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白いツエタケ  投稿者: gorosuke 投稿日:2013/09/29(Sun) 23:19 No.2569

私のパソコンにも白いツエタケがありました。 nivalis 様が観察されたものと同じキノコかどうかわかりませんが写真をアップします。





Re: 白いツエタケ   nivalis - 2013/09/30(Mon) 16:34 No.2570

広島フォーレから今日帰宅しました。

写真を見せてくださりありがとうございます。

フォーレではN澤先生のツエタケに関するご講演があり
白いツエタケについて、講演が終わった後お尋ねしてみました。
アルビノの可能性がある(アルビノがあってもおかしくない)と仰っていました。
私が見た白いツエタケは顕微鏡観察ではオキナツエタケに近く、胞子はアーモンド型からレモン形でした。オキナツエタケの白色形の可能性、あるいはアルビノの可能性もあり、もう少し要観察かなぁ・・・です。
 gorosukeさんの白いツエタケは、材上で胞子は楕円形なので私が見た白いツエタケとは完全に別種です。

質疑応答では、地上から発生する広義のツエタケは材から発生することがあるのか質問しました。
ツエタケは偽根が地中の材につながっていますが
通常地上にある材から発生しないとのことで
明らかに材から発生するツエタケは、キノボリツエタケ節になるそうです。




Re: 白いツエタケ   gorosuke - 2013/10/01(Tue) 23:22 No.2574

>完全に別種
傘表皮の特徴がnivalis様の観察されたものと少し違うのでそうかと思っていました。白いツエタケがすべて同種であれば日本中のきのこマニアや研究者が助かったのに残念です(笑)。




Re: 白いツエタケ   O前 - 2013/10/03(Thu) 19:02 No.2575

gorosuke様

最近、地上生の材から発生する広義のツエタケの仲間で、
Ponticulomyces orientalisという種が鳥取大学の牛島先生によって報告されています。
本種は一般的にヤブツバキから発生する特徴があるらしく、仮に写真の材がヤブツバキの枯死木なら本種と比較検討してもいいかもしれません。(本種は一般的にはもっとまとまって生えるらしいですが…)




Re: 白いツエタケ   コナン - 2013/10/04(Fri) 00:43 No.2576

nivalis 様

ご無沙汰しております。
フォーレに参加されてN澤先生のご講演を聴かれたということで何よりです。

ところでご参考までに
>ツエタケは偽根が地中の材につながっていますが
>通常地上にある材から発生しないとのことで・・・
についてですが、

ツエタケ類は倒木などに生えることはありませんが、かなり腐食が進んだ切り株では普通に出てきます(実は切り株の表面から出ているように見えるが、もっと中の方から出てきている)。これは、切り株は地上の材というよりも根などが地中に繋がっているためと思われます。そのため、ツエタケかどうかは採集し偽根の有無を確認してみる必要がありますが、写真のツエタケ様のきのこは、腐食が進んだ切り株から発生したツエタケ類(例えばコブリブナノモリノツエタケXerula orientalis var. margaritella※などのような)のようにも見えます。
※ 属名は近年 Hymenopellisが提唱されています。




Re: 白いツエタケ   nivalis - 2013/10/04(Fri) 21:29 No.2577

O前さん、ご無沙汰しております。
お元気でしたか?

Ponticulomyces orientalisは下記サイトの要旨を拝見すると
http://repository.lib.tottori-u.ac.jp/Repository/metadata/3603
『H. ligno-orientalis (Zhu L. Yang) Ushijima, com. nov.
(新組み合わせ)を提案した.』とありますね。
今後はHymenopellisになるのでしょうか・・・。

gorosukeさん
P. orientalisの傘は1.5-8cm、色はおおよそクリーム色から黄褐色のようです。
gorosukeさんの写真を拝見すると全くの白色ではないようで
今もまだ、写真の腐朽切り株が残っていて再び発生の確認が出来たら
O前さんが仰るように比較検討すると面白いかもしれませんよ。

参考までに、Ponticulomyces kedrovayae (キノボリツエタケ)の写真が
下記ページの右側にあるLook Insideから見ることができます。
http://link.springer.com/article/10.1007%2Fs10267-011-0147-y#page-1

-----------
コナンさん、ご無沙汰しております。
コメントありがとうございます。

>かなり腐食が進んだ切り株では普通に出てきます

う〜ん、、、そうでしたか。
下の写真は、昨年撮ったもので切り株の根から発生していて
材上性なのか、それとも地上性でも材から発生することがあるのだろうか
とずっと引っかかっていて、N澤先生に質問しました。
今日、再度発生していないか見に行ってきたのですが、残念ながら出ていませんでした。
来週辺りもう一度行ってみようと思っています。

>※ 属名は近年 Hymenopellisが提唱されています。

R.H. Petersen著の「The Xerula/Oudemansiella Complex (Agaricales)」2010で
Hymenopellisが提唱され、現在は普通になりつつあるのかなと思っていたら
MycobankやIndexfungorumではHymenopellisがシノニムになっているので
「はて?」と思っていました。まだ一般的ではないということなんでしょうか。





Re: 白いツエタケ   gorosuke - 2013/10/05(Sat) 22:28 No.2578

O前 様

アドバイスありがとうございます。

>ヤブツバキ

私はコナラだと思っていましたが次回確認してみます。

コナン様

>腐食が進んだ切り株

私もこのツエタケが樹上生とは考えていませんでした。

皆様

思いがけずたくさんのコメントを頂きありがとうございます。私だけでなく多くの方がツエタケに注目していることが分かりました。nivalis様の「ノ−ト」を参考にさせて頂いて検討したいと思います。




Re: 白いツエタケ   O前 - 2013/10/06(Sun) 23:58 No.2579

gorosuke様

樹上生でなく、偽根が確認されるのであれば、コナン様のおっしゃるように一般的なHymenopellisの可能性が高いと思われます。

nivalis様

ご無沙汰しております。
最近は修士時代の研究をまとめている最中で、不得手な英語と格闘し、気が滅入っています。
(神奈川県の某学芸員に校正をお願いすると、赤だらけで帰ってきます(泣))
ただようやく目途が立ってきたので、今年中には何とかしたいところです。
フォーレにも参加したかったのですが、栃木からだと結構お金がかかってしまうので、今回は見送りました。
また予定が合えば参加したいと思いますので、その際はよろしくお願いします。

>『H. ligno-orientalis (Zhu L. Yang) Ushijima, com. nov.(新組み合わせ)を提案した.』とありますね。
>今後はHymenopellisになるのでしょうか・・・。

恥ずかしながらPetersenの2010年の文献や牛島先生の学位論文は拝読していないので何とも言い難いです。
しかし、想像するに、Petersenのデータに、牛島先生が所有のデータを加えて改めて分子系統解析を行ったところ、Petersenらの樹形と異なる、より信頼性の高い系統樹が得られたということではないでしょうか。
学位論文の段階なのでH. ligno-orientalisはまだ正式には認められていないと思いますが、将来的には菌学関連の雑誌に発表する予定だと思います。

>MycobankやIndexfungorumではHymenopellisがシノニムになっているので

私も一時期「index fungorumこそが最新の分類体系なんや!」という勘違いをしていた時期もあるのですが、アレは参考程度で良いかと思います。
Petersenの文献を読んでいないので何とも言えませんが、Hymenopellisを分子系統学的に否定するような論文でも発表されない限り、しばらくはHymenopellisが普通になっていくのではと思います。

余談ですが、牛島先生の学位論文要旨に掲載されているコンペイトウ型の胞子を持つというDactylosporinaなる菌が気になります。
平塚市博物館のキノコ類標本目録に載っているトゲミフチドリツエタケがこれにあたるのかと推察しているのですが、ツエタケの仲間を観察してこんな胞子だったら驚愕するでしょう。




Re: 白いツエタケ   nivalis - 2013/10/08(Tue) 09:09 No.2580

O前 様

コメントありがとうございます。

>ただようやく目途が立ってきたので、今年中には何とかしたいところです。

頑張ってくださいね (っ`・ω・´)っ

>アレは参考程度で良いかと思います。

そうですね、以前にH部先生やH矢先生にも盲信しないように言われたことがあります。
間違っていることもある、そのことを念頭に置きたいと思っています。

>Hymenopellisを分子系統学的に否定するような論文でも発表されない限り、しばらくはHymenopellisが普通になっていくのではと思います。

次に出されるDictionary of the Fungiを見てから「はて?」と思っても良いことなのかもしれませんね。

>ツエタケの仲間を観察してこんな胞子だったら驚愕するでしょう。

驚愕すると思います。Petersenの2010年の文献にも4種類くらい載っていて、パラパラとめくったとき、ツエタケの仲間にこんな胞子もあるんだと思っていましたが、いつか日本の図鑑に載る日も来るのかな?と牛島先生のご活躍を期待したいと思います。





スミレとキクメ  投稿者: gorosuke 投稿日:2013/09/14(Sat) 22:44 No.2561

 最近家の近所の公園にスミレホコリタケが出ています。これと良く似たキノコにキクメタケがありますが情報が少ないため混同されることが多いようです。したがってネットでキクメタケを検索してみてもはっきりスミレタケと思われるものが見受けられます。スミレホコリタケは成熟すると胞子が紫色になることと胞子のトゲが大きいことからすぐわかります。しかし私はまだこれがキクメタケだと確信できるキノコに出合ったことがありません。最近まで「北陸のきのこ図鑑」でキクメタケとされていたキノコも新版ではスミレホコリタケになってしまいました。果たしてスミレホコリタケとキクメタケは肉眼で区別できるのでしょうか?またこれがキクメタケだと自信をもっていえる写真をお持ちの方がいらっしゃいましたら見せて頂けないでしょうか?宜しくお願い致します。




Re: スミレとキクメ   nivalis - 2013/09/17(Tue) 10:56 No.2562

こんにちは gorosukeさん

スミレホコリタケの幼菌って白いのですね。
北海道ではスミレホコリタケやキクメタケがあったという事例を聞いたことがなく
あったとしてもかなり稀なキノコなんじゃないかと思います。
私は2年前の愛媛フォーレでスミレホコリタケを見たことがあるだけで、結構大きいきのこなんだと思った印象があります。

『「北陸のきのこ図鑑」でキクメタケとされていたキノコも新版ではスミレホコリタケに』ということからもスミレとキクメの外観はよく似ているということなのでしょうね。
それと、そのきのこを見つけてから「どちらだろう」と成熟胞子の色を確認するまで興味を持って観察する方は少ないのかもしれません。
 話は脱線するかと思いますが、ツエタケについて少しでも外観からこのツエタケと分かればと良いなと調べ始めましたが、実際に見て自分で調べる以外に分かっていく手立てはないと自分なりに判断しています。これまでいくつかのツエタケ類に出会いましたが、日本のきのこ(新版)に載っているミヤマツエタケに私はまだ出会っていません。掲載写真を見ても他のツエタケ類と外観がどう違うのか分からず、「これは?」と思ったものを採取し調べて、自分の目で見て納得する以外にないんじゃないかと思っています。
 きっとスミレもキクメも自分で採取し調べてみて体感しなければ、外観の違いを納得できないんじゃないでしょうか、そんな気がします。




Re: スミレとキクメ   gorosuke - 2013/09/17(Tue) 22:44 No.2563

これは以前ノウタケだと思って撮った写真です。家へ帰ってパソコンで再生したら表皮の模様に気がつきました。標本を採ってこなかったことを後悔しています。ヤマケイのカラ−名鑑「日本のきのこ」のノウタケの写真にもこの模様があるので何ともいえませんが、もしキクメタケというキノコがあるならこんなキノコかと思って探しています。

>ツエタケについて
何年か前から地元の観察会でのアセタケ属のきのこの同定があまりいいかげんなので小林先生のアセタケのモノグラフを頼りに分類を始めました。検鏡しながら検索表をたどれば種まで行きつけるだろうという甘い考えはすぐ吹っ飛びました。亜属か節まではなんとかなりますが種までは中々たどり着けません。多分ツエタケも同じなんだろうと思ってまだ手が出せないでいます。




Re: スミレとキクメ   gorosuke - 2013/09/20(Fri) 22:56 No.2564

偶然ですが今「遊々きのこ」様のきのこ日記にキクメタケの写真がアップされています。ほぼ私の持っていたイメ−ジ通りの姿です。




Re: スミレとキクメ   フジタケ - 2013/09/24(Tue) 19:03 No.2565

遊々きのこのフジタケです。
キクメタケは9月14日に富士市の標高100メートルくらいの里山で見つけました。
ノウタケも時々出る山でキクメタケは初めての発見です。
乾燥標本を信頼できる人に送り検鏡と共に内部の色を調べていただき
キクメタケに間違いないことを確認しました。
当地でも希なきのこと思います。





Re: スミレとキクメ   フジタケ - 2013/09/24(Tue) 19:18 No.2566

投稿中に検鏡していただいた方からメールが届きました。
胞子は球形でほぼ平滑のようです。
乾燥標本の断面を添付します。





Re: スミレとキクメ   nivalis - 2013/09/24(Tue) 20:47 No.2567

 フジタケさん、ご無沙汰です。
貴重な写真をありがとうございます。
傘表面のアップ写真には「へぇ〜、こうなっているんだ」と目を見張ってしまいました。
私はノウタケすら見たことがないので、出会えるチャンスは皆無かと思いますが
出会ってみたいきのこのひとつになりました。

gorosukeさんが提起してくださったおかげで
図鑑類には載っていない貴重な写真を拝見することができました。
お二人に感謝です。




Re: スミレとキクメ   gorosuke - 2013/09/26(Thu) 23:43 No.2568

フジタケ様

最近のブログを拝見しますと「遊々」の名にたがわずきのこ三昧のご様子、つまらない仕事に追われている私からするととてもうらやましいです。

>キクメタケに間違いないことを確認しました。
ご確認ありがとうございます。これで私もすっきりしました。たまたま私が投稿したとたんだったので大変びっくりしました。

>胞子は球形でほぼ平滑のようです
昔、ある博物館の学芸員(いつも髪の毛をポニ−テ−ルに結んでおられる方)のブログ(2004.9/12)を見て知りました。厳密には細かいトゲがあるみたいですが開口率の低いプランやアクロマートの対物40倍では見えないようです。

私の地元でもキクメタケの観察記録があるので引き続き探してみたいと思います。フジタケ様、 nivalis 様ありがとうございました。





アメリカウラベニイロガワリ?  投稿者: じょうじ 投稿日:2013/08/29(Thu) 22:03 No.2557

初めて投稿させていただきます。

札幌に生まれ育ち、30年近く釣りで山に入っています。ここ10年ちょっとは釣れない春先の山菜を楽しんでおりますが、キノコはまだ1年弱の若輩者です。突拍子もない質問もすることと思いますが、どうぞお許しください。

さて、近郊の山で、昨年、同じような時期にアカヤマドリを見つけ、今年もと思い、先日(8月27日)出かけました。針葉樹と広葉樹の混合林といったところでしょうか。

目指すアカヤマドリは早いのか、遅いのか見つかりませんでしたが、写真のキノコのほか、イグチ系のキノコが数種類見つかりました。

写真のキノコは、全体が濃い茶色、管孔も同色,傷ついたところは帰ってきて見たら黒ずんでいました。傘が10〜12センチぐらいで比較的大きいものです。隣に生えていた少し小さいもの(傘5〜6センチ)は色は全体に大きいものよりは薄めでしたが、柄の下半分が白いカビ(?)で覆われていました。

帰ってから縦に切って見た写真もありますが、ご覧のとおり、肉が黄色からすぐに青変し始めました。

この程度の情報ですが、同定お願いできるでしょうか。

また、時期的には、アカヤマドリはこの後,出て来るものでしょうか。

よろしくお願いします。





Re: アメリカウラベニイロガワリ...   nivalis - 2013/08/31(Sat) 11:12 No.2558

はじめまして じょうじさん
私は当掲示板の管理人をしていますnivalisと申します。
どうぞ、よろしくお願いいたします。

私はイグチ類というとさっぱりわからないのですけど
種山さんのサイトの広義のアメリカウラベニイロガワリ(針葉樹型)と似ていますね。
http://boletus.sakura.ne.jp/labo/kisai/bts009b.html
アメリカウラベニイロガワリには数種あると数年前に聞いたことがありますけれど
本家本元は、どんななのでしょうね。

>また、時期的には、アカヤマドリはこの後,出て来るものでしょうか。

道央では今年、夏に発生するイグチ類の発生がいつもの年に比べると遅いような気もします.
私のよく行く某地区では、このところの雨で今が盛りとばかり発生しています。9月上旬ごろまでなら発生すると思いますが、9月中旬過ぎには見たことが無いように思います(あるのかな?)。




Re: アメリカウラベニイロガワリ...   レオピー - 2013/08/31(Sat) 21:11 No.2559

しょうじさん
ニヴァリスさん こんばんわ。

今日、安平町のMyフィールドに行って来ました。(苫小牧と千歳の間)
アカヤマドリ出ていましたよ〜。
ただ、かなり大きくなっていてほとんど融けていました。
今年は7月20日に一回出て、8月20日頃2回目出ました。
例年なら9月10日頃まで見られるのですがこの雨でどうですかね?

アメリカウラベニイロガワリの本家本元?
幅が広くてわかりませんね〜((+_+))
だから似たのは全部アメリカにしています。
注)だけど、バライロウラベニイロガワリには注意!!





Re: アメリカウラベニイロガワリ...   じょうじ - 2013/09/01(Sun) 18:55 No.2560

nivalisさん、レオピーさん、ご返信ありがとうございます。大変参考になりました。

昨日も同じフィールドに行ってきました。やはりアカヤマドリは見られませんでしたが、ご相談していたキノコの少し若いものがあり、やはりアメリカウラベニイロガワリだろうな、と自分なりに納得いくことができました。

帰ってから少々食してみました。歯ごたえは悪くありませんが、一緒に採ってきたススケヤマドリタケ(別の地域のマツ林内→ )に比べるまでもなく、また「日本では食とされているが、中国及び北米では有毒とされているので注意を要する」(橋郁夫2012『新装改版北海道のきのこ図鑑』p.212)とあるので、ちょっとでやめておきました(ごめんなさい)。

昨日はススケヤマドリタケが見つかった山に釣りに行ったのですが、ポイントに着く前のマツ(トドマツでしょうか→ )林が気になって入ってみたら、色々なキノコに会うことができ、楽しい思いが出来ました。また、別の機会に投稿できたらと思います。





再度行ってきました。  投稿者: konpas 投稿日:2013/08/21(Wed) 09:48 No.2550

7月21日に行って来たところへ,8月3日に再び行って来ました。
nivalisさんから「管理人さんにきのこの採集はOKか聞いてから・・・」とのご指摘をいただいたので,今回は,管理人の方に事前に了解を頂いて撮影をしました。撮影のため採取し,その場で撮影するのならOKとのことなので,心置きなく撮影できました。
ご指摘いただき良かったです。

タマゴタケはさすがに少なくなっていましたが,新しい子実体も発生していました。
先頭画像は偶然にもこの姿で見つけました。虫に喰われたのか,誰かがきれいに割ったのか分かりませんが,おもしろい形でした。

ツエタケが20センチほどの高さで1本だけ発生していました。こんな細い柄でよく倒れないなぁと感心しました。





Re: 再度行ってきました。   nivalis - 2013/08/22(Thu) 22:12 No.2551

>虫に喰われたのか,誰かがきれいに割ったのか

よーく見ると、歯型(?)がありますねぇ。この食べ方はカタツムリかナメクジの仕業じゃないでしょうかね・・・?。
2枚目のタマゴタケの傘は宝石みたいでとても綺麗ですね。
3枚目は宙に浮いた感じがよく出ていますね。

お写真のツエタケはホントに柄が長いですね。
それと、よく見かけるツエタケとチョット違う感じがします。柄は粒状鱗片様ではないようなのとヒダにシミがあることから、もしかしたらこれがキタカタチャシミツエタケ?と興味深く拝見しました。
これまで、ツエタケってごくごくありふれたきのこだと思っていましたが、今年はまだ2本(フタツミオキナツエタケとマルミノツエタケ)しか見ていません。先日も会の観察会があったのですけれど、誰かが見つけると思っていたのですが採集されず、今年の8月はツエタケが少ないような気がしています。




Re: 再度行ってきました。   konpas - 2013/08/24(Sat) 10:41 No.2552

>もしかしたらこれがキタカタチャシミツエタケ?・・・

ジェジェジェッ!  初めて目にする名前です。
ツエタケが数種類に分けられると,昨年図鑑やネットで知ったのですが,私には「見分けるのは無理」と思い,全てツエタケにしていました。
今回改めてネットで検索してみましたら,nivalisさんのサイトの「きのこメモ」や「ノート」に詳細が書かれていましたので,しっかり読ませていただきました。
キタカタチャシミツエタケならいいなぁ。と期待して「ノートのツエタケの仲間」を読ませていただきましたところ,
nivalisさんの記述と私の画像を見比べると,気になる点が2点ほどありました。

キタカタチャシミツエタケは
1.ヒダは直生、やや垂生気味の直生
画像では離生〜湾性のように見える。

2.ヒダ縁は濃色で時に軟骨質
画像ではひだ縁が濃色には見えない。

の2点が気になりました。
nivalisさんの記述から,ひだが離生〜湾性なのはマルミノツエタケだけなので,これかなと思ってみたりしています。
新たに画像を投稿しますので,再度ご意見をいただけたらありがたいです。





Re: 再度行ってきました。   nivalis - 2013/08/24(Sat) 22:25 No.2553

>全てツエタケにしていました。

 私も最近まではそうでしたよ
顕微鏡観察しなくても外見的特徴から、○○ツエタケと分かることが出来たら良いなぁと昨年思い始め観察を始めましたが、思い始めたのが遅かったこともあり、まだ数点しか観察できていません。まだ外見的特徴を捉えられずにいます。
それと観察し始めて思ったことは、この仲間のきのこは、顕微鏡観察せずに○○ツエタケと同定するには、余程の観察(顕微鏡観察)を続けてこられた方以外に無理かと思います(当然私も無理です)。
 シミがあるなぁ、柄はツルッとしていそうだ、でキタカタチャシミツエタケの可能性はないかな?と単純に思いましたが、あくまで可能性です。仰るようにマルミノツエタケかもしれませんし、「顕微鏡観察しなければ分からない」が率直な意見です。

>画像では離生〜湾性のように見える。

確かに離生のようにも見えますね。
きのこは何かの拍子に柄とヒダが分離することがあります
下の写真の矢印部分ですが若干色がついているようにも見え、もしかしたらその部分は柄にくっついていた色なのではないのかな?
とも思え、もしかしたら上生だった可能性もあるのでは・・・と一瞬思ったりもしました。

>ヒダ縁は濃色で時に軟骨質

これは乾いている時のことだと思いますが、往々にしてきのこのヒダは乾くとヒダ縁が濃色になる事が有り、
ツエタケ属の中でその種だけがその特徴があるとはチョット思えないんですけど。
それと軟骨質というのは、乾くとヒダ縁がコリっと固くなるってことなのかな・・?
と私にも分かっていません.すみませんm(_ _)m.





Re: 再度行ってきました。   konpas - 2013/08/25(Sun) 11:08 No.2554

いつも具体的に教えいただきありがとうございます。

今回は特に特に勉強になりました。
「ヒダが分離することがあります」「きのこのヒダは乾くとヒダ縁が濃色になる事が有り」など初聞きなことばかりです。
私は顕微鏡を持っていないの,最終的に種名を決められないですが,これからは実物をよく観察するようにします。
その際はnivalisさんの「ノート」を参考に見比べてみようと思います。




Re: 再度行ってきました。   gorosuke - 2013/08/25(Sun) 23:48 No.2555

nivalis様
 
>私も最近まではそうでしたよ
私も「北海道産ハラタケ類の分類学的研究」を読むまで知りませんでした。地元でツエタケを検鏡していると採れた場所やタイプによって胞子やシスチジアが違うのでおかしいと思っていましたがそれで納得できました。ただ今までツエタケとビロードツエタケの2種に分ければよかったものがいきなり9種3変種となると、どこまでやれるのか大きな課題です。




Re: 再度行ってきました。   nivalis - 2013/08/26(Mon) 21:27 No.2556

>どこまでやれるのか大きな課題です。

そうですね。
9年前くらいだったでしょうか、札幌で菌学会の観察会が開催された折
「北海道産ハラタケ類の分類学的研究」の著者のTさんにお話を伺ったことがあり
16標本調べ、同じ種はなくいずれも違い16標本中に狭義のツエタケはなかった
たと仰っていました。
その時、自分も調べてみようかなんてこれっぽっちも思いもしなかったのですけど
去年たまたま見かけたツエタケが普段よく見るツエタケと違っていて気になったことから
調べてみると、検鏡しやすいきのこだと分かり、
これなら、あれこれ比較検討出来るかな?と調べてみようと思いました。
けれど、そもそもビロードツエタケを含むツエタケ類は約40種あり、日本ではその約3分の1しか知られていません。
調べたところで日本未報告の種にぶち当たる可能性の方が大きいわけで、決して簡単ではないと思います。
それと、つい最近知ったのですがキノボリツエタケ(報告予定?)なる種もあり、私も「どこまでやれるのか」甚だ疑問です。
疑問ではあるのですが、今度の菌学会広島フォーレでは長澤先生がツエタケについてご講演されるので
キノボリツエタケのお話も聞けるかな?と楽しみにしているところです。





ウスキニガイグチ  投稿者: gorosuke 投稿日:2013/08/14(Wed) 22:49 No.2548

新版「北陸のきのこ図鑑」が届いたので見てみると、やはり旧版の図版ナンバ−827「ナガエノニガイグチ」が「ウスキニガイグチ」Tylopilus alkalixanthusになっていました。このきのこは別名「アルカリキゾメニガイグチ」とも呼ばれていましたがこれで「ウスキ」の名が本命となったようです。種山様をはじめとする「ウスキ」推奨派の皆様おめでとうございます。前に勝本先生も「日本産菌類集覧」で採用されているのでいずれそうなるかとは思っていました。ただ私の地元のきのこ会は関西方面の先生から指導を受ける機会が多いこともあって「アルカリ」を採用しています。しかし図鑑との整合性を考えると「ウスキ」に変更することになりそうです。




Re: ウスキニガイグチ   種山 - 2013/08/15(Thu) 20:03 No.2549

gorosukeさま、みなさま ご無沙汰です。

「推奨派」「おめでとうございます」といわれるとちょっと変な気分ですが、客観的に「最初にどの文献において広く知られたか」というだけのことでありまして‥‥。せっかくですので、KOHで変色した様子をアップします。

新版「北陸のきのこ図鑑」のイグチにはその他にも訂正されたものがあります。私が池田先生の標本を検討し、先生にお知らせした結果です。旧版でバライロウラベニイロガワリとされたものと、ニシキイグチ、アジナシアシベニイグチとされていたものです。

ちなみにナガエノニガイグチの標本は見ていません。池田先生がご自身で判断されたのだと思います。

gorosukeさんに、ちょっとお願いしたいことがありますので、またメールで連絡いたします。






Amanita sp  投稿者: nivalis 投稿日:2013/07/22(Mon) 19:39 No.2543


このきのこは、某会で以前からクロコタマゴテングタケと同定されていましたが、ずっと違うと思ってきたきのこです。で、昨日「違うと思う」と言ってしまったのですが
正直、自信はありません。



確かにツバは黄色みを帯び、テングタケ属の中では小型の部類に入ります。
けれど、青木図版で傘のイボは暗褐色、北陸のきのこ図鑑でも灰褐色の外皮膜の破片、とあり
黄色の外皮膜の破片を持つこのきのこはクロコタマゴテングタケではないと思っています。
いかがでしょうか?

また胞子については
青木図版では7〜10×6〜7μmで図は類球形です。
北陸のきのこ図鑑では球形から類球形とあり7.5〜9.5μm又は7.5〜10×7〜8.5μmとあります。
本菌は類球形から楕円形で(6.6)7.2〜8.6(9.9)×(4.9)5.5〜6.7(8.0)μmです。

また
青木図版の2ページ目にクロコタマゴテングタケについて『植物研究誌 第33巻11号 p347に図と解説がある』と記載されています。
どなたか、この資料をお持ちの方はいらっしゃいませんでしょうか?





Re: Amanita sp   こうとく - 2013/07/22(Mon) 22:45 No.2544

お久しぶりです。

資料もっていますので、あとでメールいたします。

写真のキノコは柄が灰色ですから、クロコタマゴテングタケとは違うでしょうね。




Re: Amanita sp   gorosuke - 2013/07/22(Mon) 23:09 No.2545

nivalis 様

以前にもクロコタマゴテングタケについてこちらで話題にされたことがあったように記憶しておりますが、今回写真を改めて拝見してその訳がわかりました。参考になるかどうか自信はありませんが私達が地元でクロコタマゴテングタケと呼んでいるものの写真を見てください。北海道産のものとはずいぶん違います。先輩や師匠からそう教えられてきただけで確認はしていないのであくまでも参考ということでお願い致します。





Re: Amanita sp   nivalis - 2013/07/23(Tue) 22:02 No.2547

こうとく 様
ありがとうございます。

またメールくださった方々に厚くお礼申し上げます。

>写真のキノコは柄が灰色ですから、クロコタマゴテングタケとは違うでしょうね。

実は、最初に投稿した写真は翌日に撮ったもので、採集現場で柄の色はもっともっと色が薄かったのです。時間が経ったり、老成すると柄の色が濃くなるようです。
また、No2543に投稿した写真では解り難いのですが、ツバから上部はダンダラ模様で、どうもキリンタケ節のきのこのようです。丸山さんがヒメテングタケ(仮称)としたきのこと同種ではないかと思います。兵庫きのこ研究会の掲示板から、丸山さんのヒメテングタケ(仮称)にたどり着きました。

gorosuke 様

クロコタマゴテングタケの写真を見せてくださり、ありがとうございます。
コタマゴテングタケのツボは、「そうそう、これよねっ」って感じで写真を拝見しました。
私の写真のきのこは
黄色の外皮膜の破片もそうですが、クロコタマゴテングタケのツボの状態とも違いますね。

>以前にもクロコタマゴテングタケについてこちらで話題にされたことがあったように記憶しておりますが、

え?そうでしたっけ・・・シロコタマゴテングタケなら覚えているのですが・・・
もしそうでしたら
クロコタマゴテングタケを投稿してくださった方に申し訳ないですね、ごめんなさい。






タマゴタケ大量発生  投稿者: konpas 投稿日:2013/07/21(Sun) 15:41 No.2539

こんにちは。

時々遊びに行っているところに,初めてきのこ撮影に行って来ました。

20m間隔くらいで至るところタマゴタケだらけでした。過去25年分以上のものをここ一カ所で見られました。他のきのこは種類も数も少ないのに,タマゴタケだけが大量発生でビックリしました。

他にはミヤマタマゴタケ,カッパツルタケ?,ハナビラタケなどあり楽しむことができました。
でも,持ち帰り禁止なので,撮影だけして帰ってきました。
実は,撮影開始をしたら,すぐに「森の案内人さん」が寄ってきて,「持ち帰ると子供達へ見せられなくなる」と言われたので,持ち帰ることができなくなりました。
「動物,植物採集禁止」の立て札もありました。が,少しだけ持ち帰ろうかな?と思っていたのです。ネットでこんなこと書いたらまずいかな。





Re: タマゴタケ大量発生   nivalis - 2013/07/22(Mon) 10:26 No.2542

>「動物,植物採集禁止」の立て札もありました。が,少しだけ持ち帰ろうかな?と思っていたのです。ネットでこんなこと書いたらまずいかな。

 特に文化財指定の場合は申請書を出して採集許可を取らなければなりませんので、きのこと言えど禁採集です。「動物,植物採集禁止」とある一般の公園では、管理人さんにきのこの採集はOKか聞いてから採集するのがマナーかと思います。その場合にも市や県に採集許可(入林許可申請にキノコ採集も何本以内にする旨記載)申請とその公園にどんなきのこが発生していたかなどの資料提出を条件にすると、許可は比較的取りやすいと思いますので、「動物,植物採集禁止」とある公園では入林許可申請を出したほうが良いと思います。「少しだけ」の気持ちもわかりますが、そう言う人が多くなると問題なワケで、許可証がない、管理人さんのOKがない場合は「キノコ撮り」だけにとどめておきましょう。

今年は、テングタケ科のきのこが豊作の兆しですね。
こちらは残念ながら少雨のため、きのこは全然・・・といった感じです。
きっと、今に爆発するぞ〜・・・なんて期待しているのですけどね。
羨ましいです。




Re: タマゴタケ大量発生   konpas - 2013/07/23(Tue) 05:41 No.2546

nivalisさん,率直なご意見ありがとうございます。
参考になりました。次回撮影に行ったときには,管理時事務所に「きのこの撮影をしたい」とお願いすることにします。

今後もいろいろ教えていただけると幸いです。よろしくお願いします。





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