイワイタケ? これが? と思ってしまいました。
これまで、平べったく先端が小枝のように分岐し白い粉を吹く下のがカノツノタケ(=クロサイワイタケ)って思っていました。

でも、それはアナモルフで、テレオモルフは違っていたんだと思いました。
クロサイワイタケのテレオモルフ初めて見ました。


棒状のは子嚢果がこれから出来てくるところのようで、子嚢胞子は全く出来ていません。
追熟させようと思っていますが、アナモルフの白い粉を検鏡してみました。


上のサイトのクロサイワイタケが正しいとすれば
クロサイワイタケのテレオモルフって珍しいんじゃないでしょうか?




Re: クロサイワイタケ?   nivalis - 2016/07/08(Fri) 15:50 No.2929

きょうはマメザヤタケがあった、と思ったら
すぐそばにアナモルフらしきものがありました。

細く白いのは、たぶんマメザヤタケのアナモルフですよね?





Re: クロサイワイタケ?   イグチ 潔 - 2016/07/11(Mon) 09:05 No.2935

一枚目の「葉巻状・クリーム色」の菌は、クロサイワイタケのテレオモルフではなく、マメザヤタケの「分生子を形成し始める前の状態にあるアナモルフ」ではないかと思います…

引用されている韓国のサイトは、あまり信用できません、

二枚目の画像の「先端が鹿の角状になっている菌」は、正しくカノツノタケであり、三枚目の標本画像の左側のものもまた、カノツノタケのアナモルフだと考えていいかと思いました。

「Re:」にて、手前の白く細いものもまたカノツノタケのアナモルフで、この画像は二種の Xylaria が、たまたま隣接して生じているに過ぎないとみます。

アップした画像は、かつて茨城県下で撮影したマメザヤタケのアナモルフ(分生子形成中)です。これを採集せずにおくと、分生子形成が終了した後で同一の子座に子嚢殻が形成され、子嚢胞子を作ります。





Re: クロサイワイタケ?   nivalis - 2016/07/11(Mon) 21:31 No.2937

イグチさん、ありがとうございます。

仰るように、テレオモルフだと思っていた皮色の子実体はアナモルフのようです。
基部の方にプチプチと黒い粒(まるで子嚢果っぽい)が出来てきたので、検鏡してみました。


押しつぶしてみると、一瞬子嚢が並んでる?というような様相です。


でも子嚢ではなくて、菌糸が並んでいて分生胞子を産出していました。


コブリマメザヤタケはアナモルフが本体と全く違う形態をしているので
マメザヤタケも形態が全く違うのかな?って思ってしまいました。
そういえば柄からなるようなXylariaの子実体にもストローマいう言葉を使うのでしょうか?




Re: クロサイワイタケ?   イグチ 潔 - 2016/07/12(Tue) 05:58 No.2939

 ストロマというのは冬虫夏草類にのみ適用される用語ではなく、「子嚢殻を内蔵する、無性菌糸で構成された組織」のことを指します.マメザヤタケやハチスタケ・ホネタケ・クロコブタケ・ヘタタケやクロコバンタケなどの子実体も、ストロマと呼んで差し支えありません.

 Xylaria 属には、「子座表面に初めは分生子が形成され、分生子が飛散した後もその子座がそのまま生長を続け、子嚢殻(と子嚢・子嚢胞子)を形成した後で朽ちる」分類群と、「分生子を形成する子実体と、子嚢殻を形成する子実体とが別々に形成される」分類群とがあります.マメザヤタケ・カノツノタケ・ホソツクシタケ・ブナノホソツクシタケや、フウの偽果に生える種あるいはミズキやクスノキの落果から出るものは、すべて前者のタイプです.

nivaris さまの顕微鏡写真からみるかぎり、分生子形成細胞が細長くて隔壁が少ない点から、Xylaria の一種ではあるものの、マメザヤタケそのものではないかもしれません.引き続き観察を続け、子嚢殻・子嚢・子嚢胞子が形成されましたら、ぜひお送りいただければと思います.

 この類では、自然乾燥した子実体から子嚢胞子を取り出し、培地に植えつければかなり高い確率で発芽し、分生子を形成させることができます.さらに、培養下における光条件を工夫すると、培地上で再び子座を作り、子嚢や子嚢胞子の形成にまでこぎつけられたりもしますので.




Re: クロサイワイタケ?   nivalis - 2016/07/14(Thu) 00:21 No.2944

>ストロマと呼んで差し支えありません.

お教えいただきありがとうございます。
形態(子嚢殻が内蔵)が冬虫夏草と似ていて、Xylariaはストローマと言わないのかなとずっと疑問でした。
採集したものが成長を続けられるのか、自信がありませんけれどもうしばらく様子を見てみたいと思います。それと採集現場に、子実体がまだ(ほんの2〜3本ですが)残っていますので
本体は一体何なのか、これからも観察を続けていきたいと思います。





名前を教えてください  投稿者: shino 投稿日:2016/07/08(Fri) 09:06 No.2926

はじめて投稿させていただきます。
先日(7月6日)、雑木林の中で低木についている白いキノコを見つけました。
大きさは5ミリ前後でヒダは放射状、柄がなく傘の上が枝にくっついていました。
ニセコナカブリかと思っていましたが自信がありません。
よろしくお願いします。





Re: 名前を教えてください   nivalis - 2016/07/08(Fri) 15:25 No.2928

はじめまして shinoさん

私もよくわかりませんが、シロキクザタケではないでしょうかね。
http://tohki.weblike.jp/kn2/2009/09/post-125.html
http://dokitto.com/database/D-sirokikuzatake.html




Re: 名前を教えてください   shino - 2016/07/08(Fri) 17:12 No.2930

こんなに早く教えていただけるとは感激です。

シロキクザタケ、もしかしたら漢字だと「白菊座茸」なのでしょうね。
青木氏の仮称とありましたが素晴らしい命名だと思いました。(まさにそんな感じでした)

質問時に掲載していなかった写真(傘に穴が開いている写真)を追加掲載します。この穴は写す直前にいたハイイロチョッキリの仕業かもしれません。(ハイイロチョッキリはキノコを食べるかどうかは分かりませんが・・・)

教えていただき本当にありがとうございました。





Re: 名前を教えてください   nivalis - 2016/07/09(Sat) 00:14 No.2931

ハイイロチョッキリ、初めて知りました。
どんぐりに穴が開いているのは、ハイイロチョッキリかその仲間だったのですね。
穴をあけるのは、ハイイロチョッキリの習性なのかもしれませんね(^ ^)

シロキクザタケ(青木仮称)は、何度かその種名を見かけているものの
どんなきのこなのかは知りませんでした。
お陰様で、シロキクザタケがどんなきのこなのか
私も知るきっかけを頂きました。ありがとうございます。

名前の分からないきのこだけでなく
こんなきのこ見かけましたよ〜と、また投稿してくださいね。
お待ちしています。




Re: 名前を教えてください   shino - 2016/07/09(Sat) 10:36 No.2932

ありがとうございます。
またよろしくお願いします。




ケカゴタケ属について   har.takah. - 2016/07/10(Sun) 21:54 No.2933   HomePage

シロキクザタケの仲間(ケカゴタケ属)は日本では現在数種類確認されています。学名の特定されているものとして、九州(熊本, 長崎)産ケカゴタケ「Chaetocalathus ehretiae Neda」 (チシャノキの樹皮上)、東南アジア、ハワイ、沖縄に分布するヒダフウリンタケ「Chaetocalathus fragilis (Pat.) Singer」が知られていますが、熱帯性のヒダフウリンタケはかなり微小(径2-3mm)でシロキクザタケとはやや外観的な印象が異なります。傘が基質に直接背着し、子実層托側(傘裏側)の中央部に痕跡柄(columella)と呼ばれる柄が退化したと考えられている器官を形成する変わった特徴を持ちます。写真のヒダ中央部に見える丸いボタン形のものが痕跡柄です。以下のtwitterもご参照ください。
https://twitter.com/search?q=Chaetocalathus%20&src=typd





Re: 名前を教えてください   shino - 2016/07/11(Mon) 06:07 No.2934

ありがとうございました。
大変参考になりました。




Re: 名前を教えてください   nivalis - 2016/07/11(Mon) 21:22 No.2936

har.takah.さん、ありがとうございます。

一昨年の会報誌に室蘭でヒダフウリンタケ類似種が見つかったと、記事が載っていたことがあります。けれど、読み直してみると、何だか違う種(胞子の色が褐色なのと表面が粗面からしてCrepidotus)と間違っているようで、ヒダフウリンタケの仲間のきのこは北海道ではかなり稀なのかなぁと思っています。
北海道にもあればいいなぁーと、今年は小枝についた白いきのこにも目を向けたいと思います。




ヒダフウリンタケに似た退化系き...   har.takah. - 2016/07/12(Tue) 02:48 No.2938   HomePage

Nivalis様、ご無沙汰致しております。

確かにチャヒラタケ属に統合されている旧コナカブリモドキ属(Pleurotellus)の分類群は微毛に被われたヒラタケ型の白色子実体を形成する点で、外観はヒダフウリンタケの仲間に似ていますね。ヒダフウリンタケの仲間は熱帯性のものが多く、北方系の種類は稀かもしれません。

この他、広義のキシメジ科には退化系と呼ばれる類型の似通った脈状ヒダを持つヒダフウリンタケ類似種がいくつか知られています。先頭画像は今年五月兵庫で和田君が見つけた Cellypha goldbachii類似種です。この種類に関しては兵庫きのこ研究会のサイト「定点観察会2016.5」に詳しいデータがアップされています。
http://www.hyogo-kinoko.jp/modules/tinyd1/

画像1、2は東京都高尾山で見つかったテナガフウリンタケ(仮)です。長い付属糸を持つ縁シスチジアが特徴です。系統的な所属位置はまだ分かっていません。





Re: 名前を教えてください   イグチ 潔 - 2016/07/12(Tue) 06:06 No.2940

 明治神宮の菌類相調査(テレビで放映された… ^ ^ ;)においても、広葉樹の立ち枯れ木に発生した「退化型のチャヒラタケ科の菌」が得られています.外面は白っぽくて微毛におおわれ、内面は淡い黄褐色でひだはまったく退化して平滑になっており、径1-1.5 mm の茶碗状で柄も欠いています.

 小田原市でも同様の菌が得られており、樹種は若いシラカシの立ち枯れ樹です.

 どちらも過熟で胞子が見られず、未同定のままになってしまっていますが、今年も捜しています.




明治神宮のきのこ   har.takah. - 2016/07/12(Tue) 19:12 No.2941   HomePage

NHKの「明治神宮 不思議の森」拝見させていただきました。コゲイロサカズキホウライタケ、ハゴロモイタチタケの他、明治神宮にはけっこう変わった珍菌がしばしば見られる様ですね。全国から献呈された多様な樹種が植林されていることが大きな要因かもしれません。比較的稀なクロムラサキニガイグチも本郷先生と村上康明氏によって明治神宮で確認されております(まだ林内の立ち入り調査がうるさくなかった時代)。

所謂、広義のハラタケ目退化系の仲間でも子実層托が完全に平滑になるチャワンタケ型分類群は世界に多数知られておりますが、日本ではまだ研究が遅れているようですね。兵庫産 Cellypha cf. goldbachiiは、子実層托が白色で脈状隆起が発達する点で恐らく退化系チャヒラタケ科とは異なるものと推測しております。





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